2018/06/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院で6月4日から1週間行った口腔衛生週間のクイズイベントにたくさんの方が参加して下さいました。
ありがとうございました。
その問題の中で、間違いが多かったのが「歯磨き後は歯磨き粉の味がしなくなるまでしっかりとぶくぶくうがいをすると良い」という問題に対してですが、正解は「×」です。
なぜ、そのような回答になるかお解りでしょうか。。。。
なぜなら、最近の歯磨き粉には「フッ素」がほとんど含まれています。
「フッ素」には歯垢(プラーク)の細菌の活動を抑える力、溶けたエナメル質の修復、歯質を強化するなどの虫歯予防効果があります。
でも、歯磨き後に何回もうがいをすると、歯磨き粉に含まれているフッ素が流れてしまい、効果が薄れてしまいます。
そのため、歯磨き後のうがいは少量の水で1回だけすすぐようにして、フッ素の成分を長くお口に留めてあげるようにしましょうね。
(りんご歯科医院 歯科助手 Y.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
普段自宅で使用する歯みがき粉をフッ素入りのものに変えるのは、虫歯予防には効果的です(ほとんどの歯磨き粉には入っていると思いますが。)。
購入時に、製品の成分表に「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」と記載のある歯磨き粉を選ぶとフッ素は確実に入っています。
また、フッ素の働きをより生かすためには、歯みがき粉を若干多めに使用し、すすぎは軽くすませるのがポイントです。
使いやすく働きもいいジェルタイプなどもあります。
フッ素配合ジェルを歯みがき時に歯に塗布することで、虫歯予防の働きが期待できます。
ジェル状なので、フッ素が歯の表面にとどまりやすいためです。
お子さんの場合は、仕上げ磨きの際にお父さんやお母さんが適量を塗布してあげるとよいと思います。
寝る前に、手軽なフッ素洗口液もおすすめです。
とはいえ、子どものマウスウォッシュ使用は危険だと言われることもあるもあるため、成分や商品選びは慎重にしましょう。
アルコール等の強い薬用成分を配合したものを使用することさえ避ければ、フッ素入りマウスウォッシュは虫歯予防を期待できるのでお勧めです。