入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

尊敬する人の教え(1)。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 僕には尊敬する人が数人います。

その方たちは、もうすでに成功者と言われている人で、多くの人の憧れの存在でもあります。

その中でも、特に尊敬してやまない人がいます。

今日は、その人の話をいたしますね。

僕は、大学卒業後、歯科医師免許を取得して歯科補綴学の大学院生となりました。

歯科補綴学とは、言わば入れ歯(義歯)を研究する講座ですね。

その講座に在籍するということは、学位論文を4年間で仕上げて、審査を受けて合格すれば歯学博士の博士号が取得できるというわけです。

この博士号を何とか4年間で取得することを目指して、当時の僕は日々、本を読み、教授について診療をさせていただきました。

その際に、当時は歯科インプラントを入れ歯に併用させるような実験や、臨床が出始めている時代だったと思います。

また、そのインプラント体を支えるために骨量を増やす実験も盛んにおこなわれており、僕も骨再生誘導法(GBR法)の研究を、助教授の指示で行うことになりました。

この骨再生誘導法はメンブレン(人工の誘導膜)を用いてインプラント体周囲に骨が欲しい所に空隙を作り、線維芽細胞などの侵入を防ぎ、骨芽細胞の活性化を促し骨を作るというものです。

この原理は、もうすでにこの時に知られていましたが、そのできた骨は正常な骨なのか?

また、どのような過程を経て骨ができてくるのかはあまり知られていなかったのですね。

また使用するメンブレンによっても、でき方が違うのではないかという疑問がありました。

それを僕は実験の主として、学位論文を作ろうと考えたわけです。

しかしながら、この実験をやるためには、必然的に生体で調べなければならず、動物実験で行うことになります。

実験動物はSDラットで生後8週のラットです。

人工的に下顎骨に5ミリの穴をあけ、その穴を取り囲むように、メンブレンを巻き術後5日、10日、15日、20日、30日とラットの顎骨を取り出し組織片を作り、顕微鏡で骨のでき方を見ていく方法を取ることになりました。

しかしながら、僕の在籍していた講座では動物実験を行ったことはなく、どのように進めていいのか全く分からない状態でした。

講座の先輩先生、そして最初にこれを言い出した助教授の先生は、全く関与せず、「どうしたらいいでしょうか?」と聞く僕に対して「知らねえよ。勝手にやれよ。」と冷たくあしらわれる状態でした。

ほとほと困り果てた僕は、他講座の動物実験をやっている先生を伺い、協力を仰ぎましたが臨床講座の先生は、その講座の方針なのか、他講座の僕を全く相手にはしてくれませんでした。

本当にこの時は、絶望感を味わいました。

実験をやるための場所もなければ、道具もない、教えてくれる人もいない、協力をしてくれる人もいない。。。

そんな状態で、僕は大学院を卒業することはできないのではないかと、真剣に思いました。

この時は、もうすでに大学院2年生の中盤を過ぎておりましたので、新しく他の実験をやることも非常にリスキーでした(大学院生の研究は、新知見を出さなければならないので時間がかかるものなのです。)。

