2016/06/06
以前ブログでお話した、TC(トリートメントコーディネーター)育成セミナーの全3回コースが終了しました。
患者さんが安心して通院できるよう、また医院の方針などを患者さんに伝えられるよう日々努力していきたいと思います。
勉強に出してくれた先生、ありがとうございました。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
2016/06/05
先日、被せ物を全て外してワンピースキャストのブリッジを作ってほしいという依頼で、陶材焼き付け鋳造冠のブリッジを製作しセットしました。ブリッジが綺麗にできて、すごく喜んでくれましたよ。
でも、一つだけ問題があります。この患者さんには上顎の両側臼歯部が欠損して部分入れ歯が入っています。この入れ歯は保険診療で製作したもので前歯(糸切り歯)にクラスプという金属が見えてしまいます。事前にその旨は説明していたのですが、その時は「別に金属が見えてもいい」とおっしゃっていたのですが、「やはり綺麗な被せ物が入ったら、入れ歯のバネも見えないものにしてほしい」と言われました。
僕は「当院では自由診療ですがノンクラスプデンチャーというものがあります。それでよければ対応できると思います」と説明しました。今後、この方に良いノンクラスプデンチャーを入れるよう、また頑張ります。
また、この方にノンクラスプデンチャーがセットされたらブログにアップしますね。
(写真は陶材焼き付け冠ブリッジと、その上顎左側犬歯に掛かるバネです。この患者さんはこのバネが見えない入れ歯を希望しています)
2016/06/04
煙草を吸う方は、歯茎の色を気にしたことがありますか?もしかしたら歯茎が黒ずんでいませんか?
煙草に含むニコチンやタールの成分が沈着して黒くなります。また、煙草の刺激から歯茎を守ろうとしてメラニンが活性化して色素の沈着が起きています。
煙草は歯周病などに関係すると言われますが、歯茎の色も気になるようなら、是非禁煙をお勧めしますよ。禁煙してきれいなピンク色の歯茎に戻った方はたくさんいらっしゃいます!
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
2016/06/03
ブリッジについて、意外と知らない人が多かったのでお話します。
ブリッジは1本の欠損の場合、両脇の歯を土台として削り、橋渡しのようにしてそこに歯があるように見せるものです。完全にくっつけてしまうので取り外せません。入れ歯のように取り外せると思っていた方は多いようです。
欠損様式によってできないケースはありますが、ブリッジはしっかり咀嚼できますし違和感が少ないです。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.T)
2016/06/02
歯磨き剤の成分を気にしたことはありますか?
歯磨き剤の基本成分として清掃剤(研磨剤)は歯の表面についた汚れやステインなどを落とします。湿潤剤は歯磨き剤に湿り気を与えます。発泡剤は口の中に歯磨き剤を拡散して洗浄の役割をします。粘結剤は粉末と液体を結合させ、適度の粘性を与えます。香味剤は香味を調和し、爽快感や香り付けをします。保存剤は変質を防ぎます。その他に虫歯、歯周病、知覚過敏などの予防として薬効成分が入っています。
ご自分のお口の状態に合わせて歯磨き剤を選んでみてください。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
2016/06/01
「歯磨きは何分したらいいですか?」とよく質問されますが、なかなか「○分です」とは言えないものです。1時間磨いたとしてもトンチンカンな場所を磨いていたら全く無意味です。
極端な話、1分でも的確な場所を磨けていたら良いのかもしれません。まずは、どこを磨いたら良いのか指導を受けていただき、あとは「ながら磨き」をお勧めします。お風呂に入りながら、テレビを見ながら等で有効に時間を使いましょう。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
2016/05/31
虫歯の原因は何だかご存じですか?歯を磨いていても、虫歯になる方はいると思います。
虫歯の原因は
1.お口の中の細菌
2.歯の質
3.食べ物
4.時間
食べ物がお口の中に入ると、お口の中の虫歯菌は粘着性で水に溶けない物質を作り、歯の表面に付着します。これを繰り返して次第に固まりを作り増えます。これがプラークです。
虫歯菌は糖類を好み、糖類をエネルギー源として酸を生産します。歯は酸に弱く、歯の表面を溶かし虫歯になります。
原因を1つでも除去することで、虫歯になるリスクが少なくなります。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
2016/05/30
当院では、初診に「歯茎の検査」をしています。歯周病の進み具合などをみる検査です。
その後、治療と同時に歯石取りも進めて、歯石除去後にもう一度検査をします。
また検査するの?と思う方はいると思うのですが、歯石除去後、ブラッシングを頑張っていただき、その後の歯茎が改善しているかをみる検査なのです。検査の必要性をわかってもらえたら良いなと思います。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.T)
2016/05/29
入れ歯を入れていることにコンプレックスを抱えている方は多いです。特に若い方から相談を受けます。少数歯欠損ならばインプラントやブリッジがお勧めです。その方が体力的に手術に耐えられるでしょうし、術後の違和感は少ないです。
しかしながら、その後のケアはかなり大変だと思います。歯を失った原因が交通事故やスポーツなどの外傷であれば、僕はインプラントの方がいいのではないかと提案しています。(当院ではインプラントは行っておりませんが。。。)
でも、もし歯周病で自分の歯を失ったのであれば、よっぽど日常のブラッシングやメンテナンスをしっかりやらなければ、インプラント周囲炎という新たな疾患を招く恐れがあるのですね。ですから、歯を失った原因から予後を予測できますので、現症や既往歴は補綴物を選定するうえで重要なファクターだと思います。
先日ある看護師さんが患者さんとして来られ、犬歯と小臼歯の3本が歯周病のため抜歯になりました。骨量からするとインプラントができる可能性があるので、大学病院で審査していただいたらどうかと提案しましたが、その方は二つ返事で入れ歯を作ってほしいと言いました。どうしてなのかを聞いたところ、自分が勤める病院に入院している患者さんがインプラント周囲炎で大変なことになっている状況を見たそうです。長期入院しているため口腔内のケアはほとんど行き渡らず、相当な腫れや骨吸収がありインプラント体の除去を検討しているそうです。患者さんの立場からすると、怖い一面があると言っておりました。
そのため、その方には極力目立たないノンクラスプデンチャーをお勧めしています。金属のバネを使用せず歯と歯の間に歯肉色の弾力のあるプラスチックで維持を求め、入れ歯だとわかりにくい配慮があります。保険適応ではありませんが、目立たない入れ歯をお考えの方は検討していただけたら良いと思います。
(写真はノンクラスプデンチャーです。上記の患者さんとは関係ないものです)
2016/05/28
入れ歯の適合が甘くて落ちやすいということで入れ歯を新製する方は多いです。歯が欠損した歯茎は経時的に痩せていきますので、致し方ないことです。でも、裏層という手法で適合度を改善できるかもしれません。その方法とは入れ歯の床内面に材料を裏打ちして、床との密着度を上げる方法です。先日もこのような悩みで作り替えを希望していた方に、床内面を裏層して適合度がアップし、作り替えずに様子を見ていくことになりましたよ。入れ歯が落ちやすくて悩んでいる方は、ぜひご相談を!