2019/07/27
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の痛みは結構、解りにくいものです。
たまに患者さん自身で、ここが当たって痛いのだろうと思い削られる人がいます。
でも大抵は見当違いの所を削っている人が多いです。
というのも、咬合が問題なのか、粘膜の問題なのかを知るすべは一般の人では判るはずがないと思うほど難解です。
僕らが使用するモノで、入れ歯の適合を確認するのにフィットチェッカー、P.I.Pというクリーム状の物があります。
これは主に入れ歯の内面を診査する物です。
入れ歯の内面は、入れ歯の咬合面から押してみて痛みを感じるようであれば、その辺りの強い部分を削除調整します。
入れ歯を押しても痛くはないんだけど、咬ませると痛いという場合は、恐らく咬合面に問題があります。
左右均等に当たっておらず、奥歯で咬んだときに、どちらかが先に当たっていたりすると多少なりとも干渉するためにズレるのですね。
このようなところを早期接触と言います。
咬合調整をして、均等に当たるようにしてあげると、そのような咬み合わせで入れ歯がズレて痛むことはなくなります。
もし咬合だけに問題があるのならば、これだけで粘膜に伝わる痛みもなくなりますね。
そうは言っても、少なからず不安はありますので、当院ではしっかりその後の粘膜面を検査しますが。。。
患者さんは、この噛み合わせの調整を自分で行うことはできないはずです。
咬合に関することは、歯科医師でなければほぼ解らないはずです。
一般の人が、どことどこが接触して干渉を起こしているのかを判断することは、まず無理ですからね。
でも、痛みを感じる入れ歯に対しての調整で大切なのはここですね。。。
入れ歯を噛み合わせの面から垂直方向に押して痛いのか、咬んで痛いのかで直すポイントが違ってきますね。
この辺りがしっかり見れるかどうかで、入れ歯の調整の善し悪しが決まってくるような気がいたします。
入れ歯の調整で患者さんの方では、ただ痛いところを削っているのだと思われがちですが、いろいろなところを見て調整しているのを知ってほしいです。
2019/07/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯が外れやすいので、何とかしてほしいという方が来院するのも珍しくはないです。
総入れ歯は、歯が一本もないために入れ歯の維持を図るのは非常に困難な処置です。
特に、歯茎が痩せてしまっており、入れ歯が乗っかる部分が不安定な方は、維持安定を得るのに非常に苦慮します。
特に入れ歯が乗る歯茎がやせている人は、入れ歯を吸着させるのに困難なケースがないわけでもないです。
また、歯茎だけの問題だけでなく、唾液の量や舌圧、開口量や口腔周囲の筋圧の強さなどもかなり関係します。
いろいろな問題をクリアして初めて、吸着を得ることができるのですね。。。
また、総入れ歯を使いこなすための食べ方や食べ物の工夫も必要になることがあります。
総入れ歯で、前歯を使ってフランスパンを嚙みきりたいという人も中にはいます。
また、厚いビーフを食べたいという方も。。。
正直、それは難しいです。
特に総入れ歯の場合、前歯に大きな負担がかかると、後方部分から空気が入り簡単に入れ歯が外れますよ。
何でも食べれる入れ歯がほしいという気持ちは解らなくもないですが、もし、そのようなことが簡単にできるのならば、みんな歯周病や虫歯になったら歯を抜いて、総入れ歯にするでしょうからね。。。。
今の時代は、総入れ歯の人は少ないです。
総入れ歯になってしまった人は、歯科領域ではかなり重症だと知って下さい。
最大限の努力はします。。。でも、そのことは理解していただきたいです。
今、お使いのモノよりも少しでも良いものを作るために、僕らは頑張っているのですが、神様が作った天然の歯には足下にも及ばないモノなんです。
そのため、総入れ歯の前段階にいるブリッジや部分入れ歯を入れている方は、総入れ歯にならないように少しでも歯を残し、定期健診と、歯科衛生士が指導するブラッシング指導やプロフェッショナル・クリーニングに励みましょう。
少しでも、総入れ歯にさせないようにするために、僕達もあらゆる努力をいたしますよ。
今、そのような段階にいる方は、早めに歯科医院で相談されて下さいね。
2019/07/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
即時入れ歯を入れなければならない状況なほど、残存歯が重度虫歯や重度歯周炎に侵されている人も少なくはないです。
