2018/05/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
前歯の被せ物は、保険診療内で白くできる。。。と、皆さんも周知のことと思います。
ただ、白くはできるものの材質的にはプラスチックのようなものなので、長年の使用で傷もつきやすく、変色が見られてきます。
また、透明感が得られず天然歯と比べると浮いた感じで見えることも。。。
せっかく入れたのに、前歯の変色が気になって笑えない、写真に写りたくない、他人が私のはばかり見ている気がする等など。
ストレスに感じる方がいるのも事実です。
人によって何に重きを置くのかは違ってきますが、今一度、歯に関しても考えてみたらいかがでしょうか?
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
当院では、前歯や、奥歯についても被せ物をやる上では、保険内のもので良いのか自由診療でやった方が良いのかを聞くようにしています。
最近では、保険診療内でも小臼歯部にCAD/CAM冠というものが保険適応になりましたので、そのことについてもお伝えしています。
ただ、全ての歯にこれが認められているわけではないため、適応でないケースもたくさんありますし、このCAD/CAM冠も単色なので複雑な歯の色を再現するのは、無理がありますね。。。
どうしても審美的に歯の色に近くて、形態的にもキレイなものを求めるならば、自由診療で行うオールセラミック冠やジルコニア冠の方が透明感も長く続いて、キレイで長持ちすると思います。
またジルコニア冠などは人工ダイヤモンドと言われるくらい、強度が強いですよ。
たまに、保険の被せ物を入れてから考えたいと言う方もいます。
でも、これはあまりお勧めできませんね。
セットした以上、それを外すにはまた、その被せ物を削るしかないわけですから。
そうなると、その被せ物が入っていた歯には被せ物を削ることによって、大きな衝撃がありますからね。。。
その衝撃のせいでその歯が失活(歯の神経が死んでしまうこと)してしまうことが、ないとも言い切れないですからね。
しかしながら、金額的には高額ですし、患者さんがどこまで求めるかにもよることがあるので、そのメリット、デメリットを考えてもらった上で型を取り、製作させていただけたらと思います。
もちろん被せ物ですから、その土台となっている歯の状態や歯茎の状態によっても高額な被せ物を入れるのにはリスクがありすぎるケースもあるでしょうから、ご興味がある方は、かかりつけの歯医者さんに相談されるのが良いと思います。