入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

ノンクラスプ入れ歯が好評です。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 多くの患者さんは、入れ歯はできればあまりしたくはないですよね。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思います。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

保険診療で製作が可能ですし。。。

実際、よく咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

この入れ歯は、審美的には非常に良いものになります。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

その際にはまず、残存歯の状態を確認してからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

※当院で2019年版 初売り歯科用グッズ福袋を始めました。
それぞれ、虫歯ケアグッズ、歯周病ケアグッズ、口臭ケアグッズ、入れ歯ケアグッズ等のお値段がお得な福袋を用意してあります。現品が無くなり次第、終了となりますので興味のある方はお早めに。。。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

入れ歯は、健康な自分の歯には勝てないのです。

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 先日、上顎に総入れ歯を新製してほしいという希望で、当院に来られた患者さんがいました。

この方は、お使いの総入れ歯をお持ちでしたが、総入れ歯で有るにもかかわらず、その後縁部はかなり短く、床面積はかなり小さいものでした。

これだと、入れ歯の安定感は悪いだろうなと思われるものでした。

よくよく聞いてみると、その入れ歯は東京で1日で入れ歯ができるという歯科医院で作られたそうです。

お値段も相当高かったと言います。

金属等は一切使っておらず、いわば普通のレジン床のようですが。。。

まあ、それを保険で作るか自由診療で作るかは、そこの歯科医院の方針と患者さんの同意のもとで行われるものなので、それに関してはいいのですが、問題はこの患者さんが当院でもすぐに入れ歯ができるだろうと考えられていることが一点と、床の後縁が短いのは、嘔吐反射によるものだということが解りました。。。

かつ、下顎の残存歯は左側の小・大臼歯部が欠損しておりますが、入れ歯は持っていなく、その他の歯は残存しており、下顎前突でした。

歯があったときは、いわば反対咬合というものです。

あまりにも条件が悪いことを考えると、この状態で、通常の入れ歯製作で対応するのは正直、難しいと伝えました。

場合によっては、インプラントを併用したIOD(インプラント・オーバーデンチャー)というものを考えたほうがいいのではないかと、伝えました。。。

当院では、インプラント治療は行っておらず、大学病院で診てもらうことをお勧めしましたが、患者さんはあまり行きたくないようです。

もともと、入れ歯を1日で作ってもらえるという考えもあるようですから。。。

大学病院では、それはありえない話ですからね。。。

入れ歯は、簡単にはできません。

まして、あまりにも条件が悪い人は相当難しいですし、通法通りの製作方法でできないようなケースというのも、あるのですね。。。

簡単に考えられるのは、止めたほうがいいです。

神様が与えてくれた、自分の健康な歯に勝るものはないわけですから、まずは、予防。

他人が作った入れ歯が、自分の歯に勝るというのは幻想ですよ。

厳しい言い方ですが、これは事実だと思うのです。

その辺りは、しっかりと認識していただきたいと思います。

僕たちが製作する入れ歯は、あくまで人工物なので、元々の自分の健康な歯には勝てません。

重度歯周炎でグラグラの歯よりは、いいかもしれませんが。。。

勝負をかけるのは、今の入れ歯よりどれだけよくなるかということです。

元々の自分の健康な歯と同等ならば、ちょっとの虫歯になったら、全部歯を抜いて総入れ歯にしてしまったほうがいいということになってしまいますからね。。。

それは、絶対にありえない話ですよ。

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歯科の医療費控除とは

入れ歯を入れて、笑った時の歯の見え方は大切です。

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 総入れ歯を製作する際に、当院で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

これは、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせをするように当院はしていますよ。

見るポイントは、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(陶材でできた歯)がありますが、保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占めるこの、人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の配列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯をを作るのに、患者さんの意見が入らないものは、完成してから問題が起きることがありますからね。。。

こちらの方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば教えていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身もしっかり使っていただけると思うので慣れるのも早いですから。。。

いいものを作るために、コミュニケーションをとりながら一緒に頑張りましょう。

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訪問診療で考えさせられること。

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 先日、訪問診療で診させていただいている患者さんから、施設のケアマネージャさんを通してある患者さんを診てほしいと連絡がありました。