本来は入れ歯は、抜歯後の傷が完治してから作らなければならないのですが、前歯にかかる残存歯を抜かなければならない状況だったり、臼歯であったとしても入れ歯がないと咬合できないようなケースの場合、通常の作り方だと歯がなく噛めない時期ができてしまうため、抜歯と同時に入れ歯をセットするということもやらないわけではないです。
しかしながら、このやり方は残存歯があるうちに型と咬み合わせを取り、模型を起こし咬合器に取り付け、抜くべき歯を特定して、仮合わせ(試適)を挟まずに完成までもっていってしまいます。
そして次回の来院時に抜歯と同時に、入れ歯をセットしてしまうというやり方です。
これは、メリットとしては回数(概ね2~3回)は少なくて済みますし、歯のない時期は基本的になくなります。
しかしながら、問題点も多くあります。
傷の治り具合は個人差が大きく、完全に予想して作ってますし、歯茎の吸収具合も特定することはできません。
また、型取り時や咬み合わせ取りも、残存歯が重度歯周炎であれば咬合そのものもかなり不安定ですから、それを再現してもあまりよい入れ歯にはなり得ないです。
従って、当院ではこの即時入れ歯はあくまで仮入れ歯という風に考えています。
そして、この即時入れ歯は保険診療で製作した場合、思いのほか傷の治りがよく、再製作するのは問題がない歯茎になっていたとしても、再度、保険診療で作るとなると保険診療のルールとして半年間は再製作ができません。
どうしても、この仮入れ歯である即時入れ歯を早めに作り替えたいと思われるならば、自由診療も考えていただけたらと思いますよ。
その方が、良い入れ歯になりますし使い心地も即時入れ歯に比べて遥かに良いものになるかと思います。
2019/07/24
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯はある意味、その人の咬合を他人(歯科医師)が決めています。
歯が一本もないので、本来の咬合の位置というのは見当がつきにくいものです。
僕たちはそのために歯があった時の咬み合わせの高さや、前後左右的に正しい位置を設定するようにしています。
その設定は難しく、完全に歯をすべて失ってしまってからの時間が長ければ本人もどこで咬んでいいか解らなくなってしまうことが往々にしてあるのですね。。。
それを探すテクニックや、知識はなかなか難しいものがあります。
それを知っている歯科医師も最近は多くはないですね。
なぜなら、そのような総入れ歯の状態に近い人というのが最近は、相対的に少なくなっていますからね。。。
若い歯科医師の中には、総入れ歯の治療をやったことがないという人も多いのではないでしょうか?
僕が臨床講師を務めている大学病院の研修医に聞いたら、そう言う研修医も多かったですからね。。。
でも、入れ歯でお悩みの人というのは多く存在しますし、その悩みは深刻です。
そのような方たちのために、僕は少しでもお役に立つことができればなあと常々、考えています。
もし、入れ歯でお悩みならばその悩みを聞かせて頂き、改善できるように努力しますので
よろしかったら見せていただきたく思いますよ。
2019/07/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
上下顎、全ての歯を失って、総入れ歯になる人というのは確かに少なくなってきましたね。
でも、全くいないというわけではありませんね。
返って平均寿命が長くなったのに併せて、顎堤の吸収が大きい患者さんや顎の不随意運動を行うような患者さんは増えたと思います。
やはり総入れ歯が合わなくて悩んでいる方というのはかなりの数で存在いたします。
一言で合わないと言っても、いろいろな悩みがありますね。
例えば入れ歯が口を大きく開けると落ちるや、噛むと痛い、入れ歯と歯茎の間に物が挟まるようになってきた、発音しにくいなどですね。。。
調整や修理でことが足りれば、もちろん作り替えなくてもいいと思いますが、大きく修正が必要ということであれば作り替えも検討しなければなりません。。。
ただ作り替えると言っても、総入れ歯を新製するのに5~6回はかかります。
そして、不都合な状態のままでいるわけにもいかないと思いますので、粘膜調整剤や即時重合レジンなどを用いて修理や調整をいたしますね(どうしてもできる範囲でという形になりますが。。。)。
総入れ歯で肝となるステップは型取りと咬み合わせ取りだとは思います。
型取りの場合はどのステップでもできるので、ある意味、楽観していますが、咬み合わせ取りはちょっと大変です。
中には、どこで噛んでいいのかわからないほど、不安定な人もいますからね。
その辺りは、非常に気を付けて行っています。
そして、仮合わせの際に咬み合わせのずれがないかも必ずチェックしていますよ。
