入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

村上市から来られる患者さん



今年の夏に50km以上離れた県境の村上市から来られた患者さんがいます。入れ歯で悩まれていて、当院で新製して秋口にセットすることができました。上顎は総入れ歯でしたが、下顎は前歯部のみ自分の歯が残存している部分入れ歯でした。入れ歯が乗る歯茎の状態は、吸収度が大きく困難でしたが、セット後に3回ほど調整し、患者さん本人も僕も満足いく結果を得て終了しました。それから3ヶ月経ってリコールのハガキを出させていただきました。僕は内心、遠くから来られる方なのに入れ歯が痛くなければ多分来ないなと思っていましたが、届いたその日にお電話で予約を入れてくれましたよ。正直、凄く嬉しかったです。遠くから来てくれる事もそうですが、入れ歯と残っている自分の歯を大事にしたいという気持ちが患者さんに芽生えているようでした。抜けてしまった歯を生やすことは現代の医学ではできませんが、それ以上歯をなくさないようにする事は患者さんの意識と歯科医院で行うメンテナンスでできるはず。なかなかこの患者さんのように、思いが伝わる患者さんばかりでないのが実情ですが、一人でも多くの方に解ってもらえるよう精いっぱい努力したいです。(写真と今回の内容は関係ありません)

本日5日(土)は会議出席のため休診となります。また、明日のブログはお休みさせていただきます。7日(月)から見ていただけたら幸いです。


忘年会シーズンですね



12月に入ると、忘年会やクリスマス会などの付き合いが増えますね。お酒を飲む機会が増えます。お酒を飲むと、歯磨きをしないで寝てしまうことはあるかと思います。できればそのようなことはないように、ブラッシングして寝ましょうね。(偉そうなことを言いつつも、私もたまにありますが。。。)
虫歯菌や歯周病菌は夜間寝ているときに増殖します。そのため、寝る前のブラッシングは重要になってくるのですね。是非とも、就寝時前のブラッシングは丁寧に時間をかけてやっていただきたいと思います。


虫歯に自然治癒は望めません



歯の根の中にある神経の治療は、凄く時間がかかります。特に大臼歯は神経が入っている部屋の数(根管数)が多く、完全に消毒することは技術的にも薬学的にも難しいのです。中途半端に終わらせてしまうと、後で再発や根の先に膿を作ってしまうことが往々にしてあるのです。従って、患者さんは何をしているのか解りにくいかもしれませんが、頑張って通っていただきたく思います。それこそ長丁場です。
そのあたりの説明は、僕としてもかなり時間をかけて説明しているつもりですが、なかなか浸透しない患者さんがおられます。簡単に無断キャンセルをされたりすることもあります。それも1度や2度ではないです。他院に通って治療を受けているならまだいいですが、そうではなく2ヶ月もそのまま放置していたりする方は実際いるのですね。。。
このような方には、口を酸っぱくして説明を繰り返しています。何とか解っていただきたい。誰の歯でもなくあなたの歯なのだからと常に繰り返し言う毎日です。虫歯になってしまった歯が悪くなることはあっても、良くなることはありません。自然治癒は望めないのです。そのあたりはしっかり認識していただきたく思います。


クリスマスの準備



12月を迎えて、医院の玄関先にスタッフがクリスマス仕様に模様替えをしてくれました。手作り感が満載ですが、可愛い飾り付けが狭いスペースにできてきました。まだ完成品ではなく、これからライトアップすることも考えています。このような遊び心は歯科医院の中にあってもいいかなと思います。
今週5日(土)が会議に出席のため休診となります。そのため本日は一日診療です。頑張ります。


口腔内の乾きについて

                   

加齢に伴い唾液の分泌量が減り、多数歯にわたり虫歯ができやすい人がいます。唾液の分泌量は、単なる老化現象だけではなく、内科的疾患のための内服薬の副作用の可能性もあったりします。
唾液分泌量の低下は、入れ歯の維持にも影響する場合があります。唾液による粘着性がないと、入れ歯の維持安定を得るのが厳しいです。そのような方には保湿用のジェルを使用してもらうことがありますよ。ジェルを適量取って、入れ歯の粘膜に接触する面や、舌、頬粘膜や口蓋に塗っていただくと良いかと思います。また、唾液が出やすくなるための唾液腺を刺激する体操があります。それなりに効果を得られる方がいますので、当院でも指導しています。
(写真は外部講師の沢口由美子さんを囲んで、スタッフと一緒に顎下腺という部位を刺激しています。五郎丸さんのポーズを模して刺激してみました。中央の沢口さんはちょっと引き気味ですが。。。)


