2022/08/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯によってできた咬合や歯列は、天然歯のものとは違います。
天然歯のものに似せて歯を並べても、その支えとなる歯茎は歯を抜いている以上は痩せてしまうので同じようには並べることが不可能なのですね。
この歯茎の吸収は歯を抜いている以上はどうしてもあります。
生理学的な吸収なのですね。
ですから、その骨吸収を防ぎようがないのは事実です。
痩せた歯茎に合わせて上下の歯の位置を決めて人工歯を並べて作るため、歯の大きさも天然歯のものよりも小さめになりますし、位置関係も変わりますね。
与える咬合によっても人工歯の形態は変わります。
また、それに伴い人工歯の大きさも変わります。
それはどうしても必要なことでもありますね。
患者さんの中には、天然歯と同じような人工歯が並び、何でも食べれると思われている人がいますがそれはありえないのが現実でもあります。
それでも歯がないままでいるよりは、咀嚼能率の改善は図れると思うので一緒に良いモノに慣れるように頑張っていきたいと考えます。
2022/08/07
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
保険の入れ歯は、どうしても材質的な制約があって金属を使うのにも限界があります。
金属を使えないことによって生じるデメリットというものは正直あります。
例えば上顎が総入れ歯で下顎がほぼ自分の歯が残存している方というのは、割と多くいます。
その場合、上顎の歯槽骨はどうしても歯を失うことにより歯槽骨は吸収してきます。
しかも上顎の場合は、頬側の骨から吸収が始まります。そうなると、下顎はほぼ残存していて骨の吸収がないのに、上顎はかなりアーチの小さい歯茎に歯が並ぶため下顎の残存歯に合わせて歯を咬合させると入れ歯の正中部に応力がかかるため、真ん中で割れるケースを何度も見ております。
保険の総入れ歯だと補強線というもので何とかしようと試みますが、所詮はワイヤー程度の金属が入れ歯の中に組み込まれるだけなので、あんまり意味がないです。
以前このような方には、この状況を根気よく説明させていただき、生体親和性の高いチタンを使い金属床の入れ歯を製作させていただきました。チタンは他の金属に比べても硬く、軽いためすごく喜ばれました。
その後、入れ歯が割れることもなく1年たった今も快適に使用していただいております。
また、逆に保険の入れ歯だとクラスプという金属のバネが欠損の関係上、前歯にかけなければならないケースがあります。
前歯だといかにも入れ歯というのが解ることが往々にしてあります。
その場合、ノンクラスプデンチャーという金属を使わないで審美的に見せることができるものもあります。
一見、保健の入れ歯の色に似ていて、単純にクラスプを外しただけのように見えますが、実際は違います。
ピンク色の床と言われる部位は保険のものと比べて柔らかく弾力があります。
また、歯間部にその歯肉色したものが入り込み、クラスプに代わって維持を図るわけです。
審美的にもかなり満足いただけるのではないかと思いますよ。
いずれにしても自由診療の入れ歯は保険診療内の入れ歯に比べて丈夫で審美性が高いです。
入れ歯は毎日使用するものです。
生活の質の向上のためにも、考えていただけたらと思います。
(写真はノンクラスプデンチャーです。)
2022/08/06
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯だとわかりにくいものを作るとなると、総入れ歯のほうが見た感じはわかりにくいですね。
なぜなら歯並びはきれいですし、歯肉の部分も歯肉に似たピンク色で作るので形態的にはきれいです。
しかも、維持は完全粘膜負担なのでクラスプという金属のバネを使用しませんからね。。。
でも総入れ歯は維持を粘膜に求めるので、お話をするときや食事をするときに適合が悪かったり、咬合が悪く不安定だと外れやすいのですね。
つまり、入れ歯が落ちそうになって初めて、他人にばれるということが総入れ歯には起こりやすいのですね。
部分入れ歯の場合は、保険診療内ですと維持を残存歯牙に求めます。