困り果てた僕は、校内を歩いていたら基礎講座の知り合いの先輩先生に、声をかけられました。

「お~、澤口。元気ないじゃねえか?どうしたんだよ?」と元気な声で言ってきました。

その先生は、同じ歯科大出身の大先輩の先生です。

ちょうど僕が大学6年生の時に、他校の講師をしていたのですが、当校の解剖学講座の助教授として赴任してきたのです。

当時、僕は、この先生のことを妙に元気で、体も大きくて怖いなと思っていました。。。

※次回のブログに続きます

スタッフの頑張りが医院を支えてくれていると思います。

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歯科医院の仕事って一般の人にはわかりにくいですよね。

テレビで紹介される医療現場のドラマとか、ドキュメントなども歯科医院を題材にしたものは多くないですものね。

歯科医院の現場をドラマ化したものって、僕は知りませんしね。。。

この仕事は、患者さんを迎えて口の中で行われる作業なのですが、なかなかその仕事内容を患者さんは見ることができませんから、仕方ないですが。。。

でも、実際に治療に当たるときは医療行為として行うわけですから、かなりの緊張感を感じてやるわけです。

また、歯科医院を取り巻く社会環境も一昔前と比べて、かなり厳しく言われています。

本当に必要なことなのかエビデンスがハッキリしていないものまでの消毒や滅菌の徹底や、保険点数は条件をつけて変更する等など。。。

本当に歯科医療そのものの発展よりも、社会環境の変わり様は目まぐるしいです。

保険などは解釈の仕方でも変わりますので、それについて行くのも大変です。

また、サービス業としての一面も持ち合わせているので、それに対しての工夫を行ったりします。

診療の内容としても、抜歯や根管治療、歯周病治療、入れ歯、ブリッジ、冠、虫歯治療、予防処置、その他諸々たくさんあります。

本当にいろいろなことがある毎日で、全てを高いレベルでこなそうとするには大変で難しい面があります。

また、患者さんに快く思ってもらうために様々なアイデアを出して、環境を整えたりするわけです。

それもかなりの手間と経費がかかります。

医療に関わる機材や商品は、高額なのが一般的な相場です(一般の人が買うことがないため、需要が少ないですからね。。。)。

だから、歯科医学の勉強はもちろんですが、サービス、接遇、患者心理、患者教育、モチベーション維持、目標設定などの様々なことを考え、行動しています。

でも、実際にこれらのことはスタッフの協力がないとできないのですね。。。

自分一人では何もできないのが、歯科医院の長である歯科医師の仕事です。

全てをたった一人で、満足にやりきっている歯科医院というのは僕は知らないですし、恐らくないのではないでしょうか。。。

患者さんが、痛みを抱えて歯科医院に電話したときもおそらく最初に電話に出るのは、スタッフの女性でしょうし、帰り際に「お大事にしてください。」と言うのもスタッフですものね。

器具の消毒・滅菌もスタッフでしょうし、ユニフォームの洗濯も、患者さんを迎えるための準備もスタッフがしてくれます。

歯科医院に来る患者さんは痛みを抱えている人が多いため、なんとかその日に診てほしいという思いから、電話をかけてきて「今日、診てほしい。」と言われたり、医院の方へ飛び込みで来たりもします。

当院は、基本的に予約制のため、急な対応はできないこともあります。

でも、患者さんの希望通りにならないと、不満の声を挙げてくる人もいなくはないです。

そのような患者さんは、それを院長に言うのではなく、受付や衛生士のスタッフに言う人が多いような気がします。

もともと、いろいろな仕事があって患者さんを迎え入れるための努力をしてくれている歯科医院のスタッフのストレスは、かなり大きいはずです。

それを考えると、本当に頭が下がります。

働き方やそのスタッフの勤務体制・勤務時間は、医院によっても個人によってもいろいろあるかと思いますが、僕はスタッフを本当に大切に考える医院環境が作れないと、発展はないと思っています。

これは、単なる個人の当院の問題でなく、歯科業界全体に言えることだと思うのです。

歯科医院の長である院長さんが、歯科医療に生き甲斐を感じ、スタッフを大切にして女性スタッフにやり甲斐を持たせることができなければ歯科衛生士の離職率は高いままでしょうし。。。

そうなると、歯科業界全体の疲弊、衰退に繋がるでしょうね。

僕も、偉そうなことが言えるような立場ではないですし、実際に当院を離れてしまったスタッフもいなくはないです。

僕はこの医院を企業にするつもりはなく、家業のままでいいと思っています。

企業って言うと、なんか冷たく感じます。

家業っていうのは、あくまで一家でやっている感じなのですが、僕はスタッフ達を本当の家族のように思っています。

皆に「りんごファミリー」という、意識を持たせているつもりでありますからね。

この医院を離れてしまった人に対しても、「りんごファミリーの一員」という考え方は基本的に変わりません。

今でも、その人のことが心配になりますし、親心の気持ちでいますよ。

確かに、この医院を離れてしまったことは悲しいことではありますが、ここで育ったスタッフが世に出て光り輝くことだって、悪いことではないですものね。。。

やせ我慢かもしれませんが、実際、そう思いますからね。

話は戻りますが、今の自分はまだまだ未熟で、スタッフ皆のモチベーションを高いまま維持することは多分、できていません。

いくら考えても難しいことなのかもしれませんが、スタッフ皆に向き合っていきます。

これからも、頑張りますよ~。

極力、総入れ歯にならないためには。。。

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 総入れ歯が外れやすいので、何とかしてほしいという方が来院するのも珍しくはないです。

