2018/09/12
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
夏の猛暑が過ぎ、涼しくなってくるとなぜか出てくる歯の痛み。
特に奥歯の痛みは上下のどちらが痛いのか区別がつきにくいことが多いようです。
これは上の奥歯は顔面の知覚・運動を司る脳神経、三叉神経の2番目の枝、下の奥歯は3番目の枝で伝えられています。
このように同じ神経から伝達される信号を脳神経自体が正確に判別できず、どの歯が痛い火というのは判断が難しいのです。
こういった場合は、歯科医院でレントゲンやその他の診査をしてもらう事をお薦めいたします。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
一口に歯の痛みといっても、それは口全体にひろがり、どの歯が痛いかは患者さん自身でも、解らなくなることがあります。
前歯ならどの歯が痛いのかあまり間違えることなく言い当てても、奥歯に行くほど正解率は低くなります。
歯を刺激して、どの歯を触れたかを回答する実験を行ったところ、第二大臼歯(前から7本目の歯)では、その手前の第一大臼歯と勘違いする人のほうが正解者より多くなるという報告もあります。
場合によっては、上下の歯痛の区別さえできなくなります。
下の奥歯に虫歯があって痛みの原因となっていても、上の奥歯が痛いと錯覚を起こすことや、またその逆も珍しくありません。
上記に記されているように、上の歯の痛みは顔面の知覚、運動を司る脳神経である三叉神経の2番目の枝、下の歯の痛みは三叉神経の3番目の枝によってそれぞれ伝えられます。
同じ神経から伝達される信号を脳自身が正確に判別できなくなっているからなのです。
そのために、私たちがどの歯が痛いか言い当てるのは難しいのです。
そのようなことから、トラブルを起こしている歯を的確に診断するためには、上下の歯を同時に見ることのできる口全体のレントゲン写真を撮ったりする必要があるのです。