入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

夏が来ると思い出す、成長させてくれた人。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 今日は海の日で、当院はお休みです。今日は診療とは少し違う話をしますがお許しください。今日は天気もすこぶるよくて、梅雨もそろそろ明けますかね?
 僕はこの季節が大好きです。学生の頃は、海に行ったり、BBQをしたり、花火を見たり楽しい思い出がいっぱいあります。でも、一番の思い出は大学のサッカー部に所属していた時の事ですかね。。。僕は歯科大生の頃はサッカー部に所属して、全国の歯科大生の大会(通称デンタル)に参加して、この大会に優勝することを目指して頑張っていました。1年生の夏はまだ18歳で、その頃に経験した事を以下に紹介しますね。

 僕は大学に入学するまでほとんどサッカーの経験はなく、大学に入って始めたようなものです。歯科大学のサッカーなんてそれ程レベルが高くないと思いますよね。。。でも、入ってみると凄く上手な人がいました。高校の頃、全国大会に出場したことがある人や、県選抜に選ばれた人や、アルビレックスの前身であるアルビレオに所属した人等々。。。ハッキリ言って僕は場違いでした、もともとサッカーは好きでテレビやビデオでよく見てはいましたが、こんなにうまい人達が歯科大学のサッカー部にいるとは、思ってもいなかったですよ。小学校の頃から、やっていた人と初心者では雲泥の差がありました。。。レギュラーにはなかなかなれず、いつも補欠をしていました。練習も厳しく通常は週に3回練習し、日曜日も試合なので、週に4回はサッカーをしていたことになります。夏や春は合宿があり、そこはほぼ毎日練習でした。下手だったので、サッカーを辞めたいと思うときは度々ありました。練習も厳しく、飲み会も当時は本当に厳しかったですしね。また、上下関係も強く1年生の頃は、上級生、特に5年生の主将が本当に恐ろしく、何か粗相があると大変なことでした。ある日、クラブに行くのが嫌で、無断でサボったことが一回だけありました。その次の日、主将から呼び出されて体育館裏で、サボったことを問いただされ顔を三発ほど、思いっきり殴られたことがありました。(今では大変なことかもしれませんが、当時はそれが割と普通でした。)

 でも、この事でサッカーを辞めようとは思わなかったです。なぜなら、これがその人の愛情で教育なのを理解していたからですね。怖かったけど、優しさがあって、人間的にどうしようもない僕らの事を本当に可愛がってくれてましたからね。反って、主将を悲しませたなと後悔したものです。この主将は怖くて甘えを許さず、一生懸命やっていないと鉄拳が飛んでくるような人でしたが、良いプレーをすると、もの凄く褒めてくれて下手なりにもチャレンジする姿勢を称えてくれました。主将は自分にも厳しくサッカーとお酒は誰にも負けず、勉強も凄く優秀でした。少しでも、この人に近づきたいなと思い、そのような事があってからというもの、自分なりにサッカーも勉強も頑張りました。

 多分、あのような事がなければサッカー部を辞めて、勉強もろくにせず、留年を繰り返したりしたかもしれないですね(1、2年生の頃は本当に勉強ができなかったですから。。。何とか留年はしなかったですが。。。)。あの頃は、本当に人生を舐めていたかと思います。この主将に出会って、サッカーと生き方の指導を受けて真剣にやる意味を教えてもらえて本当に良かったと思っています。今は同じ歯科医師になって、同じ土俵の中にいますがまだまだ同じレベルには立てません。これからも尊敬の念を持ちつつ、背中を追っていきたいです。

 ちなみに、今でも僕はサッカーが大好きでそれが高じて、サッカー審判免許3級やスポーツ指導員、C級コーチそして日本体育協会公認スポーツデンティストを取得する原動力になりました。プレイヤーとしてもフットサルですが続けています。全てはこの主将との出会いがあったからだと思います。