その患者さんは、3年前に上顎は総入れ歯、下顎は歯が4本ほど残存している部分入れ歯を僕が作製し装着しました。

当時も入れ歯が乗る歯茎は、痩せていて条件は決して良くなかったですが、入れ歯そのものは安定していて早い段階で終了となりました。

でも、それからリコールの葉書は出していたのですが全く音沙汰が無かったのです。

それから3年ほど経って診てみると、4本残存していた歯は歯周病が進んでおり、そのうちの1本はかなりグラついておりました。

取りあえず、この歯を何とかしてほしいという患者さんと介護士さんの希望もあって、暫間固定をしました。

取りあえずは隣在歯と固定したため動揺は無くなりましたが、この歯は入れ歯のクラスプ(金属のバネ)が係っている歯であるので、恐らくは長くは持たないであろうという旨を話しました。

介護士さんから、「この固定が取れたら、この歯はどうなりますか?」と訪ねられたので、僕は「本来は抜歯して、今の入れ歯に歯を足す作業をした方が良いですね。」と言う旨を伝えました。

介護士さんは、「今は患者さんの体調は良くなく、抜歯はちょっと待っていただきたいです。」と仰いました。

僕は「では、今は極力、現状を維持できるように歯茎のお掃除とこの暫間固定を継続管理していきましょう。」と伝えたところ、納得していただけました。

このように、訪問診療に行って処置を行う場合、健常者と比べて全身状態が良い状態の人は少ないです。

よって、歯を抜くのもかなり気を遣いますし、リスクもあります。

今、言っても致し方ないことですが、3年前の状態が維持できればこのようなことにはならずに済んだのになあ。。。と言う思いが巡ります。

歯が維持できるかどうかは、全身状態にも影響されることもありますが、まずはしっかりしたブラッシングと定期健診だと思います。

これは、要介護者だとしても、その方を介護してくれる介護者の協力次第で何とかなるものと僕は思います。

実際は、なかなか施設の介護者が多くの要介護者を抱えた上で、お口の清掃をしっかりやるのは難しいことかもしれません。

でも、もし、そうだとしてももっと早い段階で、健診をさせていただけたら、この短期間でこうはならなかったのでは無いかという思いはあります。

今、僕らができることは、この歯がダメになってしまっても残りの3本はしっかり保存していきたいと思います。

そのためにも、今後は定期健診にはしっかり罹ってもらえるよう施設の人にお願いしてみようと思います。

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訪問診療の詳しい案内
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部分入れ歯の人は定期健診で、歯を保存していきましょう。

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 入れ歯診療は自分の中でも大好きな治療です。

入れ歯製作をお願いされると、心の中で「よし。」と思えます。

自分でも呆れてしまうほど、入れ歯診療が大好きです。

それは、自由診療だからとか保険診療だからとかというのは関係ないです(かといって、自由診療の方がやっぱりうれしいですね。。。)。

好きな入れ歯ができあがって、患者さんにセットするときは緊張感と期待感が入り交じります。

反対に、嫌な気分になるのは入れ歯が装着後に痛かったと言われることと、僕が作った部分入れ歯を作り替えなければならない時ですかね。。。

特に、それがクラスプというバネが係る歯が歯周病などで抜歯をしなければならなくなり、それが増歯という処置だけでは済まなくて、作り替えなければならないというときは、もの凄く嫌なモノです。

