2018/08/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
甘いものは美味しいですね。
でも、特に飴やキャラメルなど、甘いものをダラダラと食べてしまうと虫歯の菌が活性化され、虫歯の進行を早めてしまいます。
甘いものを食べたいときは、、、
砂糖の代わりに、キシリトールを使っているものがお薦めです。
キシリトールも甘味料ですが、プラーク(歯垢)中のミュータンス菌を減少させ、虫歯の原因となる酸を作らせない働きがあります。
良い食生活をして、ずっと丈夫な歯を目指しましょう。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 C.K)
上記ブログについての院長の追加コメント
最近では、飴やガムなどにもキシリトールが配合されているものが多く見られますね。
このキシリトールは、虫歯予防に有効なのはよく知られていますね。
そのキシリトールのメカニズムについて、簡単に紹介します。
1.口腔内細菌に対して発酵しない
砂糖を摂取した時、口腔内のpHレベルは急速に低下します。そのため、歯のエナメル質の脱灰が生じます。キシリトールは口腔内細菌によって全く発酵されませんので酸は生成されずpH値も変化しないです。
2.虫歯菌の成長を抑制
キシリトールはプラークとその中の虫歯菌を減少させることがキシリトールガムでの研究などで実証されています。このような効果が実証されている甘味料はキシリトールのみです。
3.歯質再石灰化の促進
キシリトールは唾液の分泌を刺激し、それによって口腔内のカルシウムレベルが増大
し健康な歯の脱灰防止と再石灰化効果を促進することにより、虫歯の発生を防止する
ことがWHOの研究などで実証されています。
4.口腔内細菌が順応できない
非う蝕性の甘味料も継続的に摂取し続けると、口腔内の細菌が順応して砂糖と同様に
発酵され、酸を生成することが知られています。でも、このキリシトールだけは他の甘味料と異なり、継続的に摂取しても全く口腔内細菌は順応しないことが、研究で実証されています。
もし、甘い物が好きでよく食べていると思われる方は、このキシリトール配合のものを考えていただけたら良いかと思います。