2016/10/27
先日、総入れ歯をセットして2回目の調整に来られた高齢の患者さん、僕が「入れ歯の方はどうですか?」と尋ねると、「特に何も問題はありません。何でも食べられます。」と言ってくださいました。この言葉を聞いた時に、いつもホッとします。入れ歯は入れたその時より2回目の調整の時が、患者さんが実際に使用してみての感想を言ってくれるので、この時が一番重要ですね。咬み合わせの調整は咬み合わせを見る紙を使って見ることが一般的ですが、総入れ歯の場合、粘膜に乗っかってる状態なのでプカプカしており、なかなかその紙によってきちんと印字されない場合があり、ちゃんと咬んでいるのか、強く当たっているのかが解りにくいのですね。そのため、当院では紙を使っておおよその調整をした後、咬み合わせをすり合わせるためのペーストを使用して、様々な噛み合わせの運動をしてもらい微調整することが多いです。このような作業を繰り返し、噛み合わせが安定しているのを確認し入れ歯の内面を調整すると、ある程度、よく食べられる入れ歯ができると思いますよ。でも、この作業を徹底的にやると時間と回数がかかります。ですから、当院では入れ歯の装着時と2回目の調整時にはかなりの時間をかけていますよ。
2016/10/26
2016/10/25
2016/10/24
2016/10/21
2016/10/20
2016/10/19
2016/10/18
2016/10/17
2016/10/15
ある患者さんは、上顎の全部の歯と下顎の左右の臼歯部を何本か喪失し、義歯を使用していましたが咬み合わせの高さが低くなったためか、顎関節の不調和をきたしてきております。口を開けるたびに音がするのと、痛み、口が開けにくいというものですね。いわゆる顎関節症の症状です。顎関節症は咬み合わせだけが原因とはいえませんが、咬み合わせが影響していることは多分にあるのですね。
その不調和を改善するために咬み合わせの高さの調整を行い現在は落ち着いていますが、この方の咬合力は非常に強く、義歯の人工歯がかなりの速さですり減っていく感があります。再度、入れ歯を新製していく運びになりましたが今後は咬耗にある程度耐えられる人工歯を使用し、適正な噛み合わせを与えていきます。
歯の欠損があり、咬み合わせが安定していない方の中には、この方と似たような症状が出ることがよくあります。その場合は、是非、歯医者さんで診てもらうのがいいと思います。