それは、そうなったのには恐らく、定期健診には来なくなり、歯周病が進行した歯だと思われることが多いからですね。

つまり、管理が悪いと言えるのです。

その管理は、患者さんだけの問題とは言えないかもしれませんね。

でも前から、口腔内の衛生面については患者さんに口頭のみでなく、書面にしたり、データ値を見せたりしていますが、なかなか理解してもらえないこともありますね。。。

それを伝えて患者さんに解ってもらうのも、歯科医院の仕事と考えると、まだまだ患者さんに歯磨きや定期健診の大切さは浸透していないなと思いますね。。。

ある意味、責任を感じますね。

当院では、できるだけ残存歯は残し、その上で欠損があれば良い入れ歯を提供していくことを目標にしています。

あまりにも重度の虫歯や、歯周病ならば抜歯はしなければならないでしょうが、中程度以下ならば、極力保存することを目指しています。

定期健診を受け、歯科衛生士によるブラッシングのチェック、プロフェッショナル・クリーニングは必須です。

これをしっかり、やっていただけたらかなりの確率で、残存歯を残せると思います。

実際、部分入れ歯の方で、しっかりメンテナンスに来てくれている方の抜歯はほとんどなくなりましたよ。

是非、この定期健診にしっかり通っていただき、口腔内の衛生管理の徹底を図りましょう。

そして、部分入れ歯だとしても、入れ歯のバネが係る歯はもちろん、残存歯があるのならば、それ以上歯をなくさないことが、入れ歯を長持ちさせるために必要なことと言えます。

今、お使いになっている入れ歯を作り替えなくても良いように、定期健診と歯のクリーニングをせめて3ヶ月に1回はされることをお勧めいたします。

一緒に頑張っていきましょう。

年頭に思うこと。。。

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 改めまして、皆様、明けましておめでとうございます。

これを書いている1月6日は日曜日です。

普段は休日にはブログの方もお休みしていますが、年頭に向けての意思や当院の今年の目標を書いてみました。

当院は今年の9月でまる8年となります。

開院当初は患者さんの数も少なく、経営が難しいのではと落ち込む日々も多かったですが、患者さんやスタッフに助けられ、何とかここまでやってこれました。

思えば、これまで本当にスタッフには恵まれて、頑張り屋のスタッフ達が成果を上げてくれたと思っています。

僕一人の力では、絶対にできなかったと思います。

残念ながら当院を離職してしまったスタッフも数名いますが、その方にも本当に感謝していますし、今でもその方をりんご歯科ファミリーの一員だと思っていますよ。。。

 僕たちの仕事はどうしても閉塞的な部分があります。

患者さん側も「痛いと言っているんだから診るのは当たり前だろう。」とおっしゃる方も少なくはないです。

でも、僕たちも人間です。

できることとできないこと、また、人員や設備的な問題や労働時間的な問題もあるのは知ってほしいです。

患者さんのために仕事をするのは当たり前なのですが、僕やスタッフが抱える日常のストレスは決して小さいものではないということを知ってほしいです。

実際にそのために、スタッフが疲弊してしまったり、体調を崩してしまったりすることもあったのですね。。。

当院に来てくれる患者さんを大切にするのは、以前から変わりませんが、スタッフのそのような意味でのマネジメントも僕の大切な業務だということが、昨年の出来事でよく解りました。

今年は、そういう意味でももっともっとスタッフを大切にし、彼女たちのやりがいを形にして、ストレスを極力避けるようにしていきたいと思います。

スタッフ達の頑張りにより、最近では患者さんの数が多くて、初診の患者さんをお断りしなければならないことも少なくないです(当院は完全予約制ですので。)。

通常は、歯科医師は僕一人ですのでやれることは限られてしまいます(土・月は非常勤の先生に来てもらっていますが。。。)。

歯がゆい思いはありますが、予約を取って来られている患者さんの時間を削るわけにもいきませんから、現状では致し方ないと思っております。

そのような理由からも、当院での予約の時間は是非とも大切にしていただき、キャンセルをされる場合は極力、前日までには連絡をいただきたく思います。

キャンセルされたその時間に、罹りたかった患者さんもいたということを知ってもらえたらと思いますよ。

 当院の目標としては、もともと僕は入れ歯を専門としていたこともあり、入れ歯診療にさらに邁進していきたいと思いますが、ほとんどの人は部分入れ歯です。

せっかく作った新しい部分入れ歯を維持させるためにも、残存歯の健康維持・予防が重要です。

入れ歯を作り直さないようにするためには、残存歯を極力、抜かないことが大切ですからね。。。

そのためにも、歯科衛生士によるブラッシング指導や健診、歯石除去やクリーニングにも力を入れているところです。

また、元々の歯並びが悪いために、歯周病や虫歯を悪化させてしまうことが多いため、それを改善するための歯科矯正も手掛けるようになってきました(矯正専門の先生も月に一回来られてますし、僕自身も毎月一回、東京まで歯科矯正セミナーを受けてますから。)。

