2018/05/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
初期虫歯(ホワイトスポット)をご存じですか?
歯のミネラル分が溶け出し、光沢を失い、歯が濁り始めたような状態を言います。
ホワイトスポットには2種類あり、1つはエナメル質形成不全により元々白濁しているもの、もう1つは先ほどお話しした初期虫歯です。
この初期虫歯は歯にミネラル分を戻してあげることによって、透明感のある健康な状態の歯に戻すことが可能になってきます。
そのため虫歯予防効果のある歯磨き剤を使用して歯磨きをしてくださいね。
そして口をゆすぐのは1回ほどにしてもらうと、歯磨き剤に含まれているフッ素などの歯に良い成分がお口の中に長くとどまり、より虫歯になりにくくなるので是非、試してみて下さい。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
初期虫歯であれば、再石灰化によって修復することができるとされています。
実際に、当院でも初期虫歯によるホワイトスポットの状態では、治療をせずにブラッシング指導と定期健診で確認していくことがほとんどであります。
まずは丁寧に歯垢を落とすことに加えて、その再石灰化を促進する「フッ素ケア」がとても大切だと思います。
大切なのはフッ素のチカラだといえます。
フッ素は、虫歯予防に関する様々な働きをしてくれます。
フッ素配合ハミガキ剤を継続的に使用して、虫歯を予防することが大切です。
フッ素は酸の産生を抑制し、歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。
フッ素は再石灰化の促進し、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。
フッ素は歯質を強化し、歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。
特に乳歯や生えたての歯はエナメル質が軟らかいので、フッ素配合のハミガキ剤を使い、歯質強化に努めましょう。
また、当院では近年発売された歯磨き剤でフッ素が1450ppm(欧米では以前から、この濃度が一般的でした。)含有のものも取り扱っております。
このような歯磨き剤を使って適切なブラッシング方法を身につけていただいて、虫歯の予防と初期虫歯の治療に励みましょうね。