入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯が痛いなら、歯医者さんで診てもらいましょう



入れ歯が痛くて市販の入れ歯用安定剤を使用している方がいますね。歯科医師の立場で言わせてもらうと、あまりお勧めはいたしません。なぜなら、根本的な解決に至りませんし、つけっぱなしにしているとその材料が劣化します。また、安定剤が唾液を吸い、細菌の温床になっているケースが多々あります。そうなると、それが乗っている粘膜が荒れ、義歯性口内炎になっていることもあるのですね。入れ歯用の安定剤を全否定できませんが、まずはかかりつけの歯医者さんに診てもらいましょうね。


雪の土曜日診療



最近になって、よく雪が降ってきます。今年は暖冬少雪といわれていましたが、結構降ってきましたよ。こんな日は予約のキャンセルが多くなります。でも、自然現象には逆らえませんので、できることを一生懸命やろうと思いますよ。
今日は校友会の研修会があるため、通常の土曜日より1時間程早く終わりますが、頑張っていきたいと思います。


入れ歯の適合アップの処置



入れ歯を口腔内に入れて食事をすると、ゴマや煎餅のかけらなどが入れ歯の下に入ってしまい、そのまま噛んでいると痛いという話はよく聞きます。以前はそのようなことがなく、最近気になり出した場合は、恐らく入れ歯が乗っている歯茎が痩せてしまい、適合が悪くなっているのではないかと予想します。その場合は、リライニングといって入れ歯の粘膜に接する面に裏打ちをするとまた元のように適合がアップします。(新製が必要なほど痩せてくる人もいますが。。。)
人によってこの歯茎の痩せ方は違いますし、どの時期にそうなるとは言えませんが、誰もが経時的に痩せてくるのは止めようがありません。もし気になる方は、かかりつけの歯医者さんで診ていただくといいかと思いますよ。(写真は粘膜面の適合診査をしているものです)


歯医者さんは怖いでしょうか?



歯医者さんは怖いという声をよく聞きます。虫歯の治療で麻酔を打たれたり、酷い虫歯を先生に怒られたりしたからもう行きたくないと話す方は多いですね。確かに全く痛くないとは言いきれませんし、歯を守る立場にいる先生は、酷い虫歯を放置していたらそう言いたくもなると思います。歯がかわいそうですから。。。(実際は言えませんけど)
でも、虫歯の自覚がありながら行かなければ、さらに怖い思いをすることになると思いますよ。是非、そうなる前に健診で未然に防ぐようにすれば何も怖いことはないと思います。虫歯に自然治癒はないです。持っていても何も得することはありません。是非、早めの健診と処置をお勧めいたします。


患者さんとのコミュニケーションは難しいですね

 

どこの歯科医院でも同じことを考えていると思いますが、僕はもっと患者さんとコミュニケーションをとれたらいいなと常々思っています。でも患者さんは緊張しているためか、なかなかその人の背景が見えないことが多いです。初診・再診に関わらずできるだけ会話を増やし、その人の心を開くことから始めているつもりですが、うまくいかないことが多いです。この問題は僕の人間力にあるのかもしれませんが。。。こういうのって経験から成すべきことなのかもしれませんが、まだまだ未熟なのでしょうね。もっともっと患者さんとの距離を縮められるように頑張りますよ。


当院のスタッフは素敵です

      

昨日は雪が多く交通障害があったためか、予約のキャンセルが続出しました。仕方ないことですが、かなり空白の時間ができてしまいました。僕は技工に充てることができるので、スタッフにはお茶でも飲んでゆっくりしてもらおうと思っていましたが、彼女達はその時間にできることをやってくれていました。
主なものを挙げると、長年来ていただいている患者さんへのバースデーカード製作や、ソファシートを手作りで作っていたらしく、それを替えたり、医院内掲示物を製作して張ったりしてくれました。僕の指示は一切なく、患者さんを喜ばせるにはどうしたら良いかを常に考え、実践してくれたことが涙が出そうなくらい嬉しかったです。