そのために、本年もこの入れ歯、予防、歯科矯正を大きな軸として、邁進していきたく思います。

患者さんのために、本年も一生懸命頑張らせていただき、医院としてさらに発展していくことを誓います。

本年も、何卒よろしくお願いいたします。

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初めての入れ歯に慣れるために。。。

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 新年、明けましておめでとうございます。

旧年中は、ブログの方を見ていただき誠にありがとうございます。

本年も、入れ歯を中心として臨床に関わる話をさせていただけたら幸いです。

今年も何卒よろしくお願いいたします。

 患者さんの中には、なかなか入れ歯が慣れないと言う人が少なくはないです。

入れ歯を入れて、すぐに自分のものとして、機能しないというのは往々にしてあります。

特に初めて、入れ歯を入れるという人は、それを使いこなすのには時間がかかるものです。

よく初めて入れた入れ歯が咬めないといって、すぐに諦めてしまう人が実際にはいます。

確かに痛いのを無理して、入れ歯を入れて食事をしろとは言いませんが、ものを食べるときに痛みがあっても、お話しするときには痛くないことが多いものです。

それならば慣れる意味を込めて、食事以外では入れ歯を入れてほしいなと思います。

新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中にいれただけではしっかりと機能することは難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することは必要です。

入れ歯をいれている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあれば、入れ歯もうまく使いこなせるようになると思いますよ。

入れ歯は他の被せ物、根っこの治療、虫歯の治療と違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりですからね。。。

初めての義歯は多分、部分入れ歯でしょうから、話したり食べたりする時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。

入れ歯を慣らす練習方法としては、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をするようにしましょう。

摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、食べるときにはゆっくりと時間をかけて咬むことが大切です。

食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまで食べましょう。

数回、歯科医院で調整した後、徐々に歯ごたえのあるものにも挑戦してみましょう。

発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。

そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケで歌を歌うことも効果的ですね。

また、入れ歯の形態を微調整することで修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いかと思います。

入れ歯に慣れるためには、ある意味、努力が必要です。

でも、諦めなければ必ず良いものになっていきますから、一緒に頑張りましょう。

僕達も時間をかけて、とことん付き合いますから。。。

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金属床入れ歯に、使用する金属が何かもポイントです。

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 生活の質を上げるために、入れ歯を入れて食事や会話を楽しみたいという患者さんは多いです。

僕もそう思っていただけるように、一生懸命に入れ歯製作に毎日、励んでいます。

しかしながら、個人の努力ではどうしようもないのが、材料の物性です。

例えば総入れ歯の場合、上顎であれば金属を使用して口蓋を覆うと、プラスチックよりも薄くできるため違和感は少ないです。

下顎であれば舌に接する入れ歯の内側を金属にすると、舌感は非常にいいですし、熱の伝わりもしっかりします。

しかしながら、この金属床入れ歯は保険診療内では認められないものです。

以前に保険診療内で総入れ歯を入れていた方が、自由診療で金属を使用した総入れ歯に代えると、その効果を感じてくれます。

確かに、自由診療なので金属床入れ歯は高額です。

でも、入れ歯は毎日使い、食事や会話に必要だと思うのです。

より快適に、良いものを入れて生活するのは「生活の質を上げる。」ことに直結しますよね。

そう思うと、これを勧めていくのは良い事だと自分自身は思います。

さらに言うと、この金属床の金属に何を使うかも大切なポイントです。

当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムを金属床入れ歯に使用しています。

チタンは、軽くて丈夫です。

生体親和性が良く、金属アレルギーのある方にも使用が可能です。

当院では、それらの点からチタンを使用した金属床入れ歯をお勧めしていますよ。

※年末年始のお休みは12月29日(土)~1月4日(金)となります。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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どの補綴物も健康な歯には勝てませんね。

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 歯の欠損を抱えて、入れ歯かブリッジか悩む人は多いですね。

よく当院にも患者さんが相談に来ます。

僕は、残存歯の歯周病の有無とか虫歯の有無や程度にもよりますが、1~2歯の少数歯欠損で30~50代の人ならば、入れ歯もブリッジもしないで、インプラントが良いのではないでしょうかと、まず言います。

