2018/06/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では、最近、歯ぎしりや喰いしばり用のマウスピース(ナイトガード)を作る方が多くなっています。
患者さんの中には、こういったマウスピースがあることを知っている方も多く、皆さんが関心を持たれているのだなと感じる日々です。
夜間就寝中の歯ぎしり・喰いしばりは、自覚されていない人がほとんどでありますが、歯や粘膜に現れる状態を説明すると納得される方は多いです。
その歯ぎしりや、喰いしばりで起こりうる症状として挙げられるのが、
1.歯の咬み合わせの面から茶色い歯質が見えている
2.詰め物がよく取れる
3.歯に亀裂が入る
4.肩こり、偏頭痛
5.歯と歯茎の境目の歯質が多数歯に渡り、えぐれている(そのために歯がしみる)
6.顎関節症など。。。
お心当たりのある方は、是非、ご相談を。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯ぎしりは歯や顎に強い力がかかり、体にも悪影響を与える場合があります。
歯がすり減って虫歯のような痛みが生じたり、歯を支える骨が痩せて歯周病が悪化したり、歯そのものを割ってしまい、治療が必要なケースもあります。
どのような場合に治療が必要なのかと言うと、舌で触れると歯がすり減っていると感じられる方や頬の筋肉がだるいと自覚する方、しょっちゅう詰め物や被せ物が外れる方、知覚過敏症で歯がしみるという方は要注意です。
また、歯ぎしりが肩こりや頭痛の原因になることがあり、こうした症状がある人も受診を考えた方がいいと言えます。
治療法としては、マウスピース(ナイトガード)といわれる医療器具を使います。
型を取らせていただき模型を起こして、患者さんの歯並びに合わせて作り、寝る時に着けるとプラスチック製の器具が歯のすり減りを防いでくれます。
また、歯ぎしりが原因で、頬の筋肉がだるい場合は、人差し指などで優しく揉むマッサージが有効です。
温かいと筋肉もほぐれやすいので、お風呂の中でマッサージするのもお薦めです。
歯ぎしりと言うと、ギリギリと音が出ることを想像してしまいますが、音がしないタイプの「喰いしばり」もあります。
歯ぎしりは、単に周りの人がうるさいというだけでなく、本人の体にも大きな負担が掛かっています。
マウスピース(ナイトガード)治療には保険診療が適用されるので、まずは歯科医院でご相談ください。