総入れ歯は、歯が一本もないために入れ歯の維持を図るのは非常に困難なモノです。

特に、歯茎が痩せてしまっており、入れ歯が乗っかる部分が不安定な方は、維持安定を得るのに非常に苦慮します。

特に入れ歯が乗る歯茎がやせている人は、入れ歯を吸着させるのに困難なケースがないわけでもないです。

また、歯茎だけの問題だけでなく、唾液の量や舌圧、開口量や口腔周囲の筋圧の強さなどもかなり関係します。

いろいろな問題をクリアして初めて、吸着を得ることができるのですね。。。

また、総入れ歯を使いこなすための食べ方や食べ物の工夫も必要になることがあります。

総入れ歯で、前歯を使ってフランスパンを嚙みきりたいという人も中にはいます。

また、厚いビーフを食べたいという方も。。。

正直、それは難しいです。

特に総入れ歯の場合、前歯に大きな負担がかかると、後方部分から空気が入り簡単に入れ歯が外れますよ。

何でも食べれる入れ歯がほしいという気持ちは解らなくもないですが、もし、そのようなことが簡単にできるのならば、みんな歯周病や虫歯になったら歯を抜いて、総入れ歯にするでしょうからね。。。。

今の時代は、総入れ歯の人は少ないです。

総入れ歯になってしまった人は、歯科の世界ではかなり重症だと知って下さい。

最大限の努力はします。。。でも、そのことは理解していただきたいです。

今、お使いのモノよりも少しでも良いものを作るために、僕らは頑張っているのですが、神様が作った天然の歯には足下にも及ばないモノなんです。

そのため、総入れ歯の前段階にいるブリッジや部分入れ歯を入れている方は、総入れ歯にならないように少しでも歯を残し、定期健診と、歯科衛生士が指導するブラッシング指導やプロフェッショナル・クリーニングに励みましょう。

少しでも、総入れ歯にさせないようにするために、僕達もあらゆる努力をいたしますよ。

今、そのような段階にいる方は、早めに歯科医院で相談されて下さいね。

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要介護の方には、こちらから伺います。

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 訪問診療を当院は積極的に行っております。

主に火・木曜日の日中に行くことが多いです。

多いときは一日に3件行くこともあります。

当院における訪問診療のための設備も充実してきました。

例えば、レントゲンが必要なことがあった場合もポータブルレントゲン撮影機により、撮影することができます。

入れ歯の製作はもちろん、虫歯の処置や歯のクリーニングも行っています。

要介護状態の場合、歯科医院に行きたくても体の自由がきかないため、来ることができませんよね。。。

先日も、歯がほぼ全て残存している方の歯のクリーニングのみをしてきました。

この方は3ヶ月ごとの歯のクリーニングをしてほしいという希望があるため、定期的に行っています。

足腰が弱く90歳と高齢ですが、日頃の手入れの良さと定期健診が効いているようで、虫歯はなく顔も若々しいです。

食べられないものは、ないと言っていましたよ。

また、介護施設にいる方ですが、その方は上下顎とも欠損歯があって入れ歯が入っていますが、残存歯を守りたいと言うことより、月に1回入れ歯の調整と残存歯のクリーニングに行っています。

その方は、初めて診たときは全身状態が良いわけではなかったのですが、入れ歯の製作と口腔ケアを一生懸命やったところ、歩行器がなければ歩けない状態であったのに、最近は、スタスタと歩けるようになって来たような気がします。

顔色も良くなり、「お陰様で、何でも食べれるよ~。ありがとう。」と言ってくれます。

そのような、本当に嬉しそうな言葉や元気な姿を見ると、こちらのやる気もアップしますよ。

最近よく聞く言葉で、オーラル フレイルという言葉があります。

オーラルは日本語で口のこと、フレイルは虚弱のことです。

つまり、人は口から老いて弱まる、、、という考え方です。

例えば歯を一本失ったとして、その一本だけならばその時は大した不自由を感じていないのだけれど、さらに1本なくなって行くことが続いていくと、人は食べられるものに偏りができてきます。

