2017/06/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
まだ20歳代と若く、上顎の歯がほぼ残根状態の患者さんがいました。下顎の歯も前歯部以外はほぼ残根で歯科治療に極度の不安を覚えているようでした。今まで、ほぼ歯科医院にかかったことはなく、今では抜かなければならないような歯を多数抱えています。でも、いきなり抜歯の事を説明し、抜いてしまったら辛いですよね。。。
そのような口腔内の状態の方は、心に傷を負っている方が多いと思います。精神的に拒食症や逆流性食道炎を患い、酸蝕症などで歯牙が崩壊するケースもあったりしますからね。。。できるだけ患者さんの要望を聞いて、当院の処置方針とすり合わせていくことが大切と思っております。処置は変わらないにしても、その方から頼られている感じはひしひしと伝わります。僕らもこの状態を何とかしなければと考えています。
残根状態の歯を抜かずに入れ歯をセットするという事は、今後、咬合圧がかかった時にかなりのリスクを負って製作することにはなりますが、患者さんの気持ちを最優先に、きちんとそのリスクを説明した上で、できるだけの配慮はしていきたいです。
2017/06/24
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯治療に重点を置いて土曜日の午後から入れ歯専門外来を開設して、もうすでに1年半程、経過しました。この外来に来られる方は、土曜日の午後という時間のためか、かなり遠方の方だったり、症例的に難しい患者さんであったりします。
もともと僕は入れ歯診療が大好きで大学卒業後は大学病院の入れ歯の講座に10年間在籍し、入れ歯治療に励んでいました。それから、紆余曲折を経て新潟駅前通りのこの場所に開院したのですが、数年前から入れ歯に特化した時間を設けたくてこの入れ歯専門外来の開設に至ったのです。幸いこの場所は、新潟市のオフィス街であるため、土曜日の午後は会社もお休みのためか、若い会社員の患者さんが少なくなります。この時間に時間のかかる大好きな入れ歯診療をとことん、突き詰めていくことができることは本当に嬉しいです。
でも、最近はこの時間に急患や新患が入ることが多くなってきたため、この入れ歯専門外来のある土曜日と、訪問診療に頻繁に行く月曜日に歯科大学から代診の先生に来て頂いております。彼は笹川先生といい、私の母校の後輩です。非常に優しく、ユーモアもあり診療も丁寧です。患者さんへの説明もしっかりしてくれています。僕は安心して患者さんの診療をお願いしています。
ますます、当院の環境は人員的にも充実してきました。でも、これで満足することなく、もっともっと発展していけるよう頑張っていきます。
(写真の一番後方に写っている、男性が笹川先生です。優しくて素晴らしい先生ですよ。)
2017/06/21
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の痛みは、粘膜に強く当たっているから起きることが多いのですが、それはどういうときに起きるのかを見極めるのはとても大切です。入れているだけでも痛い場合は、粘膜と入れ歯の内面の適合が良くないからだと思いますので、その場合は入れ歯の内面を調整するのですが、噛んで痛い場合、つまり機能させると痛い場合は、咬合に問題があるかと思います。その場合は、咬合調整をしっかりやっていくことが大切です。案外、どこかが早期接触している場合は多いですからね。。。でも、総入れ歯に近い入れ歯の場合、なかなか判断が難しいです。そのため、僕は何はともあれ、咬合から診査させていただき、その後に入れ歯内面のチェックをするようにしています。
2017/06/21
2017/06/20
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯やそれに近い状態の部分入れ歯を作る時に、咬み合わせを決める作業が必要となります。自分は入れ歯製作を一生懸命やっていますが、この作業が一番大変です。
中には、下顎や舌に不随意運動があって、位置の定まらない人もいるのですね。様々なテクニックを使って何とか良い位置を決めていきますが、時間もかかります。そのため、何回かに分けてやったり、咬み合わせ治療のための治療義歯を製作したりすることもありますよ。
患者さんには、この作業が入れ歯製作のための肝心な作業と説明し、ご理解を求めることも多いです。
(写真のような咬合床を使って、咬み合わせを決めることが入れ歯の場合は多いです。)
2017/06/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
ノンクラスプ入れ歯を当院でもかなり多くの方がセットされています。この入れ歯は、金属のバネを使わない入れ歯で、非常に審美的であります。保険診療内の入れ歯だと金属のバネが前歯にかかると見えてしまうため、このノンクラスプ入れ歯を希望されるのでしょうね。ただ修理が利きにくく、設計の面でも悩まされることがあります。
例えば、残存歯に重度の歯周病がある方は、歯が抜けてしまう応力がかかりやすかったりしますし、抜けた後に増歯という処置もやりにくくチェアサイドでやるのは困難だったりすることが考えられます。この辺りの適応は誤らないようにしっかり、診査と説明の方をしていきます。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。下顎にノンクラスプ入れ歯が装着されています。)
2017/06/17
2017/06/16
2017/06/16
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先週は、虫歯予防週間で当院はクイズイベントを開催しました。そのクイズの内容で「プラーク」についての問題を出題しました。
皆さんは、この「プラーク」って何のことだか知っていますか?歯に着くモヤモヤした汚れの事で、日本語で言うと歯垢です。これは細菌の塊なんです。
これらの細菌は集まるとバリアを作ります。抗生剤などが効かないバリアで「バイオフィルム」というものです。これは、虫歯を作ったり歯周病を進行させる原因の一つで歯や歯茎の敵なのです。また、薬が効かないため、器械的に除去するしかありません。歯周ポケットに入り込んだものは歯磨きで落とすことが難しいため、是非、私達にクリーニングさせていただけたらと思います。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.T)
2017/06/15
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、入れ歯が物を噛むと痛いと来院された患者さんがいました。入れ歯もしっかりされていて、特に問題がないようでしたが、入れ歯が乗っかっている歯茎の一か所が押すと痛いようです。その部位を診てみると、レントゲン上で歯茎の下に残根と呼ばれる根っこの存在を認めました。残根の程度によっては、根の上に歯肉が被ってくることがあります。そのために、見た目ではわからないことがあるのですね。。。次回、その根っこを除去し歯肉の治りを待って、裏装(裏打ち)を今後はしていく予定です。
特に傷がないのだけれど、咬合圧がかかると元々歯のあった部位が痛いと思われる方は、案外、このようなケースがあります。気になる方はご相談ください。