総入れ歯は、ある意味、術者が他人に与える咬み合わせです。
天然歯同士のかみ合わせとは違くなる可能性が高いものです。
それが良いのか悪いのかは、別として患者さんに良いものと思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。
2019/07/22
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨日の日曜日に新潟駅南の貸会議室で、総義歯学で有名な澤田宏二先生と一緒に「総義歯の基本セミナー」の講師をさせていただきました。
当初は20人が入れる会議室に、人数が10人ぐらい来ればいいかなと思っていましたが、思いのほかすぐに集まり、キャンセル待ちの人も出てしまう状態でした。
受講者は総勢23人で、活気のあるセミナーとなったことに喜びを感じますよ。
本当に受講していただいた方に感謝いたします。
そして、今回は参加がかなわなかった先生にはお詫び申し上げます。
また、できれば冬にでも患者さんを呼んで実技コースをやる予定です。
その際には、またお声をかけていきますので何卒よろしくお願いいたします。
僕は、もともと大学病院の総義歯の講座に勤務していた経緯があり、そこで入れ歯の診療と研究をしていました。
できれば、大学にずっと勤務していたいと思っていたこともありましたが、講師になると学生教育の負担が増え、入れ歯診療をしていたい自分の気持ちとのギャップを感じるようになり大学病院を辞めました。
当時は、学生や研修医に講義することは多くありましたが、あまり楽しく思っていなかったのかもしれませんね。
というのは、自分が苦労して得た知識と技術を何で披露するのだろうと思っていたからかもしれませんね。
でも、できることはできると、患者さんのみならず歯科医師に向けてアピールし知識や情報を提供することも必要かなと今年になって感じるようになりました。。。
これからは、さらに邁進し微力でも世の中のためになれるように頑張って行きたいと思いますよ。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
2019/07/20
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯は、歯科医院で時間をかけ個々の患者さんに合うようにさまざまな過程を経て製作しても、できたばかりの新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中にいれただけではしっかりと機能することは難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することも必要ですね。
入れ歯を入れている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあれば、入れ歯はうまく使いこなせるようになると思います。
ある意味、入れ歯は他の被せ物、根っこの治療、虫歯の治療と違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりなのです。
この練習は、症例によってはなかなか大変なこともありますね。
初めての入れ歯は恐らく、部分入れ歯でしょうから、話したり食べたりする時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。
部分入れ歯は自分の歯が多数残っているので入れ歯の洗浄はもちろん、歯磨きの方法が自分の歯を長く持たせるには重要になってきます。
そのやり方については、歯科医院でよく説明と指導を受けてください。
入れ歯の練習方法としては、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をするようにしましょう。
摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、食べるときにはゆっくりと時間をかけて噛むことが効果的です。
食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまで食べましょう。
数回、歯科医院で調整した後、徐々に歯ごたえのあるものにも挑戦してみましょう。
発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。
そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケなどで大声で歌を歌うことも効果的ですね。
