2018/07/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
夜間寝ている間などで、自分の知らないうちに歯ぎしり、喰いしばりをしている方は多いです。
そういう方のお口の中を見てみると、ほっぺたの内側に圧痕といって歯型の跡があったり、歯の噛み合わせの部分が削れていたり、顎が痛かったりと何らかの症状が現れてきます。
この状態を放置してしまうと、歯に負担がかかり大切な歯を失ってしまう原因となってしまいます。
歯ぎしりや喰いしばりを根本的に直すことは難しいといわれていますが、夜間にマウスピースをはめてもらうだけで歯ぎしりや、喰いしばりなどで歯にかかる負担を減らすことができ、歯をすり減らすこともなくなるので、少しでも長くご自分の歯を健康的に使っていただけると思います。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
就寝時の歯ぎしりは歯や顎に強い力がかかり、体にも悪影響を与える場合があります。
歯がすり減って歯がしみたり、歯を支える骨が痩せて歯周病が悪化したり、歯そのものを割ってしまい治療が必要なケースもあります。
どのような場合に治療が必要なのかと言うと、舌で触れると歯がすり減っていると感じられる方や頬の筋肉がだるいと自覚する方、しょっちゅう詰め物や被せ物が外れる方、知覚過敏症で歯がしみるという方は要注意です。
また、歯ぎしりが肩こりや頭痛の原因になることがあり、こうした症状がある人も受診を考えた方がいいと言えます。
治療法としては、マウスピース(ナイトガード)といわれる医療器具を使います。
型を取らせていただき模型を起こして、患者さんの歯並びに合わせて作り、寝る時に着けるとプラスチック製の器具が歯のすり減りを防いでくれます。
また、歯ぎしりが原因で、頬の筋肉がだるい場合は、人差し指などで優しく揉むマッサージが有効です。
温かいと筋肉もほぐれやすいので、お風呂の中でマッサージするのもお薦めです。
歯ぎしりと言うと、ギリギリと音が出ることを想像してしまいますが、音がしないタイプの「喰いしばり」もあります。
歯ぎしりは、単に周りの人がうるさいというだけでなく、本人の体にも大きな負担が掛かっています。
マウスピース(ナイトガード)治療には保険診療が適用されるので、まずは歯科医院でご相談ください。