2018/05/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
気がつかないうちに進行している歯周病。
自分では歯周病と思っていない方が多いです。
ですが、成人の約80%は程度の差こそあれ、歯周病と言われています。
皆さんは、歯周病がどんな病気かご存じですか?
歯茎からの出血や、ものが挟まりやすくなったなど、感じたことはありませんか?
心当たりがある方は注意が必要です。
歯周病になってしまうと、治すことは難しいです。
進行しないようにすることが、大切です。
進行しないようにするには、毎日の歯磨き、ホームケアが大切です。
いつも同じ磨き方でいると、磨けていないところがあったりします。
是非、歯科医院で定期的に健診をしてもらい、歯磨きの点検をしましょう。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
上記ブログにも書いてありますが、日本人の成人の8割は歯周病に罹患しているそうです。
決して珍しい病気ではないのですね。
この病気の特徴は基本的に痛みがなく緩慢に進行します。
初期症状としては歯茎からの出血であったり、歯肉の腫れ等です。
そしてしばらく放置していると、歯茎が下がってしまい歯が揺れる等のことが起こります。
そのような状態で、体調が悪くなったり、疲れが溜まったりして歯茎が歯周病の急性症状により痛みを伴ったりします。
こうなってからの治療となると、抜歯も視野に入れなければなりません。。。
今や、歯を抜かなければならない状況としては虫歯よりも歯周病で抜歯をすることが多い時代です。
まして、1本だけの歯周病というのはちょっと考えにくく、他の部位にも恐らく蔓延しているかと思います。
そうなると、ドミノ倒し的に他の歯も抜歯をしなければならない状況というのが出る可能性があります。
それを根本的に食い止める特効薬はなく、あくまで進行を抑えるような処置が一般的です。
それを食い止めるためには日常の歯磨きが第一ですし、そして定期的に歯科医院で確認していただき、歯ブラシでは取れないような所の汚れ、つまりは歯周ポケット内の洗浄や歯石取り、クリーニングを行ってもらうのが本当に大切です。
当院では、患者さんに3ヶ月に1回の定期健診をお薦めしています(歯周病の状況が良くない人は1月に1回の方もいます。)。
きちんとこれを行うことによって、ほとんどの方は抜歯を避けることが可能です。
失った歯は取り戻すことは出来ませんが、それ以上、歯をなくさないようにすることは可能なことが多いです。
できるだけ、歯を残すように一緒に努力していきましょう。