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院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

アルツハイマー型認知症予防のためにも、歯科医院で歯周病予防に励みましょう。

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

現在は65歳以上の高齢になると、いずれ二人に一人が認知症を発症すると言われています。

その認知症の中で特に多いのがアルツハイマー型認知症です。

米国では、アルツハイマー型認知症を発症した後に、死亡された方の脳標本から歯周病菌として知られているポルフィロモナス・ジンジバリス菌(P.G菌)が9割以上の患者さんから認められたそうです。

このP.G菌は歯周組織の血管から入り込み全身を行き渡るということが知られています。

心臓に行けば心内膜症、心筋梗塞、腎臓に行けば腎症、どこかの血管に固着すれば血管梗塞などを起こすことが言われています。

このP.G菌が脳の海馬という知性や学習を司る領域で見つかったのは、本当に最近のことです。

P.G菌はジンジパインという酵素を出して、脳内に存在するアルギニンというアミノ酸を破壊するようです。

このアルギニンというものは一酸化炭素(NO)を介して成長ホルモンの分泌促進や免疫力の向上、脂肪代謝等を促す作用があります。

これが破壊されることによって、アルツハイマー型認知症が進むと考えられているわけですね。。。

ある内科医からのお話で、このアルツハイマー型認知症を止めるのは患者さんが毎日行う日常の歯磨きと、歯科医院での歯科衛生士が行う歯のクリーニングと歯石除去に掛かっているとのことです。

歯科衛生士が行っている業務の歯科衛生実地指導や歯石除去やクリーニングは、まさしくこのP.G菌と戦っているのですね。

しかしながら、このP.G菌に感染してしまっている歯周病の方は、これを完全に除去することはできません。

いくらやってもゼロにはできないのです。

なぜなら、歯肉そのものにもこのP.G菌は入り込んでしまっているからです。

つまりは、歯を抜いても完全に除去することができないのですね。

本気で完全に除去するには、歯肉そのものも大きく除去しなければならないと言えるのです。

もちろんそんなことはできないので、そのリスクを減らすために定期的に歯科医院で歯垢を除去し危険なレベルにならないようにコントロールしていくしかないのですね。。。

でも、定期的にお口の健診とクリーニングを行うことで、アルツハイマー型認知症に対抗できる可能性があると言えます。

一緒に頑張りましょう。

 

移転前に改善しなければならないこと。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

知っている方も多いかとは思いますが、当院は8月3日から、移転先の方で診療を行うようになります。

その医院は現在の医院から新潟駅方向に向かって歩いて、30メートルぐらい先にある所です。

さらに駅に近くなりますし、前にはバス停もあります。

駐車場も立体駐車場がそのビルにありますし、自転車置き場まであります。

さらに1階ですから、足腰の弱い方にも来やすい所になると思います。

アクセスは、今の所よりも数段良いかと思います。

そして、医院の広さも71坪になりますから、今の26坪ほどの医院とは比べ物にならない広さになります。

僕達も本当に楽しみで、いつも昼食を食べる際にはこの話題になりますよ。

 

でも、先日、外部講師の先生で来ていただき講義をしていただいた際に問題点を再認識しました。

その講師からいろいろな予防や歯周病についての質問をスタッフが受けていたところ、まだまだ当院のスタッフは勉強不足の所があると指摘されてしまいました。。。

確かにそれは、僕も感じるところがあったのですが、それほど難しい問題ではなかったのでみんな知っているはずだと思っていたのですが。。。

正直、講師の質問にしっかりと答えられない彼女たちを見て、僕は凄くがっかりしました。

その講師が彼女たちに「もっと勉強しないと、あなたたちのためにならないし、医院のためにもならない。そして何より患者さんのためにもならない。」という言葉は、本当にこたえましたね。。。

ある意味、ショックでした。

その講師が帰った後にミーティングをし、みんなの前で「俺は、ショックだった。。。何で、あんな質問に答えられないんだ。今まで何をやっていたんだ。」と声をつい、荒げてしまいました。

その日の夜は、本当に眠れないほど悔しかったです。。。。

でも、よくよく考えてみると、それは自分が、忙しさにかまけて彼女達への教育・指導という面ではあまり積極的にやっていなかったからですね。

本当に反省しています。

僕に責任はありますね。

 