そうなると、摂れる栄養にも偏りが出てくるのですね。

その結果、全身的にも悪影響が出てきてしまい、弱まってしまうために要介護状態に近づいていくのですね。

だから、まずは口の中から要介護状態にならないように予防をしていくことが大切です。

もし、現在が要介護状態ならば、これ以上は悪化しないように口腔ケアをしていきましょう。

このように、もし、入れ歯が痛い、虫歯や歯周病で困っている、歯のクリーニングをしてほしいという方がいて、要介護状態のため外来に通うことができない場合はご相談ください。

予約制となりますが、ご自宅、介護施設まで訪問診療いたします。


訪問診療の詳しい案内
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入れ歯に慣れることを諦めないことでください。

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 入れ歯はなかなか自分の器官として、機能するには時間のかかるものであります。

特に初めて大きな欠損部位に、新しい入れ歯を入れてモノを食べるのはなかなか難儀だそうです。

それでも、中には過剰な期待を持って来られる患者さんがいますが、残念ながら元の歯があったように食べたり、話をしたりすることが難しいのは知っておいてほしいものです。

もし、それが可能ならば、全部の歯を抜いて総入れ歯にする人が続出してしまうでしょうからね。

僕達は、自分の歯に優るものはないということは歯科医療関係者であれば、皆、知っています。

だから、極力は歯を残すように努力していますよ。

でも、あまりにも進行してしまった歯周病や虫歯は保存ができません。

その場合は、やはり入れ歯で対応すると言うことになるのでしょうね。

初めて入れ歯を入れて、その違和感に対して中には、落胆する人もいます。

でも、そのような状況になっても、頑張って使用することで、ある程度は克服できます。

人によっては期間もかかったり、調整も長引くことがあります。

でも、決して諦めないでほしいのです。

以前、ある新聞で整形外科医師の記事を読んだことがあります。

そこには、歯科医師が入れ歯を機能させるのに驚いた、ということが書いてありました。

義手や義足は、なかなかそうはいかないそうです。

自分のものとして機能するには、気の遠くなる時間とリハビリが必要なのだそうです。

それこそ、数年も。。。

それに比べると、入れ歯はそんなこと無いと思うと書いてありました。

入れ歯はその人自身に、もの凄い嘔吐反射がなく、適切に作られたものであれば、必ず慣れてきます。

でも、義手や義足とまでは行かなくても、そこそこの努力と調整は必要です。

そして、残存歯が残っているのならば、その残存歯が悪くならないようにケアして行けば、すぐに作り替えなくても大丈夫です。

諦めなければ、入れ歯は必ず良いものになりますから。

一緒に頑張りましょう!

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POICウオーターとエコシステムを当院は導入しています。

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 当院では、デンタルチェアに座ったら、まずはPOICウオーター(タンパク分解型除菌水:POIC研究会発行)でうがいをしてもらっています。

そう、治療やメンテナンスに入る前に全ての患者さんにしてもらっています。

こうすることによって、お口の中の消毒が図れますので、こちらも安心して処置に入れます。

基本的に歯科の処置は歯を削る、歯石を取る、歯を抜くなどの外科処置に分類されることが多いです。

つまり、観血的処置が多いものなのです。。。

と言うことは、出血などで感染のリスクが高いものですから、口腔内がキレイになっていないで処置することは、患者さんのみだけでなく、僕もスタッフも感染するリスクがあると言うことなのですね(使用するタービンなどによって、口腔外に飛び散るということが認められてますから。。。)。

このPOICウオーターの原料は超純水と超純粋塩を専用の機械で電解質分解して作られる次亜塩素酸イオン水です。

pHは9.0付近でアルカリ性ですが、口腔内に15~20秒ほど含むと、口腔内のアミノ基と結びつくため、酸性化します。

酸性化することにより次亜塩素酸イオン水から次亜塩素酸水に変化します(ちょっと言い方が似ていて、ややこしいですね。。。)。

この次亜塩素酸イオン水でpHアルカリ性の時に、細菌が自分を守るために張るバリア(バイオフィルム)を崩し、酸性化(次亜塩素酸水)することで除菌水になっていきます。

除菌水になった時のpHは6.0ほどなので酸性です。

つまり、細菌のバイオフィルムを壊し、中に存在する細菌を叩くという理にかなった除菌水なのですね。。。

この作用を利用して、ブラッシングをすることによってものすごく歯磨き効果も上がりますし、歯周病で歯周ポケットが深い人や、歯並びの問題でブラシが届きにくくて虫歯ができやすい人には液体なので隅々まで行き渡り、すごく効果があります。