残存している天然歯牙に金属のバネをかけることによって保つので外れる心配は総入れ歯と比較すると少ないです。
でも、部分入れ歯の場合は、その歯牙に金属のバネをかけるため、それが前歯だったりすると、形態的に他人から見えやすくなってしますいます。
そのような、お悩みのある方は、ノンクラスプ入れ歯と言われるものをお勧めすることがあります。
この入れ歯は自由診療となりますが金属のバネが見えることはなく、形態的にも他人からはわかりにくいものと思われますよ。
前歯しか自分の歯がなくて、そこにどうしても金属のバネがかかる場合は特にお勧めですね。
でも、歯周病が中等度以上あるのなら、かえって悪化させてしまうこともあるので注意が必要ですね。
その辺りはしっかり診査をしてから製作に入るようにしています。
(写真は上顎両側臼歯部にノンクラスプ入れ歯が装着されていますが、金属のバネを使用していないため目立ちません。金属の代わりに特殊なプラスチックで糸切り歯の歯茎を覆って維持を図っています。ノンクラスプ入れ歯は自由診療となります。)
当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは
2022/08/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、このブログを読んでいる方から「秋田の方から来られている方は、まだこの医院に通われていますか?」という質問を受けました。
その方は、以前からこのブログを読んでいてくれているのですね。
本当にありがたいことです。
そのブログに書かれていた秋田から来られていた人は、一通り治療を終えております。
部分入れ歯を当院で新製されて、非常に喜んでいました。
残存歯のメンテナンスを当院では主にやっていましたね。
でも、その矢先にコロナ禍になってしまいましたね。
もうかれこれ3年以上前になりますかね。
そして、その患者さんから、「コロナ禍になって、なかなかこちらに来ることができないのでどうしましょうか?」という質問を電話で受けましたので、僕は「本庄市の〇〇歯科医院というのがあるのですが、私が過去に勤務していた大学病院の医局の後輩が開業していますので、もし、良かったら診てもらってください。」と返答したところ、「解りました。ありがとうございます。そこに、行ってみます。」と言われました。
僕は、その後輩の歯科医院にこの患者さんの紹介状を書き、今はそこの歯科医院に通院しているかと思います。
このコロナ禍になって、他県からの患者さんは少なくなりましたね。
県をまたぐ移動はやはり怖いですからね。
残念ですが、仕方ないことではあります。
しかしながら、もうこのコロナ禍になって3年目ですね。
本当にいい加減に収束してほしいものです。
それこそ、このコロナ禍で歯科医院に通えなくなってしまった人という方は少なくないかもしれませんね。
でも、歯に自然治癒は見込みにくく、虫歯や歯周病になってしまった場合、セルフケアでその進行を止めることはほぼ無理なものです。
となると、コロナ禍が明けてから治療やメンテナンスを再開しようとすると、もしかしたら抜かなければならないようなことも起きるかもしれませんね。
もし、治療途中であったり、歯周病のメンテナンスを行ってないような方は早めに歯科医院で治療を再開されるのがいいかと思います。
歯科医院での感染はほぼないと言ってもいいです。
そのぐらい、滅菌・消毒はどこの歯科医院でもしっかりやられていますから。
どうぞ、今の歯を大切に考えていただけたらと思います。
2022/08/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯が機能するようにしなければいけないとは思いますが、これは歯科医師の努力のみではどうにもならないことが多いものです。
患者さんにも協力していただきたく思います。
それは、先ずは使っていただくことが大切です。
もちろん痛くて入れてられないのに無理をさせようとは思っていませんが、普段お口に入れてお話しするときに痛みがあるという人は少ないものです。
咀嚼や嚥下させると痛みや違和感があるという方がほとんどなのではないでしょうか?
