災害時の口腔ケアについて。

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災害時の口腔ケアについて。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 今、日本のどこかで地震や豪雨など、各地でいろんな災害が起きています。

ご自宅では災害準備などをしているかと思いますが、このようなことはいつどこで、あるのかわかりえません。

是非、災害用パックの鞄の中に歯ブラシを入れておいて下さい。

非常時に、避難をされ身の回りのものを持って行かれたとしても、歯ブラシを持って行かない人は多いそうです。

歯の汚れは1日、2日と経つことで歯ブラシでは落とせなくなる汚れになってきます。

そんな状態が続くことで、歯周病や虫歯が進行してしまい、いつしか歯が痛くなったり、歯茎からの出血があったりします。

いつでも歯を磨けるように、あらかじめ予備の歯ブラシを備えておくことをお薦めいたします。
 
            (りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)

 上記ブログについての院長の追加コメント

 今年の夏も西日本集中豪雨により大きな災害が、出てしまいましたね。

被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。

 このような被災地では、十分に生活用の水が行き渡らないケースが多く、歯や口の清掃がおろそかになりがちだそうです。

口の中が汚れたままでは、虫歯や口臭などの他、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。

被災地では、不安や慣れない避難生活で緊張状態が続くため唾液が出にくくなります。

また、水不足などで歯磨きも難しくなると、口の中の衛生状態が悪くなります。

特に高齢者は、口の中が汚れた状態だと免疫力が低下してきます。

そのままにしておくと、誤嚥性肺炎や感染症にかかりやすくなるので注意しましょう。

口の中を清潔に保つには、歯磨きとうがい、保湿が肝心です。

研磨剤を含む歯磨き剤は口に残ると乾燥しやすくなります。

すすぎうがいが十分できない状況では使わず、歯ブラシを水にぬらして磨きましょう。

水をほんの少し口に含むようにすると、少ない水でも効果的にすすげます。

歯ブラシがない場合は、タオルやティッシュペーパーなどで歯の表面をふき、歯垢を取り除きます。

口臭や粘つきが気になる場合は、うがい薬を薄めてぶくぶくうがいをします。

入れ歯に関しては、1日1回は外して、ぬれたティッシュペーパーで汚れをふき取りましょう。

支援物資として届くパンや菓子、ジュースなどは糖分が多く、そのままにしていると虫歯の原因にもなります。

頻繁に口にするのではなく時間を決めて食べる、食べたらうがいをするといった習慣づけも大切です。

口の中を清潔にしたら、マスクをして保湿を図りましょう。