2018/07/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
突然ですが、問題です。
「世界で一番かかる人が多い病気はなんだか知っていますか?」
答えは「歯周病」です。
世界で一番患者が多い病気としてギネスブックに載っています。
日本では成人の80%がかかっていると言われています。
また歯周病は歯を失う原因のナンバーワンですが、それを意識している人は少ないようです。
歯周病や虫歯を予防するために、当院では3ヶ月に1回の定期健診をお薦めしています。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯茎から出血があったり、歯がグラつく、口臭があるなどが歯周病の症状です。
しかし、どのくらい歯周病が進行しているか把握している人は少ないです。
初期症状は気づきにくく、わかっていても軽く考えてしまい、自覚症状が出て歯科を受診した時には、かなり進行しているケースを多く見かけます。また、全身の健康に与える影響も大きいことがわかってきました。
歯周病などの口腔内疾患が全身に及ぼす影響は、誤嚥性肺炎、糖尿病、心内膜炎、動脈疾患、早産・低体重児出産などです。
一般的には、歯周病を含む生活習慣病は慢性疾患であり、健康寿命を縮める最大の原因と言われています。
歯周病を初めとする歯科疾患は、適切な予防により進行を抑え、病状を改善することが可能です。最も良い予防方法は、まず、かかりつけの歯科医院を受診してみることです。
そこで、精密な検査と専門家による予防処置を受け、セルフケアの方法を学び、日常生活のアドバイスを受けることにより、あなたのお口の健康度は飛躍的に高まります。
歯周病tと聞くと、歯石取りというイメージですが、それは正解ではありません。
歯石の表面についたバイオフィルム内に生息する細菌が口腔炎症を生み出しているのですね。
治療の際は、まずは歯肉縁上歯石を除去し表面についたバイオフィルムを取りのぞきます。
スケーリング後は殺菌水を使って口腔内を洗浄するのが効果的です。
歯周病菌は口腔内を移動し炎症を引き起こすため、できるだけ短期間で治療を受けることが大切です。
完全な根本治療は難しく、コントロールが必要な慢性疾患ですから、症状が落ち着いたとしても日常の適切なブラッシングと歯科医院での定期的な健診とクリーニングは絶対必要です。
患者さんにとってホームケアとしての効果が高く、バイオフィルムに働きかけるPOICウオーター(POIC研究会発行 当院でも取り扱っております。)も併用していただくと、ブラッシングにも効果が出ます。
日本では歯周病予防への意識が低いのが現状ですが、将来歯を失わないためにも定期検診で予防に努めることをお勧めいたします。