となると、当院では極力、お話しするときは装着してお話しするように説明していますね。
もちろん、そのような使い方でずっと過ごしてもらうわけではないですが、慣れる意味を込めてお話しするときは装着してお話しするように勧めます。
次第に使用していくうちに、違和感は消えていくことは多いですし、慣れると逆に入れていないと違和感が出たりもしますからね。
調整はきちっとやらせてもらいますが、使えるようになる努力は患者さんにも協力をいただきたいものです。
当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは
2022/08/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、まだお若い男性が上顎前歯4本を欠損されている方が来ました。
そこには保険診療内で製作されたと思われる入れ歯が装着されていました。
欠損部の後の歯にクラスプという金属のバネが掛かっています。
これは、もちろん保険診療内では問題ない設計で金属のバネを使用しないわけにはいきません。
このクラスプがないと入れ歯の維持は上手く行きませんからね。。。
しかしながら、その入れ歯はあまり適合は良くなく、審美的にもきれいとは言えない感じでした。
患者さんは、作り替えたいようでしたが前歯に金属のバネが見えるので、見えないようにしてもらいたいとの希望がありました。
そのような方の場合、当院ではノンクラスプ入れ歯をお勧めすることが多いです。
でも、この入れ歯は保険診療内で製作することはできません。
しかしながら、金属床の入れ歯に比べたら割と安価ではないかと僕は思います。
僕は、その患者さんに「このノンクラスプ入れ歯は今まで金属のバネが掛かっていた部位に金属のバネに変わってピンク色の床と言われるものが残存している歯の歯茎を覆います。金属のバネを使用しないので非常に審美的です。保険で使用されているものと違って、柔らかい素材で弾力があります。出し入れする時は弾力があるためそれが維持にも役立ったり、外すときにも楽に外せます。」と言いました。
その患者さんには、このノンクラスプ入れ歯が非常に魅力的に感じられたのでしょうね。
すぐにこのノンクラスプ入れ歯を決断してくれましたよ。
しかしながら、このノンクラスプ入れ歯が全ての症例で適応ということはありません。
歯周病がある方には、この弾性による把持力が裏目に出てしまい着脱する際に歯を揺さぶって引き抜きの力が働いてしまうこともあります。
そのため、歯茎の点検は必須であるかと思いますし、動揺がすでにある方には不向きなものと思います。
ご希望の方は、その辺りもしっかり診査してから、製作に入るようにお勧めいたしますよ。
2022/08/01
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
抜歯後に現在使用中の入れ歯にその抜歯部位に人工歯を足す作業、つまり「増歯」という修理作業をすることがあります。
これは、残存歯が重度歯周病や重度虫歯により保存が困難なため、その部位に歯を足して一応歯があるように見せかけたり、機能できるようにするためのものです。
これで済むようならば、作り替えをしなくても良いかもしれませんが、どうしても抜歯した部位は傷の治りと共に骨吸収を起こすため、作り替えをしないにしても、内面に裏装という裏打ち処置がゆくゆくは必要になりますね。
ですから、抜歯して増歯の処置で終わりということはほぼないですね。
また、どうしても既存の入れ歯に歯を足すので継ぎはぎの入れ歯になるので、あまりきれいではないです。
その辺りが気になる方も多く、その場合は新製されることをお勧めしていますよ。
先日も、上顎の前歯が2本残存していましたが、重度歯周炎のため抜歯し増歯して内面に粘膜調整剤を敷きました。
形としては総入れ歯ですね。
その方は、初めからそのことはよく理解しており、傷が治ったら新しく入れ歯を作りたいと仰っていました。
その際には、保険外で入れ歯を作りたいという希望があります。
自由診療で入れ歯を製作することはもちろんできますし、その方がメリットは多くありますね。
しかしながら、作り出すタイミングは抜歯部の傷がしっかり治ってからが基本ですので、そのことを含めて時間がかかることは了承していただきました。
そのタイミングを間違って製作に入ってしまうと、入れ歯の維持安定に大きく影響を及ぼすので注意して製作していきたいと思います。
2022/07/31
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では診療に入る前にユニットに座ったならば必ずPOICウオーターで洗口してもらっています。
このPOICウオーターはタンパク分解型除菌水と呼ばれます。