 今のご時世では、愛情のあるものでも、ないものでも同じ行為として見られ指導をするものとしてはやりにくい世の中ですよね。。。ちょっと何かあると、体罰や暴力と言われる。。。そのことに否定はしませんが、人間はその人の事を本当に思っているなら、注意をするのは当たり前ですよね。良くなってほしいから言うわけです。そこに愛情がなくて、どうでもいいと思うのなら誰も何も言いません。言う方も嫌われるかもしれないことを覚悟して言うわけですから。。。これはスタッフ教育や患者教育でも通ずるものですね。なかなか理解されにくい部分かもしれませんが、このスタイルは貫いていきたいと思います(手を挙げることは、絶対にしませんが。。。)。

チタンを使用した金属床の総入れ歯はメリットが多いです。

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 金属床入れ歯にも、何の金属を使うかによって違いがあります(見ただけでは、解りませんが。。。)。総入れ歯の場合、天然歯を失い歯茎がもの凄く痩せている人が存在します。いわゆる顎堤が吸収されていて顎の高まりがほぼなく、貧弱になっている人ですね。このような方に、重い金属であるコバルトクロムの金属床入れ歯は不向きと考えます。重いため重力に負けてしまい、上顎の場合は外れやすい事が多いです。また、下顎に使用すると顎が重くて疲れると言われることがたまにあります。
 その点、チタン床の総入れ歯は、コバルトクロム床に比べてかなり軽いです。技工操作がちょっと難しいという点がありますが、それさえ気をつければ良いものになると思いますよ。金属アレルギーのある方でも使用が可能な場合が多いですし、何より軽くて患者さんの使用感も良いとよく言われますよ。丈夫さも、抜群ですしね。
 もし、過去にコバルトクロム床の金属床入れ歯を入れた方で、顎の疲れや外れやすさにお困りならば、ご相談いただけたら幸いです。
 この金属床(チタン床、コバルトクロム床)入れ歯は自由診療となりますが、医療費控除の対象になりますのでご検討していただけたらと思います。

(写真の掲載は、患者さんの同意を得ています。上顎の顎堤は貧弱でしたが、口を大きく開いても吸着しています。チタンを使用している部位は口蓋になるので、他人からは見えませんし、軽くて丈夫です。また、金属なので、薄くできるため発音をそれほど阻害しません。)

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歯科の医療費控除とは

抜歯後は、ブリッジか入れ歯か。。。

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 親知らずの歯が、虫歯や生え方の問題で抜歯を勧められることがあるかと思います。確かに、親知らずは生え方があまりよくないケースが多く、根の治療をするほどの虫歯であれば、抜歯した方が良いと僕も考えます。でも、かなり歯茎に潜っているような場合は大学病院に依頼して、抜歯をしてもらうように紹介させてもらう事もあります。もし、気になる方はご相談ください。親知らずの抜歯の場合は、その後、傷さえ治ってもらえれば何も被せたり、入れ歯を入れる必要はないです。
 でも、その他の歯が、どうしても抜歯になるのであれば、状況によってはブリッジ(抜いた歯の前後を削って被せ物で橋を架けること。)か入れ歯になるかと思いますが、それぞれのメリット・デメリットはありますし、ブリッジが掛けようのない症例であることもあります。抜歯後にどのような補綴物が適応なのかは、抜歯をする前にきちんとお話をしていくように当院では心掛けていますよ。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。本文の内容とは直接、関係はございません。)

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入れ歯を良い状態で維持するためには。。。

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 入れ歯診療で一番大切なのは、良い入れ歯を作ることよりも、そのよい状態を維持することだと思います。入れ歯だから、定期健診に行かなくていいと思う方がかなりいますが、部分入れ歯で歯が1本でも残っている方や、総入れ歯であっても良い状態をキープするには定期健診と調整は絶対必要なのです。
 歯を失った歯茎は必ず時間の経過とともに、痩せていきます。これを顎堤の吸収と言いますが、この吸収を止めることは現在の歯科医療ではできません。早い方だと、1~2ヵ月の期間でもかなり変化のある人がいます。是非、入れ歯が緩くなる前に、入れ歯の内面や咬合面に調整をさせていただけたらわずかな時間で、良い状態を維持できると思います。
(3ヵ月に1回、総入れ歯の定期健診で入れ歯の内面に適合診査の薬を塗り、入れ歯内面の適合をチェックしています。)