また、口臭でお悩みの方には、すごく効果があります。

僕はこの効果に魅せられて、POIC研究会認定のホームケアアドバイザーの資格を取得しました。

実はこのPOICウオーター以外にも世間には、次亜塩素酸水と言われるモノはあります。
でも、それは薬品を混ぜて作られたモノでアレルギーや副作用の懸念がありますし、考えられてのpHや濃度は調整されていないのが現実です。

このPOICウオーターは基本的に純粋な水と塩だけが原料なので、アレルギーの心配はないです。

確かに、口に含んだときの味はものすごく悪く、「プールの臭いがする。」と患者さんから、よく言われます。

でも、それはPOICウオーターが汚れを分解して出る臭いで、「クロラミン臭」というモノなんです。

継続使用することにより、口腔内がきれいになると全くそのようなことは無くなりますよ。

実際、僕達はスタッフを含め全員、このPOICウオーターを使用しています。

僕としては朝、起きたときの口の中のネバネバ感がかなり薄れますし、これをしないと気持ち悪い感じがします。

このPOICウオーターで歯を磨いた後は、舌で歯の表面を触ると歯がつるつるしていて気持ちいいです。

是非、皆さんにもこのPOICウオーターを知っていただけたらなと思います。

また、当院ではこのPOICウオーターでうがいをしてもらい、(ブラッシングを併用するとさらに効果的ですが、当院では治療前のうがいのみになります。)口腔内の細菌をある程度リセットしてもらった後、エピオス社のエコシステムにより、殺菌水を使用しての治療となります。

このエピオス社のエコシステムは細菌のいない滅菌水ではなく、細菌が存在しないのは当然で、口腔内の細菌を叩く殺菌水が出ます。

週刊誌などで、このデンタルユニットから出る水が最近は問題視されています。

ある歯科医院の、デンタルユニット内部の水から1ccあたりに7万個の細菌がいたという報告がありますからね(ちなみに水道法では1ccあたり100個以下)。

当院では、この問題は100パーセント解決したと自信を持って言えます。

つまり、当院での各ユニットから配水されるものは細菌数が0ですし、低濃度のPOICウオーターである殺菌水が出ていると言うことなのです。

当院のデンタルユニット全4台はエコシステムを介しての水になっています(そのセントラルは、待合室に置いてあります。)。

かなり高額な金額がかかりましたが、感染のリスクをなくすためには致し方ないと思い、それこそ何百万円をかけて、昨年の春に導入いたしました(保険点数には全く加味されませんが。。。)。

是非、皆さんこのPOICウオーターとエピオス社のエコシステムを知っていただき、当院での治療を安心して受けていただけたらと思います。

(写真は、当院の待合室に置いてあるエコシステムのセントラルです。ここから殺菌水が各ユニットへ配水されます。)

※洗口用POICウオーターは、有料となりますがお渡しすることは可能です。日々のホームケアに使用していただけたらと思います。ご興味のある方は詳しい説明を、歯科医師、歯科衛生士がいたしますので、ご相談ください。

入れ歯でも、笑った時の歯の見え方は大切です。

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 総入れ歯を製作する際に、当院で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

これは、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせ(試適)をするように当院はしていますよ。

見るポイントは、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、色の調和具合、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(陶材でできた歯)がありますが、保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占めるこの、人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の配列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯を作るのに、患者さんの意見が入らないものは、完成してから問題が起きることがありますからね。。。

こちらの方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば教えていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身もしっかり使っていただけると思うので慣れるのも早いですから。。。