口腔内の除菌、消毒、ウイルスの不活化を図るには非常に良い物です。
POICウオーターは口腔内のバイオフィルムを破壊し、その中にいるばい菌を叩いてくれます。
僕は、どうしても歯周ポケット内に入ったプラークは歯ブラシをかけても、そのポケット内にはほぼ届かず、その部位の清掃には何が良いのか考えていたところ、このPOICウオーターに辿り着きました。
POICウオーターは次亜塩素酸水の一種で、ボトル内では次亜塩素酸イオン水です。
口腔内に含んだところで、口腔内の有機物と結合し次亜塩素酸水に変わる理にかなった物です。
最初はアルカリ性で口腔内に含むことによって、酸性に傾き中和されていきます。
口腔内に入れて初めてばい菌やウイルスに対して有効なものと言えます。
20秒ほど洗口していただくと効果があります。
もちろん、使用としては入れ歯の洗浄にも可能です。
これは口腔内の除菌やウイルスの不活化に対して、相当な力を発揮するため、このコロナ禍の感染予防としてこれを購入していく人も多いです。
POICウオーターはホームケアとしてご購入することも可能ですので、気になる方はご相談ください。
もし、ご希望であるならば当院スタッフにご相談ください。
※POICウオーターは、当院では通信販売はしておりません。もし、ご要望であれば、ご面倒かもしれませんがご来院願います。
2022/07/30
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
自由診療で入れ歯の製作を求められることも多くなってきました。
例えば自分の歯が何本か残存している方の入れ歯は部分入れ歯となりますが、この場合はノンクラスプ入れ歯や金属床の入れ歯が多いです。
自由診療で行うことによってさまざまなメリットがあるのは確かですね。
入れ歯の設計や使用する材料においては保険診療では無理なものというのも存在するのは事実ですから。。。
ノンクラスプ入れ歯は保険診療内では金属のバネがかかるところに、金属でない特殊なプラスチックがかかることにより目立たなくさせることができます。
それにより大きく笑った時にも入れ歯だとわかることはないかと思いますよ。
また、金属床入れ歯にすることにより自由な設計から歯牙の負担を極力少なくし、違和感の少ないものにすることもできます。
もちろん、この金属床の金属は上顎の場合は口蓋部分に、下顎の場合は舌側部分に置くので見えることはないですよ。
このノンクラスプ入れ歯と金属床入れ歯のハイブリッド型もあるので考えてもらえたらなと思います。
保険診療内では不可能なことが自由診療になることにより可能になるものもあります。
もちろん100%満足されないこともありますが。。。
もし、気になるようであればご説明しますので、お口の中を見せていただけたらと思います。
2022/07/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯を使用中の方は解るかと思いますが、総入れ歯で何でも食べれるかというと正直、難しいと思います。
総入れ歯は歯が一本もないため、部分入れ歯のように残存歯に維持を取ることはできません。
つまり粘膜負担になるのですね。
ということは、部分入れ歯よりも安定を図るのが難しい状況になると思います。
総入れ歯を安定させるのには顎堤の状態、口腔周囲の筋圧による安定と、唾液による粘着力も必要です。
条件が良ければ、それほど難しくなく作ることができますが、条件が良いという人も決して多くはないです。
というよりも、ほとんどの方が高齢者であるため条件が悪いものです。
なぜなら高齢者の場合、こちらの指示の声が聞こえないとか、意思疎通が難しいという人もいます。
中には、基礎疾患を抱え薬の副作用で舌や顎の不随意運動がある人もいます。
また、唾液が出にくく口腔内が常に乾燥状態という人もいます。
そうなると製作が、非常に困難です。
そうなると適切な咬合関係を得るのは至難の業です。
僕たちは、この総入れ歯を安定させるために、型取りや咬み合わせ決めを行いますが、なかなか簡単にいかないことの方が多いです。
そのため、時間はかかりますし、時間をおいてもう一回、やらなければならないこともあるかと思います。
でも、そうやることによって精度は上がっていきますが。。。
また、この総入れ歯をセットしてから、使いこなせるようになるための時間も相当かかりますね。
総入れ歯になると、歯があった時のようには食べれない、喋れないということが起きやすいのは知っておいてほしいと思います。
もちろん最大限は努力いたしますし、ご満足いただけるように頑張って行きます。
当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは