2018/03/21
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院は入れ歯診療のみならず、予防にも力を入れております。
入れ歯と予防ってなんか、相反するモノなのではないかと言われますが、そうではないです。
入れ歯と言っても多くの方は全部の歯がなくなっている総入れ歯ではないです。
一本以上、歯が残っている方がほとんどですよね。。。
歯のない部分は入れ歯であったとしても、自分の歯が保存可能であるなら、それは重度の虫歯や重度の歯周炎出ない限り、残した方がいいはずです。
入れ歯を極力作り替えないようにするのは、歯を抜かないことだと思うのです。
できるだけ維持できるように、是非、定期健診と歯のクリーニングにいらして下さい。
2018/03/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
元々、僕は大学6年生の時に、総入れ歯の実習で担当してくれた先生に憧れて総入れ歯の教室にお世話になった経緯があります。
僕が大学を卒業し、総入れ歯の医局に大学院生として在籍させていただき、その先生からは総入れ歯の排列や補綴学の勉強を教わりました。
当時は本当に入れ歯のことは何も解らないので、その先生の後を着いて歩いてました。
入れ歯に関する様々な本を読まされました。
そして、それについて口頭試問をされるものだから、真剣に読んだ記憶があります。
そんな事を繰り返すうちに、自分の中で知識と技術が積み上げられているのを何年かすると感じることができました。
また、大学は研究機関でもあるので、論文の書き方や研究データの見方なども教わりながらやっていました。
そして4年間で博士論文を書き、学位を授与して初めて講座の正式な助手となり、それから6年間入れ歯の講座に籍を置いて講師になった次の年に、大学を去りました。
その理由としては、いずれは開業医になりたいとも思っていたので、大学以外の環境も見てみたいと思ったのと、入れ歯やブリッジなどの補綴学以外の症例も最初から最後までやってみたいと思ったのですね(アルバイトなどで、ある程度経験はしていましたが。。。)。
でも、自分の得意分野である入れ歯患者さんが多くて、やり甲斐のある所はないかなと考えたときに、いろいろ探してみると佐渡島の病院歯科が歯科医師を募集しているのをインターネットで知りました。
そこに連絡を取り、面接をし、すぐに採用が決まりました。
そして3年間、佐渡島で一般歯科治療をやっていました。
ここにいた3年間は、凄く大変でした。
重度の虫歯や歯周病により、歯を抜かなければならないような人が多く、一日に80人ぐらいの患者数をこなしていましたよ(ドクターはもう1人いましたが。)。
ここで埋伏歯の抜歯や、歯周オペ等もやらせていただき、勉強にはなりました。
でも、一つ後悔するのは、ここで予防という概念は自分自身、ほとんど持たなかったです。
子供でも虫歯の数は多く、平成の子供としては珍しい程の重度の虫歯の子が多かったですよ。
こんな現実を見ても、予防は歯科衛生士に任せて、自分は好きな入れ歯と虫歯の修復や抜歯や根の治療という感じでした。
この時に、こんなに虫歯ばかりで、なんとからないのだろうか?虫歯や歯周病を起こさせないようにするにはどうしたら良いのか?と真剣に考えることができれば、今頃はもっともっと予防に長けていられたのかもしれないと思います。
正直に話すと、3年したら新潟市に戻ろうと思っていたこともあり、新潟市はここまで酷い虫歯や歯周病の人はいないだろうと、タカをくくっていたところもあったのでしょうね。。。
実際、新潟市で勤務医をしてみると、子供の虫歯は確かに少ないですが、大人の虫歯や歯周病の程度はそれほど変わりませんね。。。
自分が入れ歯を得意としているから、そういう人が多く集まってくるのかもしれませんが。。。
でも、入れ歯と言っても、ほとんどの人は部分入れ歯ですね。
つまりは1本以上、自分の歯が残存しているわけです。
その歯は歯周病かもしれませんし、虫歯かもしれませんね。
でも、抜かなくて良いような歯なら、もちろん残すようにしますし、それを長持ちさせるにはそれ相応の努力が必要なのですね。
つまりは、患者さんによる日常のホームケアはもちろん定期健診とプロフェッショナルクリーニングです。
これをしっかりやっていけば、多くの方はその状態で長くいられて、入れ歯を作り替えなくても良いことが多いですよ。
入れ歯を再製しなければならない、最大の理由は歯を抜くことなんですから。。。
無くなってしまった歯を元に戻すことは、現代医学ではできません。
その部位は入れ歯に頼るしかないケースは多いですが、良い入れ歯を作ったならば、できるだけ作り替えないように残存歯を悪くしないように、予防に励みましょう。
それが、一番大切です。
2018/03/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯を何本か失い、入れ歯を作ってほしいという依頼で当院に来られる方は多いです。
正直、僕は入れ歯は得意としているところですし、入れ歯製作は大好きです。
でも、入れ歯を作って装着して、痛みがなければそれで終わりというわけではないのです。
数本でも歯が残っていれば、歯のメンテナンス(定期健診)は絶対に必要です。
まして、若い世代で歯を無くしてしまった人は、歯が全部ある人に比べて歯周病や虫歯になるリスクが高いのですね。
このことは事実なので、よく知ってほしいです。
そのまま、歯が痛くないからという理由で健診に来られない方は、部分入れ歯を装着した方に本当に多いです。
部分入れ歯を装着したということは、自分の歯が何本かは残っているわけですよね。
そして、何年かしてまた、歯周病が悪化したり重度の虫歯になってしまっているため、その歯が抜けてしまったり、抜かなければならない状況になっていって、結局は入れ歯の作り替えをする。。。
その際には、もっと大きな入れ歯になっている。。。
これってなんか虚しくないですか?