そして翌日、数人ずつ別室に呼んで、歯周病の基礎知識の確認と治癒機転について講義をし、確認をしました。

歯石を除去するテクニックうんぬんより、先ずはこちらの方をしっかり認知させないと始まらないと思いますからね。

もちろん当院のスタッフも、歯周病とは何かということを知ってはいるのですが、それを言葉としてうまく表現できないというのがありました。

それこそ断片的に歯周病の特徴を言えたとしても、文章として繋がっていないような気がするのですね。

これでは患者さんに、歯周病というものを説明して解ってもらうにはなかなか難しいという気がしました。

もっとその辺りを、上手く表現させ、文章としてきれいに話すことができたなら。患者さんの理解度も上がり、良い結果に結びつくと思いました。

どんなに良い入れ歯ができても、自分の健康な歯には正直、勝てません。

それはどんな名医が作っても、そうなのです。

だからこそ、先ずは歯を保存するために虫歯や歯周病の予防に励むべきなのですね。

まして、入れ歯の患者さんの多くは総入れ歯ではなく歯が一本以上残存している部分入れ歯の人が圧倒的に多いです。

その残存している歯を、極力守るために僕らはしっかりと患者さんのモチベーションを上げて、定期健診とクリーニングに来て下さるようにしなければなりません。

それが本当の意味での患者さんのためになるのは明白ですからね。。。

今後は、さらに僕たちはもっともっと勉強していくことを誓って頑張る所存です。

 

☆当院は8月3日より、現在の場所から新潟駅方向に30メートルほど行った場所のタチバナビル1階に移転開院いたします。何卒よろしくお願いいたします。

 

POICウオーターはしっかり効きます。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。 

 一昨年前からこのPOICウオーター(タンパク分解型除菌水)を導入して、もう2年半以上が経ちました。

このPOICウオーターで、当院では治療に入る前のお口の中の消毒を図るようにしています。

また、濃度を上げたPOICウオーターを、抜歯後の洗浄や根管内の洗浄等にも使用しています(これはホームケアには使用できませんが、消毒力はさらに強いです。)

これを使用することで、術後の成績もすこぶる良くなりましたよ。

このPOICウオーターは次亜塩素酸イオン水が抜歯窩や歯周ポケット・根管内のタンパク質やバイオフィルムを溶解・破壊した後に次亜塩素酸水となって除菌をするため、効率よく除菌することが可能です。

また、このような効率の良い消毒・除菌作用により、食品添加物の規定である次亜塩素酸濃度(80ppm以下)に抑えることができ、安心して口腔内にご使用いただけます。

そのため、患者さんの虫歯予防や歯周病予防、入れ歯の洗浄、口臭予防に絶大な力を及ぼしてくれます。

また、ほぼ全てのウイルスの不活化も行うことが可能とされています。

 

特筆すべきは今まで、一生懸命に日常の歯磨きをしていても思うような効果が得られなかった人には、非常に有益な効果がありました。

中には、歯周病の急性発作をちょくちょく繰り返すような人が、そのようなことがなくなったと喜ばれたり、歯と歯の間の虫歯予防や磨きにくい親知らず部分の初期虫歯や歯茎の健康維持のためにも使われている患者さんが多いですが、これを使用してもらう事でそのようなことが格段に少なくなった感がありますよ。

そのようなエビデンスはPOIC研究会でも確立されており、都内の歯科医院では導入されている所も少なくないです。

僕も昨年から、歯磨きの際にこのPOICウオーターを使用してうがい洗浄をしながら歯ブラシで歯磨きをしています。

最初、このPOICウオーターを口に含んだ時は、プールや温泉の水を口に含んだような味で違和感が強かったのですが、それを我慢して15秒ほどよくうがいをして歯ブラシをかけるといつもの歯磨きで感じるツルツル感よりもさらにツルツルしていて、それが持続するような気がしております。

洗口することにより歯間部や歯周ポケット内にも入り込み、バイオフィルムを除去するのにもかなり効果があるものと思われます。

当院では、全てのスタッフが使用し、その効果を実感しています。

この除菌力に感動し、僕とチーフ歯科衛生士はPOICウオーターのホームケアアドバイザーになりました。

もし、歯周病や虫歯ができやすい人、口臭でお悩みの人は、是非、ご相談下さい。

POICウオーターを併用したブラッシングで、良い結果が出ると思いますよ(歯磨きは、絶対必要ですからね。)。

※POICウオーターにご興味のある方は、ご相談下さい。有料となりますが、使用方法の説明を聞いていただき同意を得た上で、ホームケア用にお渡しすることは可能です。

(写真はPOICウオーター生成器です。この機械が精製水と高純粋塩で電気分解をします。pHは弱アルカリ性となりますが口腔内に含むことで酸性に傾き、中性化します。弱アルカリ性の際は次亜塩素酸イオン水として、今までうがいでは破壊できなかったバイオフィルムを破壊し、それが他のアミノ基と結合し中性化することで次亜塩素酸水となり、バイオフィルムの中に潜んでいた細菌をやっつけるという、理にかなった除菌水なのですね。そして、精製水と高純粋塩のみを使用しているのでアレルギーの心配も無いのです。)

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☆8月予定の移転開院時のタイミングで、一緒に働いてくれる新しいスタッフも正社員として若干名募集いたしております(もし、ご興味のある方は、当院HPの求人・採用情報https://www.ringo-dental.jp/recruit-dh/を見ていただき、お電話を頂けたらと思います)。