2018/06/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
「親知らずが腫れて痛いから、すぐ抜いてほしい。」というお電話を度々、いただくことがあります。
しかし、当院では患者さんの身体の安全のため、初診日当日の抜歯は行っておりません。
初診では、問診、口腔内の診査、レントゲン撮影などを行い、今後の治療の流れを説明させていただきます。
痛みや腫れなど、炎症がある場合には痛み止めや抗生剤を処方させていただきます。
抜歯をより安全に行うため、十分な時間を確保し、腫れや炎症がなくなった状態で治療を進めさせていただきたいため、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
(りんご歯科医院 歯科助手 Y.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
当院では、初診時の抜歯は基本的に行っておりません。
抜歯というと軽く考える人もいますが、これは出血を伴う外科的処置ですよね。
その患者さんの事がよく解らないうちに抜歯をすることは、乱暴な治療と思えますし、何よりも急性症状を落ち着かせてからでないと、麻酔も効きにくいですし、無理して抜歯したところでその後の痛みは、凄いものがあったりします。
大抵そのような状況の場合は、全身状態も良くなかったりすることが多いので、感染のリスクも高まりますからね。
抗生剤を飲めばいいとか、鎮痛剤を飲めばいいという問題ではないのですね。
まずは、急性炎症の状態から慢性炎症の状態に持って行き、そこから抜歯操作をしていくのが鉄則だと思います。
その方が患者さんにとってもリスクは少なく、優しい治療だと思うのですね。
まずは、話を聞かせて下さい。
そしてお薬を飲んで、不規則な生活であるならそれを改めて、体調が悪いようなら安静に務めましょう。
そして、体の抵抗力をしっかり高めてから抜歯に望むようにすることが大切なのですね。
上記の理由から、初診当日の抜歯は当院では行いません。
その辺りは、ご理解を何卒よろしくお願いいたします。