なぜなら、ブリッジか入れ歯かで悩む理由としては、ブリッジは歯を削らなければいけないというのが気になるのでしょうし、入れ歯は嚙みにくいというのが気になるのだと思います。

それならば、欠損部の隣の歯を削らずに、噛み心地も天然歯に近いのはインプラントですからね。。。

ただ保険内の診療ではできませんね(当院ではインプラントは行っておりませんし。。。)。

施術後のケアも当然ですが、結構、大切ですね。

この保険でできるかどうかということと、手術が怖いということがネックになっているのならば、後は年齢的なものと、歯茎の状態やカリエスリスクが高いかどうかということが分かれ目になるかもしれませんね。

ただ少数歯の欠損の部分入れ歯はあまりお勧めしたくはないです。

なぜなら、少数歯の入れ歯は噛み心地がブリッジに比べて、良いものではないです。

かなり、食べにくいですからね。

ただ、この欠損が3歯以上あって、ブリッジが難しいケースの場合は、入れ歯で対応するのが一般的かと思います(単なる欠損歯数だけでは判断は難しいですが。。。)。

入れ歯のメリットとしては、歯をほぼ削らずにできます(入れ歯のバネが係る歯は少しだけ削りますが。。。)し、入れ歯は外して直視下でお掃除することができるので、衛生面からいうと、ブリッジよりも衛生的かもしれませんね。

もし、どうしてもその辺りについて、患者さん自身で判断できないのなら、一度見させていただけたら幸いです。

その人の口腔内の状況や考えをお聞きして、いろいろな補綴物に対しての選択肢を示すことができたら良いなと思います。

ただ、どの補綴物においても、健康な歯には勝てません。

神様が作って与えてくれた、自分の歯は大切な宝物ですよ。


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自分で咬み合わせを作れる総入れ歯は面白いです。

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 僕は歯学部学生の6年生の時に、総入れ歯の人工歯の排列実習を受けた際に、自分で咬み合わせを作れるという事にすごく興味を持ちました。

総入れ歯の咬合というのは、一定の決まりはあるものの、人工歯を配列する人の個性が必ず出ます。

自分の製作した入れ歯が患者さんに喜ばれたら、歯科医師として凄く嬉しいことですからね。。。

そのため、僕は大学を卒業したら、大学病院の総義歯講座(総入れ歯)の大学院に入ろうと心に決めていました。

そして無事に大学を卒業し国家試験を通過し、自分で思い描いていた通りに、総義歯講座の大学院に入学することができました。

でも、そこで待ち受けていたのは、厳しい特訓と指導してくれる先輩や教授からの実技チェックがありました。

いつも帰りは午前様で、入れ歯製作と博士号取得のための研究をしていましたね。

一生懸命作った義歯を患者さんから、激しく文句を言われ、その入れ歯を投げつけられたこともありました。

凄く辛くて、一時期はもう入れ歯を見るのも嫌だと思った時期もありましたね。

でも、いい先輩や同僚もいて、励ましてくれて僕の気持ちを鼓舞してくれました。

その助けもあって、無事に大学院を卒業し、そのまま講座の助手となることができ、それから6年間勤めて講師に昇進することができました。

しかしながら、当時は学生教育に相当の時間が取られ、診療をほとんどできないことにストレスがたまりました。

その頃になると、入れ歯診療をやるのは自分の使命だと思い込んでいましたからね。

そしてさらに、入れ歯治療ができる環境を求め、開業して入れ歯を多く診ている先生の所に行き、そこでアルバイトをさせていただきました。

そして大学を辞め、佐渡島の病院歯科に籍を移し、そこで多くの入れ歯の症例を診させていただきました。

ここでは、30代、40代の若い患者さんはそれほど多くはなく、老人と小児の治療が多かったですからね。

老人の診療は、基本的に抜歯と入れ歯治療が、多いものですからね。

患者数も多く、佐渡でかなりの症例をこなしたと思います。

そして、娘の誕生とともに新潟市に勤務医で帰ってきてから4年して、開業に至りました。

これまでの、いきさつがあって現在があるわけですが、この入れ歯に対する熱い思いがなくなることはありません。

これからもさらに向上できるよう歯科医師として、頑張っていきたいと思います。