日常のホームケアはもちろんですが、しっかり歯科医院で定期健診とプロフェッショナルクリーニングを受けていれば、そんなことにならずに済んだのになあと思われる方も、大勢います。
入れ歯の咬み合わせは、自分の歯である天然歯には絶対にかないません。
それこそ、総入れ歯になったら現状よりも大変ですよ。
口蓋は全て覆われ口の中が入れ歯で満たされるため味覚は落ちるし、発音はしにくいし、咬んでも力は入りにくいし。。。
無くなってしまった歯を取り戻すことは、現代医学ではできないのですよ。
無くなったら、また入れ歯を作ればいいやと思っている方は、本当に要注意なんです。
どうかその事実に早めに気づいて下さい。
歯を失うということは、オーラルフレイルの考えからも要介護状態に近づいていくことに繋がりますから、若いうちからしっかり予防していきましょう。
2018/03/02
2018/02/16
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨日、2回目の入れ歯の調整に来られた患者さんがいました。
特に問題がなくよく食べれて、凄く嬉しいと仰ってくれましたよ。
僕も嬉しかったです。
一応はこれで一旦、終了となりましたが、もう二度と来なくても良いというものではないですね(当たり前ですが)。。。
「残存歯も2本ありますので、それをケアしつつ入れ歯も良い状態で保ちましょうね。そのためには日常の歯磨きが大切なのですが、3ヶ月に1回は定期健診とクリーニング、入れ歯の調整に来て下さい。」と伝えました。
自分の作った入れ歯が気に入ってもらえて嬉しいのは事実ですが、これ以上、作り替えたくないと思うのも、また事実です。
これ以上、歯を抜かなくても良いように、そして入れ歯を作り替えなくても良いように、一緒に頑張りましょうね。
2018/02/06
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、3年前に当院で上顎の総入れ歯を入れて、下顎は歯周病ではありますが、ほぼ全ての歯が残存していた方が来られました。
3ヶ月後の定期健診の案内は出していたのですが1回のみ来られて、その後は音沙汰がなかったのですが、久しぶりに来院されました。
その際にお口の中を見させてもらったら、かなりショッキングな口腔内になっていました。
下顎前歯部は一本歯が抜け、第二小臼歯が急性の歯周炎で腫れあがっていました。
他の残存歯には多量の歯石が付着し、全体の歯周病も悪化していました。
恐らく今の状態で処置を始めても、保存できる歯はかなり少ないです。。。
本人が言うには、「忙しくて、怠けてしまいました。」とのことです。
もうちょっと前に、きちんと通ってくれればこんなに悪い状態にはならなかったと思います。。。
どうか、自分の歯を守るために何が大切なのかよく考えていただきたいです。。。
入れ歯を入れている現実は現実として、変えようがありませんが残存歯があるのならばそれを守るためには、日常のケアと定期健診が本当に大切です。
一緒に頑張りましょう。
2018/02/01
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
医院の目標として、当院は入れ歯治療と予防に重きを置いて頑張っています。
入れ歯と予防って真逆の位置にあるのではないかと言われることもありますが、僕はそう思いません。
なぜなら入れ歯の作り替えの多くは、部分入れ歯の支えになっている歯が抜けていくことで、さらに大きな部分入れ歯や総入れ歯を作ることが本当に多いのですね。
僕は一生懸命、作った入れ歯をもう一度作り替えることほど虚しいモノはないと思います。
過去には入れ歯を新製して、それが痛くないと言われれば正直、それで満足していた時期もありました(入れ歯を得意としている先生には、そのような傾向があることは否めません。。。)。
でも、この考えだけだと入れ歯は長持ちしないのですね。
残存歯も歯周病が進行するか、重度の虫歯になることが多いです。
入れ歯を作るために、抜かなければならない歯はもちろん抜きますが、持たせられる歯は持たせて、入れ歯装着後もしっかりと保存できる歯科医療が一番大切です。
そのためには、患者さんへのホームケアの指導、定期健診、プロフェッショナルクリーニング、入れ歯の点検と調整が大切なのです。
患者さんにはご足労をお掛けいたしますが、そうすることで歯を守れるのですね。