今日で11月も終わりですね



今日で11月が終わりますね。あと1ヶ月で今年が終わると思うと早いですね。今年はいつもの年より秋が早くきて長かった感じがしますが、いよいよ本格的な冬になります。この時期になると、インフルエンザや風邪で免疫力が落ちて、歯周病の急性化で来院される方が多くなります。また水道水が相当冷たくなるため、知覚過敏症で歯がしみる人も増えますね。皆様は大丈夫でしょうか?気になる方は、早めに歯医者さんに相談されるといいかと思いますよ。
今年もあと1ヶ月、良い健康状態でお正月を迎えたいですね。


入れ歯の材質的な問題について



総入れ歯の口蓋部分の厚みが気になって使用していられないという悩みを抱えている患者さんがかなりいます。保険診療で通常使用するレジン床は、強度を保つためそれなりの厚みは絶対必要です。薄くするのに限界がありますし、口蓋を覆わなければ義歯の接触面積がなくなり、入れ歯は簡単に外れてしまいますものね。この部分を金属床というものにすると、かなり薄くできるので違和感が少ないです。また、使用する金属もチタンという生体親和性が高く軽いものにすると、顎が疲れず快適だとおっしゃる患者さんは多いです。(コバルトクロム合金だと重みがあるので疲れる人が多いです)そのため、当院ではチタン材料の金属床をお勧めしていますが、保険が認められないため高額です。でも、違和感の少なさや強度を考えると最適だと思います。常に使用しなければならないものなので、ご一考いただくといいかと思います。
明日のブログは、講習会に参加のためお休みさせていただきます。明後日からまた見ていただけたら幸いです。


被せ物が取れる理由は虫歯なの?

        

虫歯が原因で被せ物が取れることは確かにあります。でもそれだけではないです。個人的に、就寝時の喰いしばりや歯ぎしりが大きく関与しているケースの方が多いのではないかと思っています。就寝時に被せ物を入れた歯に過剰な咬合力が働いて、被せ物のセメント層を破壊している可能性が高いのですね。そしてある日突然、被せ物がポロっと外れてしまう。。。

去年の話ですが、恐らくそうであろうと思う人が来られて、その旨をお話したのですが、就寝時なので本人の自覚がないのですね。なかなか僕の言うことを受け入れてもらえなかったのですが、ある日、奥様から「昨日凄い音を出して歯ぎしりしていたけど大丈夫?」と言われたそうです。それからも特に何もしなかったので、2ヶ月に1回ぐらいの頻度で外れてきました。しばらく続き、さすがに本人もどうすればいいのかと思ったそうで、相談に来られました。そこで就寝時のみ装着する歯ぎしり用のマウスピースを勧めました。本人にも納得していただき製作に踏み切り、セットして1年ほど経ちますが、それからというもの被せ物が外れることは一度もないですよ。今ではメンテナンスの時だけ、口腔内の清掃とマウスピースの調整だけで済んでいます。

この過剰な咬合力を持って、就寝時に歯ぎしりをされているなと思う人は少なくないです。歯を見ると咬み合わせの部位が異常に摩耗しているのですね。そのような患者さんに被せ物を入れてもかなりの頻度で外れるケースをいっぱい見てます。中には歯根破折という自分の歯の根も割ってしまい、保存が無理な人もいます。是非そうならないよう、心当たりがある人は検討していただいたらいいかと思います。
(写真は歯ぎしり用のマウスピースを模型につけてトリミング中のものです)


当院のスタッフルーム



当院のスタッフルームは院長室と一緒です。昼ご飯は皆で一緒に食べます。当院は基本的に昼休みが1時間程しかないため、あまりゆっくりしていられませんが。。。
でも、割と午後2時から4時くらいまでは患者さんが少ないため、ここでお茶をしたり会議をすることもありますよ。少しでもスタッフがくつろげるよう内装は変化をつけていきたいなと思います。


新しい家族



あまりプライベートのことはブログに書かないようにしてますが、嬉しいことがあったので書かせていただきます。
私の家に新しい家族、黒色トイプードルの子犬がやってきました。まだ生後2ヶ月半、乳歯が生えてきているようで、あちこち噛んで家内を困らせています。非常にやんちゃで、オテンバ娘ですが可愛くて仕方ないです。この子の名前は小春といいます。
7月に小町というシェルティ犬が11歳で亡くなり、何となく家の中が寂しかったのですが、この子が来てなんか明るくなったと思います。小町は晩年は歯槽膿漏にも悩まされていたので、この子は絶対そうさせないよう今からしっかりケアしていきたいと意気込んでおります。頑張りますよ~。