また、入れ歯の形態を微調整することで修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いかと思いますよ。
どんなに良い入れ歯でも、自分のモノとして機能させるには、なかなか大変なことなのです。
でも、諦めなければきっと良い入れ歯になりますよ。
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2019/07/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯製作の治療手順は型を取って終わりではありません。
たま~に、型を取って次でセットと思われて来る患者さんがいますが、それは違います。
段取りとしては、以下の通りです。
1.診査・前処置(前処置とは、古い入れ歯の調整やぶよぶよした粘膜への対応など。)研究用模型製作のための一回目の型取り。(この型取りで模型を製作し、カスタムメイドの型取り用のトレーを製作します。)
2.カスタムメイドのトレーを使用して、精密な型取りをします。(この型取りで得た模型を作業模型とし、咬合床という咬み合わせを決めるための装置を製作します。)
3.咬合平面と言われる上の歯を並べる際の基準を決めてその後、咬合床を使用して咬み合わせの高さを決めます。そして、フェイスボウという装置を使って、咬合器という装置に模型を装着する準備をします。(得られたフェイスボウの情報を咬合器に移行し、上顎の模型を装着いたします。そして、咬み合わせの高さをそのままに咬合器と言われる装置に下顎の模型も装着します。そして、ゴシックアーチトレーサーというものを製作します。)
4.高さが前回の処置で決まっていますので、今度はゴシックアーチトレーサーを使用して水平的に良い位置を設定します。(得られた水平的に良い位置を、咬合器上の模型にも反映いたします。そして、人工の歯を並べます。また、歯肉の部分もピンク色のワックスで彫刻します。これで形としては、入れ歯の形になります。)
5.まだ未完成の、直しのきく入れ歯を口腔内に入れて仮合わせします。今までの段階でのエラーがないかをここでチェックします。(特に問題がなければ、ピンク色のワックスの部分をプラスチックに代える埋没・重合という技巧操作にはいります。そして、咬合器上で咬合修正と形態修正をいたします。そして研磨し完成となります。)
6.完成した入れ歯を口腔内に入れ、咬み合わせなどの細かい部分を調整いたします。(そして入れ歯の取り扱い、管理方法を説明します。)
7.一週間ほど使用していただき、痛くないか、話しにくくはないか、咬みにくくないか等を確認します。不都合があれば、調整いたします。(何事もなければ、終了となります。)
このように段階を経ていかないと良い入れ歯はできません。
すべての義歯に上記のやり方でやるわけではありませんが、総入れ歯に関しては当院では最低でも7回はかかると思ってもらった方がいいかと思います。
また、総入れ歯であったとしても、歯茎の吸収は生理的にも起こるわけですから、何事もなかったにしても、3ヶ月に1回はメンテナンス(定期健診)に来ていただいてます。
でも、ここまでしっかりやると患者さんの満足度はかなり高いものができ、入れ歯自体も長持ちすると、思っています。
2019/07/16
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨日は日曜日で、当院はお休みでした。
今日は、診療とはあまり関係のない話になりますが、お許しください。
昨日の夕方、東京でミスター・フルデンチャー(総入れ歯)と言われている澤田宏二 先生に会ってきました。
その人は、東京で総入れ歯専門医として、自由診療のみを行う歯科医師でいて、心についても研究を重ねている先生です。
以前から知り合いでしたが、ここ数年はあまり連絡を取ることはなかったです。
以前は、よく総入れ歯のセミナーを一緒にやらないかというお誘いを受けてはいましたが、何となく躊躇してしまいやらずに数年が経ってしまいました。
というのも、自分が築き上げたものを何で人に披露しなければいけないのか理解できない部分と、そんなことをやるのはちょっと恥ずかしいという思いがありましたからね。
でも、それは開業医をやって8年近く経つと少しずつこの考え方は変わってきました。
できることはできると、アピールするのは決して悪いことではなく、それを知りたい患者さんだっていますからね。。。
確かに総入れ歯で悩む人の数は少なくなったかもしれませんが、超高齢者社会の今、寿命が延びることによりかつてより、難しい入れ歯の人が増えたのも事実ですから、その悩みは深刻だと思います。