よく経営者は孤独だといわれます。僕もそうだと思っていました。でも今は違うと思えます。妻以外にも多くの人に相談でき、医院をより良い方向へ導くスタッフがいてくれます。本当にかけがえのない素晴らしいスタッフです。今回の件で、僕が人生の指針としている武田信玄の名文句が思い浮かびました。「人は城、人は石垣、人は堀」ですね。これからも、皆と協力して医院を盛り上げていきたいと思います。


当院の定期健診時期

 

当院は3ヶ月に1回の割合で、定期健診とクリーニングをお勧めしています。3ヶ月に1回というのは、北欧の研究でRamfjordらが20年に渡る追跡調査で推奨しています。研究の要旨は、「患者さんが3ヶ月間隔で専門家によるクリーニングを受けることで、術後の歯周ポケットの深さや付着位置の維持は、プラークインデックスに表れる患者さん自身の口腔衛生はそれ程問題でないことがわかった」と言っています。これは3ヶ月に1回のクリーニングで歯周病は悪くなることがなく、結果的に歯を抜くリスクが格段に少なくなることを示しています。

当院もこれに従い、3ヶ月に1回のプロフェッショナルケアで予防を徹底していきたいと考えております。今まではお葉書と封書でお知らせをしていましたが、今後は重要さに気づいていただきたく思い、直接電話でご連絡したいと考えております。
我々歯科医師に歯を抜くのが好きだという人は1人もおりませんよ。是非、皆様もかかりつけの歯科医院で定期健診とクリーニングを必ず受けていただきいと思います。


雪の日の診療に思う事



新潟市は昨日から雪が降り積もり交通事情が悪くなるためか、患者さんの予約キャンセルが多かったです。ほとんどの方が電話を入れてくれて、こちらとしても仕方がない事だとは思います。毎年、この季節になるとよくあることではあります。
でも、その中で佐渡から船に乗って来てくださる方はちゃんと時間通りに来てくれました。この季節になると船が欠航するリスクがあり、海が荒れると船の揺れが大きいので、僕は来られないだろうと予測していました。でも、その人は頭に雪を被りながらも来てくれました。こちらとしては、どんな日でもその患者さんのために一生懸命やるだけですが、その方にはそれを超えた感謝の気持ちが自然と湧き起こりましたよ。
僕ら歯科医師も、やはり人間です。ボランティアで仕事をしているわけではないです。本気で治そう、悪くならないようにしようと思う人に、持てる知識と技術を発揮したいです。もちろん、インフルエンザや風邪のために無理して来る必要はないでしょうが、簡単にキャンセルをされる方が多くいることも事実なのです。今一度、治療を進めるためにも考えていただけたら幸いです。結局、最後に困るのはその患者さん自身なのですから。


患者さんがもつ入れ歯への抵抗感



患者さんが治療終了後に歯を失ったら入れ歯になってしまうので、そうならないように頑張って歯磨きをする決意表明を聞くことがよくあります。僕は、凄くいいことだと思っています。僕は入れ歯治療が大好きで得意としていますが、できるだけ入れ歯にはしたくありません。なぜなら、どんなに上手な歯科医師が入れ歯を作っても、神様が作った天然の健康な歯には勝てませんからね。だから、本当にみんなに今ある歯を残すためにも、定期健診に行っていただきたいですし、クリーニングをしていただきたいと思いますよ。
また、もし1本でも歯の欠損があって、何も処置をしていないようなら、早めに何らかの対処をしないとドミノ式に咬合が崩れていく可能性が高いです。身に覚えがある方は、かかりつけの歯医者さんに相談することをお勧めいたしますよ。


総入れ歯製作のための研究用模型



総入れ歯を製作するには、研究用模型の製作から始めます。概形印象という型取りをし、模型を作ります。その模型を研究用模型とします。模型から得る情報は非常に大事です。顎堤の吸収状態、どこに人工歯が並べたらいいのか、アンダーカット(段差)の大きさがおおよそわかるのですね。僕ら歯科医師は模型から得た情報を基に新しい総入れ歯の製作のための第一歩が始まります。
(写真は下顎の研究用模型です。必要な部分は全て採得されていると思います)