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大切なのは治療後のモチベーション維持です。

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 他院で抜かなければならない歯があると言われて、抜くのだったら当院で入れ歯を作りたいと来られた患者さんがいました。その方はここから3駅ぐらいの距離があり、ちょっと遠いところから来られているなとは思っていました。口腔内を診てみると、確かに歯周病の状態は良くなく、何度か腫れを繰り返しているとのことでした。でも、その時は抜かなければいけない程、重度の歯周病とは思えずレントゲン診査でも、骨の支持は割としっかりしていると思われました。まずは、保存する努力をしっかりさせて頂き、そこから判断した方が良いのではないかと提案しました。また、下顎の臼歯欠損部にはあまり良い入れ歯が入っていないので、それと並行して作って言ったらどうかと説明し同意を頂けました。
 
 そして、現在は無事に入れ歯のセットをさせて頂き、歯周病も取りあえずは安定しているため月に1回のメンテナンスに移行しました。その時はその方からは、「これ以上、悪くしないためにも毎月、メンテナンスに来ます。」と仰っていましたが、それから2週間ほど経って、「ちょっと遠いため、通えない。」と電話で連絡を頂きました。
 
 患者さんの都合上、通えないのは致し方ない事ですが、これだと本来の「しっかりした口腔ケア」に到達することは難しいですよね。結局は、歯科医院と一緒に患者さんの口腔内を守るシステムを構築しなければ、根本的な改善は見込めないと思います。歯周病や虫歯は慢性病変でコントロールを必要とする病気ですからね。。。また、痛くなった時だけ来られても、治療としては抜歯か神経を取るような作業になるのがオチなのですよね。。。そして結果的には、入れ歯になるという悪循環。。。せめて、他院でしっかりと口腔ケアを受けることを願っています。
 
 口腔内の健康は本人だけで、守ろうとしてもほぼ無理です。僕ら歯科教育を受けた歯科医師でも、自分だけのセルフケアでは足らず、月に一回は歯科医院で定期健診とクリーニングをしてもらっていますよ。皆さんも、是非、そのことに気づいていただきお口の中の健康を守るようにしていただけたらと思います。治療が終わってからの、もう歯を悪くしないぞというモチベーション維持が本当に大切なのです。

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総入れ歯の維持安定を得るには。。。

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 先日、初めて当院に来られた患者さんで上顎に部分入れ歯が装着されていましたが、バネのかかっている歯が重度歯周病のために脱落してしまったようです。その部位に増歯といって、入れ歯に人工歯を足す作業をしました。しかしながら、他の残存歯も2本ほどあり、かなりの歯周病のために動揺が大きくありました。レントゲン診査をしても骨の支えは全くなく、抜歯の適応と思われます。その旨をお話しさせてもらい、抜歯して総入れ歯にした方が良いのではないかと提案させていただいてます。でも、この患者さんは「総入れ歯になったら、どうやって維持を図るのか?」と心配なようで、僕に聞いてこられました。
 
 確かに患者さんにしてみたら、粘膜に乗っかっている上顎の入れ歯が落ちないようにするのは不思議ですよね。もちろん健康な歯があって、その歯にバネを掛けて維持を図れるならそうすることに越したことはないのですが、この方のように条件が悪い歯にバネを掛けて維持を図るのは、反って悪い結果を生みます。グラグラしている歯にバネを掛けても意味はないですし、その歯に過剰な力が加わり、痛みを起こす原因にもなりかねません。で、あるならば総入れ歯で維持安定を図ることを目指した方が、外れにくく安定感のあるものになりますね。

 総入れ歯の維持安定は、入れ歯が粘膜に「吸着」していることが重要です。この吸着は、粘膜と義歯床内面との間に、「陰圧」を起こすことが大切です。この陰圧というのは、解りやすく言うと、ヤクルトを咥えて息を吸うと吸盤のように唇や舌に吸い付きますよね。この事を言います。そのためには入れ歯の床辺縁部をしっかり封鎖していくことが大切です。また、唾液の質や量、残存顎堤の高さや幅なども吸着を得るために重要な因子として絡んでいきます。

