2018/05/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯周治療を受けている友人が歯科医院で、「歯茎がキレイになってきましたね、タバコを止めましたか?」と言われたそうです。
治療開始してから、言われたとおりに口腔ケアを行っていて数ヶ月なかなか褒められることはなかったのに。。。
心当たりは仕事が忙しくなり、タバコの本数が減っただけなんだけど。。。
「タバコを吸う本数で歯茎が変わるなんて知らなかった。」と話していましたよ。
いきなりタバコを止めるのが難しい方は一本ずつ減らすところからやってみませんか?
そして、いつも同じ歯科医院で同じ歯科衛生士に診てもらうことで変化が解りやすいです。
節煙から、近い将来に禁煙をしていただき、定期健診に通ってキレイな歯、そして歯茎を保ちましょうね。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
タバコに含まれる有害物質は、口の粘膜や歯茎から吸収され、血液中の白血球の機能を低下させることで免疫機能が低下します。
そのため免疫力が下がり、歯周病菌と戦う力が弱くなり歯周病にかかりやすく、かつ進行しやすい状態になってしまいます。
また、タバコの煙が血管を収縮して血行を悪くする影響はハグキにも。歯周病になっても出血や腫れが起こりにくく、気がつかないうちに悪化してしまいがちなのです。
それ以外にも、タールが歯に付着するのでプラーク(歯垢)や歯石がつきやすい、唾液が減ってお口が乾燥し歯が再石灰化しにくいなど、歯周病の原因となる要素がたくさんあります。
「タバコのせいで歯周病になって、最悪の場合は歯がなくなってしまうかも」と思うと、少しは禁煙が頭をよぎる…のではありませんか?
そういう僕も、最近まではタバコを吸っていました。
本来はそんなに偉そうなことは言えないのですが、患者さんにタバコが及ぼす歯周病のリスクについて説明する立場上、タバコを止めることを決意しました。
まだ4ヶ月ですが、今は全然タバコを吸いたい気持ちは全くないので大丈夫だと思います。
わずかな禁煙期間でも、歯周組織は数週間で本来備わっていた免疫応答を回復するようになり、さらに歯医者さんで適切な治療を行えば、1年後にはハグキは本来の健康な状態への回復が可能という調査結果があります。
皆さんも、自分の健康や歯茎のためにも禁煙を頑張りましょうね。