2023/07/02
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
虫歯治療時に詰め物や被せ物などの補綴物を選択する際、ついつい見落としがちになってしまうのが補綴物の安全性です。
特に、保険治療に用いられる銀歯といった金属は、唾液によってイオン化溶出し、金属アレルギーを発症させるケースが稀にあります。
現在金属アレルギーの症状のない方でも、口腔内の金属が溶出傾向にある場合、人体のタンパク質と結合し、抗原(アレルギーの原因)となる可能性が非常に高い状態であるといえるのです。
同じく歯茎の黒ずみなどもメタルタトゥーと言われ、溶けだした金属イオンによる影響です。
金属を使わないジルコニアやセラミックといった材料も多くあります。
審美性や適合性ももちろん大切ですが口腔内や身体にとって安全なものを選んでみてくださいね。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯の被せ物は銀歯しかないと思われる方も少なくはないですね。
最近では、部位にもよりますが保険診療でもCADCAMというハイブリッドセラミックを使用した冠や詰め物も出ましたね。
しかしながら、これも強度は強くなく、咬合力が強い人には割れたり外れたりするリスクが付きまといます。
また、これにはプラスチック成分も多く含まれるため、汚れもつきやすく色も変わりやすいということも言えます。
自由診療となりますが、そのような欠点を補うのにジルコニアやセラミックというものもあります。
審美的にも強度的にも安心感があるので、被せ物や詰め物を入れる時は考えていただけたらと思います。