入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

今日で丸4年です

                     

今日で開業して丸4年経ちました。開業当初は全然患者さんも来なくてやっていけるか不安でしたが、何とかここまでやってこられました。これもひとえに患者様のおかげですし、応援してくれた方々のお陰です。本当にありがとうございました。
でも、自分としてはまだまだ発展途上の状態と認識しております。これからも、さらに頑張って皆様に愛される歯科医院を目指します。今後とも何卒よろしくお願いいたします。


医院の休日に考え事



今日は日曜日で、医院はお休みです。でも、まずは休み明けの技工物があり、それをやります。
最近よく考え事をしています。というのは、もう明日で丸4年この地域で歯科医院を営んできたことになりますが、そろそろ新しいことを模索していった方が良いかなと思い、日夜考えています。
患者さんにとっても、医院にとっても、自分にとっても良いことを。休日ですが、医院の机に向かって考えを絞っています。決まったら実践しますね。
(写真は当院が入っているビルの2階への入口です)


当院の特徴



当院は、一般治療を行う歯科医院ですが、特に入れ歯治療、マウスピース治療に力を入れております。でも、入れ歯で天然歯と同様に変わらず食べれるとは言い切れません。天然歯と同じように噛めるなら、歯周病や虫歯になった歯も治療せずに、抜歯して入れ歯にしてしまえば良いという理屈になりますものね。僕は入れ歯に情熱を入れて、研究を重ねて20年以上頑張ってきましたが、どうやっても健康な天然歯と同じようには噛めないのです。
そうであるなら、やはり虫歯や歯周病にならないようにしなければいけませんよね。そのためには、やはり予防が大事になります。特に定期健診を大切にして、ブラッシング指導と歯石除去をかかりつけの歯科医院から受けていただきたく思います。
(写真は3ヶ月に一度、定期健診に来ていただいている患者さんの口腔内写真です。非常にきれいな状態が維持できています)


歯を抜いた後の歯茎の変化



歯を何らかの疾患やけがで失った場合、もともと歯があったところは歯根ごとなくなるので、舌で触知できるほどの大穴があきますね。でも、その後は、かさぶたができ徐々に穴は塞がり、フラットな歯肉形態になります。大臼歯という大きな歯でも、おおよそ2ヶ月ぐらい経てば完全にそうなるのではないでしょうか。(欠損した歯の大きさや、歯周病の進行具合で大きく違いますが。。。)
しかしながら、その後も少しづつ歯槽骨は吸収し、それに合わせて歯茎も痩せていきます。従って、欠損部に乗っている入れ歯も徐々に合わなくなる可能性が高いのですね。そうなると、作り替えを余儀なくされることが往々にしてあります。
でも、新義歯をセットして3~6ヶ月ごとにでも定期健診に来ていただき、調整や指導をすると、入れ歯の寿命を長くできますよ。是非、入れ歯の方も定期健診をしてもらいに、かかりつけの歯科医院に行っていただくことをお勧めします。


総入れ歯の咬み合わせの調整



総入れ歯は、自分の歯が1本も存在していないため、ある意味歯科医師がその位置を決めております。でも、解剖学的基準と生理学的基準があってそれを基にして決めております。僕は20年以上総入れ歯治療に情熱を傾けて診療に当たってきましたが、この咬合採得といわれる操作はまだ難しいなと感じます。
完成時に、入れ歯の咬み合わせが0.2~0.3mm程側方や、前方にズレることは全くないわけではないですね。これはある意味、技工操作時にできる誤差で許容範囲と思われますが、調整でを直していくわけです。特に総入れ歯は天然の歯による咬み合わせが全くないので、この誤差を修正するにはそれなりの時間を要します。1回の処置でそれが済むことはありますが、食事時に機能するかどうかを考えると平均して2~3回は調整するものと思われますよ。
(もちろん入れ歯が乗る歯茎の状態や骨の吸収度も影響を及ぼしますので、一概に言えませんが。。。)