いいものを作るために、コミュニケーションをとりながら一緒に頑張りましょう。

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ミスター フル・デンチャーに出会って。。。

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 今日は日曜日で、当院はお休みです。

今日は、診療とはあまり関係のない話になりますが、お許しください。

先日、ミスター・フルデンチャー(総入れ歯)と言われている人に会ってきました。

その人は、東京で総入れ歯専門医として、自由診療のみを行う歯科医師でいて、心についても研究を重ねている先生です。

以前から知り合いでしたが、ここ数年は連絡を取ることはなかったのです。

というのも、以前の僕はこの「心」というフレーズが好きではなかったからです。

きっと、自分の中でエビデンス(確証)が得られないものって何か胡散臭かったからなんですね。

目に見えないものって、なんか信用できないことがありますものね。。。

でも、それは開業医をやって8年近く経つと少しずつこの考え方は変わってきました。

実はこの「心」の問題のほうが大切なような気がしてきました。

というのも、僕たちが接して診療を行わせてもらっている患者さんも、皆、「心」のある人間なんですよね。。。

その診療を介助してくれる歯科衛生士や歯科助手、受付も「心」を持つ人間。

外注している技工物を作る技工士もそれを運ぶ人も「心」を持つ人間。。。

そう、当たり前ですが、全ての人には「心」があるのですね。

この「心」って目には見えないので非常に厄介で、訳が分からないです。

でも、この「心」を把握しないで医療って成り立たないんですね。

特に総入れ歯は、なかなか科学としてとらえどころのない部分も多いです(もちろん科学ではあるのですが。。。)。

残存歯が全くない状態で患者さんは来られて、歯があった状況が全く分からない人というのも少なくはないです。

その残存歯がない状況で、恐らくこの位置に咬み合わせがあっただろうという位置を特定し、顎運動を測定し、人工歯を並べていき、人工の歯肉を盛り上げていきます。

全ては仮定ですし、歯があった時と違って顎骨も吸収しています。

その吸収具合も個人差がありますし、本当に見当がつきにくいケースが多いです。

そのために、総入れ歯を作る技術の精度は勿論ですが、患者さんとのコミュニケーション力の高さが求められます。

なぜなら、教科書的な基準だけで人工歯を並べてみても、大方、個人差により傾斜角度の調整が必要となります。

患者さんの求める歯並びができないと、いくら教科書的に良いと言われている歯並びでも患者さんは装着してくれませんからね。。。

そのことについて、患者さんに聞いてみても、それぞれの性格があっていいと思えばいいと言ってくれる人もいれば、恥ずかしくてとか、先生に悪いからとかで言えずに完成までしてしまったことがあるのですね。。。

そうすると、患者さんは恐らくその入れ歯を使わずに離れてしまい、他院でまた、入れ歯を作る。。。

そんなことが実は多いのかもしれません。

こんなことをいう僕も、やはり人間で驕りやわだかまりのような気持ちを持ち、患者さんの気持ちを汲み取ることをしていなかったことがあるかもしれませんね。

このミスター フル・デンチャーと言われる総入れ歯専門医の澤田先生は、技術的にももちろん高いのですが、その辺りを汲み取るのが本当に上手で、患者さんの気持ちを的確に汲み取ることが出来るのではないでしょうか。。。

実際の診療風景を僕は見ていませんが、この先生と話をしててある時、対人に関する悩みをなぜかこの先生に打ち明けてしまったのですね。

それこそ無意識に。

その先生は、自分で作った心の地図を僕に示し、「今、澤口君はここにいるね。ここから抜け出すにはどうしたらいいか考えてみよう。」と言ってくれたのですね。。。

その的確なアドバイスに対して、僕は思わず涙が出てしまいましたよ。

説明も上手で、わかりやすい対処法を教えてくれましたよ。

本当に心が打たれました。

きっとこの人は、誰に対しても温かく僕よりはるかに大きな「心」を持った人だと思います。

でも、家に帰って実践はしていますが、すぐにそれが使いこなせるわけでもなく、肝心の悩みの相手にまた、新たな誤解を生んでしまった可能性はあるのですが。。。

でも、ここで学んだ感謝の気持ちをもって、自分を高めていけば環境は変わるということを知りました。

その先生が言った言葉で、凄く深かった言葉は、「人は変えられないけど、自分は変えられる。。。自分が変われば、環境は変わる。まずは、自分を変えましょう。」。

凄くいい言葉でした。

そしてその第一歩として、僕は朝の朝礼を行う際に、スタッフ皆で「ありがとう。」を10回言うようにしました。

この先生が言うには、人間は「ありがとう。」を口に出すと、それが耳に入り、脳に伝わる。

そして脳は勝手に「ありがとう。」の理由を探すそうです。

そうすると、あらゆることに感謝の気持ちが芽生え、どんな試練や苦難も笑顔で迎えられるそうですよ。

それをチャンスととらえられれば、強くなれますからね。

これが自分を高める第一歩だと言ってました。

それを行うことによって、確かに心が楽になる自分がいます。

歯科医師にも「心」が解る人がいると思うと、本当に嬉しいです!