 この吸着を口を開けた時、物を食べているときなどの機能時にも発揮させるようにすることができれば、そう簡単には落ちない入れ歯になるのですね。。。
 ただ、これを獲得するのは簡単な事ではありません。でも、プラプラの歯を残して、部分入れ歯を作るよりも良いものができると僕は思います。
(写真は、本文の内容とは関係がございません。)

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痛みの少ない入れ歯を目指して、時間をかけます。

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 入れ歯に力を入れて、製作や修理に励んでいますが、一回で全てを網羅できることはほぼないです。特に製作には時間をかけて行っています。型取りは2回以上は必要ですし、咬み合わせ取りも場合によっては2回以上必要です。そして、仮合わせをして良ければ完成という流れになります。また、調整も少なからず1回は必要です。そう考えると、入れ歯製作は少なく見ても週に1回のペースで来られたとしても、1月半はかかることになります。たまに早く作ってくれと言われる方がおりますが、このステップを踏まないと良い入れ歯はできないと考えます。良い入れ歯は一朝一夕ではできません。そのあたりは、ご了承くださいね。

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診断用模型製作の型取りから大切です。

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 当院では、入れ歯製作の際に必ず型取りは2回に分けて行います。一つ目は診断用模型として、その上でその人に合った精密印象のためのトレーを作ります。これを個人トレーと言います。
 そして、個人トレーというものを使って入れ歯周囲の筋圧形成を行います。コンパウンドワックスで入れ歯の辺縁相当部分の筋圧により得られた形態が重要なのですね。様々な運動をさせて、形態を整えてから粘膜面の型を取るわけです。こうすることによって、機能時に入れ歯が脱離する力に抵抗できるようになるわけですね。
 でも、この筋圧形成を行うには個人トレー製作が大切なのですが、個人トレーを作る前段階の診断用模型、さらにはそのための最初の型取りが本当に重要なのですね。どのステップでも気が抜けません。
(写真は診断用模型製作のための1回目の型です。これが、その後の入れ歯の作りやすさを決めます。)

※本日、7月8日(土)の診療は、講習会に参加のためお休みです。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、よろしくお願いいたします。10日(月)から通常通りの診療体制となります。

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入れ歯の悩みは、いろいろです。

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 入れ歯に悩む人は、少なくないです。でも、その悩みは人それぞれです。痛いや、外れる、喋りにくい、噛みにくい、見かけが悪い等、人それぞれです。
 特に初めて入れ歯を入れた人は、あまりにも不快なので、少数歯の欠損だと食べるのにそれ程、苦慮しないのでそのままにしておく人も、かなりいるようですね。でも、それは決して良い事ではなく、いずれ他の残存歯に咬合力の過剰負担で歯周病が悪化したり、歯の移動(欠損部分に向かって隣在歯が移動)することによって咬合の不調和をきたすことが多いです。そのために顎関節症を患う事もあります。
 最初は、どうしても入れ歯に慣れるのに大変です。調整は絶対に必要になります。でも、諦めずに少ない時間でも使っていただき、その時間を少しずつ増やしていくことで、確実に自分のモノに成っていきますよ。諦めずに一緒に頑張りましょう。

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入れ歯には、いろいろなタイプのものがあります。

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 入れ歯の設計で悩ましいのは、部分入れ歯を製作する上での事です。これは、よくあることですが、僕らは機能時の安定と、患者さんの違和感を少なくすることに重点を置きますが、安定感を優先すれば入れ歯自体が大きくなりがちですし、違和感の少なさを重視すれば入れ歯自体が小さくなりがちで、機能時の入れ歯の動きを止めることが難しくなります。両立を図るようにもちろん設計をしているのですが、なかなか難しい事ではあります。患者さんの先入観のようなものもあり、誤解も生じやすいです。この設計については、一生懸命説明をしていますが患者さんの方では理解しがたいようですね。。。この辺りについては、入れ歯を一生懸命やっている先生なら、皆、悩むとは思いますが。。。
 患者さんの方でも、そのあたりの説明についてはしっかり聞いていただき、その上で決めていただくことをお薦めいたします。いろいろなタイプの入れ歯があります。どれにも一長一短があることは、ご理解いただきたいです。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。本文の内容とは一切、関係がありません。)

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