入れ歯が慣れるまで



新しい入れ歯は、義足や義手のように慣れて使いこなせるようになるまで、相当の時間がかかります。中には、最初から全く違和感なく使いこなす方がいなくはないですが、一般的ではありません。
新しい入れ歯を装着してからの食事は、最初は柔らかい食物をゆっくり食べていただきたく思います。そして、徐々に固いものにチャレンジしていただきたく思います。
その際に、痛いから古い入れ歯に代えて食べても私は良いと思っています。(痛い思いをしながらの食事じゃ美味しくないですものね)でも、お話をするときは恐らく痛くないはずなので、慣れる意味を込めて使用していただくよう説明しております。(就寝時はもちろん外して寝ていただきたく思います)
(写真は古い入れ歯を入れて、新しい入れ歯の調整時の参考にさせてもらっています)


歯科医院の存在意義



現在は、歯科医院が過剰に存在しているといわれ、虫歯を持つ患者さんの数は減少しています。今までと同じ感覚でいると確かにそう思えるところがあります。でも、歯科医院を虫歯や歯周病を治すところではなく、予防という概念で考えてみると、まだまだやることが多いのではないかと僕は思います。
歯は親知らずを入れなければ28本の永久歯が存在します。この歯を守り清潔な状態で維持するためには適切なブラッシングが必須ですし、どうしてもブラシでは取れない歯肉溝内のプラークはプロフェッショナル・ケアが必要です。それを行うためには、やはり定期的に歯科医院に行って指導やプラーク除去処置をしてもらうことが必要です。是非、僕ら歯科医院の存在意義を皆さんにも考えていただきたく思います。


入れ歯を入れる前の粘膜調整



総入れ歯や、それに近い義歯を新製する前に上顎前歯部にぶよぶよした粘膜が見られることがたまにあります。これは古い義歯の適合が悪く、おそらく下顎の歯が咬合するたびに上顎前歯部の粘膜を強く突き上げていたことが予想されます。そのため、すぐに義歯を新製するとその部位にも新しい義歯が乗るため、安定しないことが考えられます。
その場合は、すぐに義歯を新製するのではなく、粘膜調整剤と呼ぶものを古い義歯の内面に敷き、咬合の突き上げをなくすよう調整して、粘膜の安定を図ってから製作に入った方が良いことが多いですね。
(写真はちょっとわかりにくいですが、上顎前歯部にぶよぶよした粘膜が認められた方のものです)


日曜日ですが、技工します

 

今日は日曜日で医院がお休みです。でも、週明けの技工が溜まっているので、技工をしてます。
ホワイトニングのためのマウスピース製作と、歯ぎしり防止用のマウスピース製作があります。平日は技工をやることがほぼ不可能なので、日曜日こそどんどん技工をやったり、本を読んで勉強していこうと思いますよ。
皆さんも、良い休日をお過ごしください。
(写真は上顎の模型に透明なホワイトニング用のトレーを装着したものです。素材は薄く柔らかいので、実際に装着しても違和感は少ないです)


入れ歯になる前に。。。



歳をとれば歯が抜けるのは当たり前と思っていらしゃる方は、いまだに多くいると思います。でも、それは大きな間違いです。歯が抜ける多くの原因は歯周病です。歯周病はプラーク内の細菌が歯茎といわれる歯肉、歯槽骨や歯と骨を繋げる歯根膜、歯根表層部のセメント質に感染したために起きる病気なのですね。歯周病にならなければ、またはなったとしても軽度であれば進行を食い止めるのは可能なのです。もちろん、普段からの食後のブラッシングが非常に大切ですが、それだけでは不十分なのです。
なぜなら、歯ブラシが届く範囲は表面的で歯と歯肉の境目に歯肉溝(歯周ポケットといわれるところ)がありますが、そこを歯ブラシで洗浄するのはほぼ不可能なのです。是非、定期的にかかりつけの歯医者さんで定期健診を受け、正しいブラッシングを習得し、クリーニングを受けていただきたく思いますよ。
私は入れ歯を得意とし、入れ歯治療に情熱を傾けて診療に励んでいますが、入れ歯の歯よりも絶対に自分の天然歯に勝るものはないと思います。(よっぽど歯周病が酷く、歯がプラプラに動く場合は別ですが。。。)
是非、入れ歯になる前に定期的に歯科健診は受けましょう。