2018/04/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
これから暖かくなると運動後に、スポーツドリンクを飲む機会が多くなりますね。
汗をかいた後には、水分補給が大切です。
ただ汗をかいたら=スポーツドリンクを飲む というのは少し考えものです。
なぜなら、スポーツドリンクには多くの甘みが入っているのです。
ちなみに500ミリリットルのペットボトルなら20~30グラムくらい(少し太めのスティックシュガー8グラムが3~4本分)も含まれています。
ある栄養士さんの話では、部活中の学生さんなら水かお茶で十分水分補給はできる。
国体選手級のトレーニングをするならスポーツドリンクがお勧めねとも。。。
スポーツドリンクがダメと言うことではないですが、糖分の取り過ぎには注意していきましょう。
水で薄めてという方法も、是非、やってみると良いかと思います。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記のブログに対する院長の追加コメント
よく少年サッカーの大会を観戦しに、昔は行っていました。
そのハーフタイムの時に、よく監督や父兄の方々が熱中症予防にスポーツドリンクを当たり前のように渡して飲ませていましたね。
当時は僕も、真夏のサッカー大会では熱中症予防のためには必要なことだよなあと思っていました。
確かに汗をかくと、体内の水分と一緒に塩分も失われます。
水分と塩分の両方が過度に減少すると、いわゆる脱水症状になってしまいます。
ですから、汗をかく季節の水分補給は、意識して塩分の補給もしなくてはなりませんね。
脱水症状が進むと熱中症になり、体温調節ができなくなって高熱状態になります。
また、汗と一緒にカルシウムやマグネシウムなども体外に排出されてしまいます。
こうした点に注目して開発されたのがスポーツドリンクです。
スポーツドリンクには、ナトリウム(塩分)やカリウム、マグネシウムが含まれています。
さらに、体液の組成成分に近い電解質の状態になっているので、飲むと素早く体に吸収されるのがメリットです。
水分に加えて塩分やミネラルもさっと体に補給できるという点においては、スポーツドリンクは熱中症対策としては有効な飲み物であるといえるのかもしれないです。
でも、歯にとってはスポーツドリンクは良いことばかりではないですね。
500ミリリットル中に20~30グラムも入っているのでは、ほとんどジュースと変わらないものと言って良いと思います。
多発性の虫歯ができる子は、ほぼ間違いなく甘い物をしょっちゅう口にしている傾向があると思います。
上記のブログにあるように、学生の部活動や大会であれば水かお茶でも十分水分補給はできると思います。
今後は歯のことも考えて、スポーツドリンクの過度な摂取は気をつけていただきたいと思いますね。