みなさんも、是非、「ありがとう。」運動をお試しあれ!

写真は、手前にいるのが僕で奥にいるのが澤田先生です。僕はこの先生とコラボして、歯科医師向けの「総義歯の基本」についてセミナーを行うことを予定しています。詳細は、後日お知らせいたしますね。

ノンクラスプ入れ歯でより審美的にしませんか?

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 部分入れ歯の支えをしてくれている残存歯にかける金属のバネをクラスプと言います。

このクラスプは保険内で作る部分入れ歯では、絶対的に必要です。

このクラスプというのは、残存歯に維持を負担してもらうために部分入れ歯で必要となります。

そうでないと、入れ歯は咀嚼や会話をする度に、すぐに脱離してしまいますからね。。。

たまに、このクラスプを嫌って外してほしいという依頼を受けることがありますが、それは止めた方がいいと思います。

維持が取れないため、安定感がもの凄く悪くなりますから。

代案としては、自由診療になりますがノンクラスプ入れ歯というものがあります。

これはクラスプの代わりに特殊なレジンというプラスチックで残存歯の歯肉に伸ばし、歯間部分に這わせて作ります。

このプラスチック自体に弾力があり、維持が良く審美的です。

金属のバネの代わりに、そのレジンというものが見えはしますが、歯肉色のため、それほど目立ちません。

ただ歯周病の程度が悪い方は、着脱の際に引っ張られるため向き不向きはあります。

もし、気になるようであればご相談下さい。

残存歯が頑丈で、前歯に係るクラスプが気になるようでしたら、お薦めの審美入れ歯と言えますよ。

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入れ歯で歯のない時期を無くすのは。。。

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 ちょっと前に、多数歯に渡る抜歯を行い、即日に入れ歯をセットする処置を行いました。

その入れ歯は即時入れ歯というもので、抜かなければならないような歯が多数存在していて、歯がない状態に耐えられないようなケースの場合に行うことがあります(営業マンで歯がないと対外的に困る等。。。)。

この即時入れ歯は、多くのケースの場合、歯周病による歯茎の状態が悪いため、歯がプラプラに動揺していて抜歯後の処置としては、入れ歯しか考えられないようなときに行います。

抜歯後すぐに入れ歯をセットするので、前準備として、悪い歯が残存しているうちに型と咬み合わせを取り、模型を起こして抜くべき歯を模型状で削除し、人工歯を並べて完成までしてしまいます。

即席で作られた入れ歯を用意、歯を抜いてセットするというやり方です。

当院では、この即時入れ歯は仮入れ歯として捉えているため、抜歯した傷が落ち着いたら本入れ歯を作った方がいいと伝えています。

通常は歯を抜いて、その抜歯した傷が治ってから入れ歯を作ることが一般的な作り方かと思いますが、このようなケースも決して珍しくはないですね。。。

利点としては、歯のない時期がないことですが、初めての入れ歯がこの即時入れ歯だったりする人も少なくはなく、欠損歯が多いほど大きい入れ歯になるため、違和感も少なくはないです。

ただ、初めて入れ歯を入れる人にとってはかなり辛いかもしれません。

しかもその違和感の大きさは、欠損歯の数にもよると思います。

つまり、抜く歯が多くて入れ歯の形態が総入れ歯に近くなればなるほど、患者さんの苦痛は大きいような気がしますよ。

でも、この入れ歯を頑張って使用していただいて、歯茎が治癒するのを待ち、次に作る本入れ歯になったときはそれまでのものとは比べ物にならないくらい良い入れ歯になるはずです。

プラプラに歯が動いて、咬む度にその歯に痛みを抱えているのならば、この方がいいケースもあります。

そうなれるように、どうか一緒に頑張りましょうね。

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