2018/07/10
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯を磨く度に、歯肉から出血しているから磨かないという方がいますが、それは間違いです。
出血しているところはしっかりと磨けておらず、歯や歯肉に残ったばい菌が悪さをして炎症を起こしているからです。
炎症を抑えるためには、細菌を減らさなくてはなりません。
そこで歯茎が炎症を起こして痛いという場合は、柔らかめの歯ブラシを使用して易しく磨いてみてください。
最初は出血するかと思いますが、細菌数が減ってブラシによるマッサージ効果も手伝って、出血もしなくなってくるかと思いますよ。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
一般的にケガをしたときはなるべく傷口に触らないようにすることが大事と言われます。
それは、安静にすることが大事だという考えからですね。
でも、歯周病が原因で歯茎から出血した場合は「血を出したほうがいい」と言われています。
なぜなら出血を恐れて該当部分の歯磨きを避けていると、炎症の原因となっている細菌がどんどん増えてしまって、さらに症状が悪化してしまうからです。
出血した際は、毛先の柔らかい歯ブラシを使って、該当部分を優しくマッサージしてあげてください。
そうすることで新陳代謝が促され、健康的な歯茎に戻りやすいです。
ブヨブヨした歯茎も、毛先の柔らかい歯ブラシによるマッサージで血行を良くしてあげれば、徐々に張りが戻ってくるはずです。
それでも同じところから慢性的に出血する場合は、重度の歯周病か、それ以外の病気である可能性があります。
結構、重大な病気が潜んでいることもありますから、なるべく早めに歯科医院で診察を受けるようにしてください。