残存歯が全くない状態で患者さんは来られて、歯があった状況が全く分からない人というのも少なくはないです。
その残存歯がない状況で、恐らくこの位置に咬み合わせがあっただろうという位置を特定し、顎運動を測定し、人工歯を並べていき、人工の歯肉を盛り上げていきます。
全ては仮定ですし、歯があった時と違って顎骨も吸収しています。
その歯茎の吸収具合も個人差がありますし、本当に見当がつきにくいケースが多いです。
でも、僕たちはそれを調べる方法を知っていますし、それを他の歯科医師にも伝えるべきなのではないかとも思います。
まだまだ、力不足を感じることもありますが、僕も歯科医師になって26年目です。
その間、一生懸命に入れ歯の診療に取り組んできましたから、その経過を他の歯科医師に見ていただきそこで質疑応答をして、解らないことについては、また勉強していきたいと思います。
先ずは澤田先生の力を借りて発表させていただき、自分が今、持っている力を全て発揮してみますよ。
7月21日(日)に僕は澤田宏二 先生とコラボして、歯科医師向けの「総義歯の基本」についてセミナーを行います。セミナー参加の募集は終了しております。
2019/07/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
昨年からこのPOICウオーター(タンパク分解型除菌水)を導入して、もうすぐ1年半が経とうとしています。
このPOICウオーターで、当院では治療に入る前のお口の中の消毒を図るようにしています。
また、濃度を上げたモノを、抜歯後の洗浄や根管内の洗浄等にも使用しています。
これを使用することで、術後の成績もすこぶる良くなりましたよ。
このPOICウオーターは次亜塩素酸イオン水が抜歯窩や歯周ポケット・根管内のタンパク質やバイオフィルムを溶解・破壊した後に次亜塩素酸水となって除菌をするため、効率よく除菌することが可能です。
また、このような効率の良い消毒・除菌作用により、食品添加物の規定である次亜塩素酸濃度(80ppm以下)に抑えることができ、安心して口腔内にご使用いただけます。
そのため、患者さんの虫歯予防や歯周病予防、入れ歯の洗浄、口臭予防に絶大な力を及ぼしてくれます。
今まで、一生懸命に日常の歯磨きをしていても思うような効果が得られなかった人には、非常に有益な効果がありました。
中には、歯周病の急性発作をちょくちょく繰り返すような人が、そのようなことがなくなったと喜ばれたり、歯と歯の間の虫歯予防や磨きにくい親知らず部分の初期虫歯や歯茎の健康維持のためにも使われている患者さんが多いですが、これを使用してもらう事でそのようなことが格段に少なくなった感がありますよ。
そのようなエビデンスはPOIC研究会でも確立されており、都内の歯科医院では導入されている所も少なくないです。
僕も昨年から、歯磨きの際にこのPOICウオーターを使用してうがい洗浄をしながら歯ブラシで歯磨きをしています。
最初、このPOICウオーターを口に含んだ時は、プールや温泉の水を口に含んだような味で違和感が強かったのですが、それを我慢して15秒ほどよくうがいをして歯ブラシをかけるといつもの歯磨きで感じるツルツル感よりもさらにツルツルしていて、それが持続するような気がしております。
洗口することにより歯間部や歯周ポケット内にも入り込み、バイオフィルムを除去するのにもかなり効果があるものと思われます。
当院では、全てのスタッフが使用し、その効果を実感しています。
この除菌力に感動し、僕とあるスタッフはPOICウオーターのホームケアアドバイザーになりました。
もし、歯周病や虫歯ができやすい人、口臭でお悩みの人は、是非、ご相談下さい。
POICウオーターを併用したブラッシングで、良い結果が出ると思いますよ(歯磨きは、絶対必要ですからね。)。
また、仕上げ磨きに歯をコーティングする意味で、オーラループ4+を使用してもらうときれいな状態が長持ちいたしますよ。
※POICウオーターやオーラループ4+にご興味のある方は、ご相談下さい。有料となりますが、使用方法の説明を聞いていただき同意を得た上で、ホームケア用にお渡しすることは可能です。
(写真はPOICウオーター生成器です。この機械が精製水と高純粋塩で電気分解をします。pHは弱アルカリ性となりますが口腔内に含むことで酸性に傾き、中性化します。弱アルカリ性の際は次亜塩素酸イオン水として、今までうがいでは破壊できなかったバイオフィルムを破壊し、それが他のアミノ基と結合し中性化することで次亜塩素酸水となり、バイオフィルムの中に潜んでいた細菌をやっつけるという、理にかなった除菌水なのですね。そして、精製水と高純粋塩のみを使用しているのでアレルギーの心配も無いのです。)