実際、そうすることによって、何年も歯を抜かずに良い状態で維持できている患者さんが増えました。
もっともっと多くの人に解ってもらえるよう、スタッフ全員で今後も頑張っていきたいと思います。
※平成30年1月29日(月)~2月3日(土)まで、デンタルチェアの増設とスタッフルーム改装のため休診となります。(この間は基本的に休診となりますが、事前に予約をしていただいている患者さんに対しては、そのスペースを確保していますのでご安心下さい。)。大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。なお、2月5日(月)からは通常通りの診療体制となります。
2018/01/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
新しい総入れ歯を作って、それに痛みがないと定期健診に応じなくなる患者さんがいます。
痛みがないのに、なぜ行くのかという問いを受けることがありますが、歯を失った以上はその歯茎は少しずつ吸収していきます。
最初はわずかかもしれませんが、時間の経過とともにその吸収のため、入れ歯が緩くなるのですね。。。
この歯茎の吸収は生理的なモノで、それを止めることは不可能です。
あまり緩くなると、入れ歯の適合があまく、入れ歯と粘膜の間に食物が入っていきます。
そのまま咬んでいると粘膜が荒れ、痛みを起こします。
そうなると、新しい入れ歯を作るか、裏打ちをすることになるのですね。。。
また最初から入れ歯製作を行わなければならなくなると、作るのも慣れるのも大変です。
施術側も患者側も良いことはありませんね。。。
ですから、総入れ歯といえども定期健診には是非、来ていただき少しの調整で長く持たせるようにしていきましょうね。
※平成30年1月29日(月)~2月3日(土)まで、デンタルチェアの増設とスタッフルーム改装のため休診となります。(この間は基本的に休診となりますが、事前に予約をしていただいている患者さんに対しては、そのスペースを確保していますのでご安心下さい。)。大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。なお、2月5日(月)からは通常通りの診療体制となります。
2018/01/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯の完成に至るまでは、6回ぐらいはかかると思います。
型取りは2回必要ですし、咬み合わせ取りは2回程必要です。
そして仮合わせをして、良ければ完成です。
その間、不都合があればもう一回戻る事もあります。
特に咬み合わせを決める段階は慎重さを要するので、結構大変です。
総入れ歯の場合、基準となる咬み合う歯が全くないわけですから、患者さんも難しいのは解ってくれることが多いです。
セット後は、もちろん若干の調整が必要ですし、痛くなくて終了になったとしても、3ヶ月ごとの定期健診は必須です。
せっかく作るのですから、キレイで長持ちするモノを提供したいですし、そうなれるように定期健診も来て頂きたく思いますよ。
2018/01/17
>新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯を作りたい希望で来院された方がいました。
その方は残存歯に大きな虫歯があるため、それを治してから入れ歯を作ることになりました。
時には、咬合の回復のために入れ歯製作を先行することもありますが、基本的には虫歯や歯周病の処置が終わってから、入れ歯を作るのが一般的な部分入れ歯の製作法ですね。
そうしないと、もし、入れ歯のバネがかかる部位に大きな虫歯があったのを残して、入れ歯を製作後に虫歯の処置をすると、バネがうまくかからないことなども考えられるのですね。
そのために、それが原因で入れ歯の噛み合わせがしっくりこなくなることも考えられるのですね。
そのようなことから、保存不可能な歯の抜歯や虫歯の処置、歯周病の処置などは入れ歯を作るための前処置と言えるのです。
ここをしっかりやろうとせずに、入れ歯製作だけを急がせる患者さんがいなくはないです。
お気持ちは解らなくもないですが、この前処置をしっかりやって、それからよい入れ歯を作ることが大切ですよ。
そして、セット後の残存歯や入れ歯の定期健診やクリーニングも大切です。