2018/10/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯医者さんに行ったことがある人なら必ずやったことがある歯石取り。
「歯石取りってなぜ必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
歯石とは最近の塊であるプラークが上手く歯ブラシなどで取り除くことができず、何日もかけて石のように硬くなってしまったものです。
歯石の表面はざらつき凸凹としているため、プラークが付着・増殖しやすく、それが虫歯や歯周病、口臭が発生する原因となります。
プラークは歯磨きなどのセルフケアで落とすことができますが、歯石になってしまうと自分では落とせません。
歯石のできやすさは、個人差がありますが毎日きちんと歯磨きをしていても歯石は付いてきます。
歯石は歯科医院での専用器具でしか落とすことができませんが、お口の健康を守るためには定期的なクリーニングがとても大切です。
(りんご歯科医院 歯科助手 Y.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
適正な歯磨きなどをして、歯垢の段階で除去していれば歯石は付かないとされています。
しかし、歯の磨き残しや部分的にどうしても歯石が取れない部分などに歯石が付いてしまいます。歯石は様々な歯と歯茎の病気を誘発します。
歯石の表面のザラツキに、さらに歯垢がたまり虫歯を誘発します。
さらに、虫歯は歯に見える部分に出来る歯石も次第に歯茎の裏(歯と歯茎の間)に範囲を広げていきます。
歯石は歯垢中の細菌の排泄物中のリン酸と唾液中のカルシウムと化学結合しリン酸カルシウムとなり堅く石灰化したものです。
たった2日で、磨き残しのプラークが硬い歯石になります。
この歯石はハブラシでは取り除くことができないため、ほうっておくとどんどん増え続け、歯周ポケットに細菌がすみついて歯周病を招いてしまいます。
また、歯石の沈着や歯周病にかかると、口臭の原因にもなるため定期的にクリーニングをし、歯石除去をすることが大切です。
これが付着して1年程であれば白い色で簡単にとれますが長年付着していると歯肉溝からの出血する血液と混じり黒く堅い歯石になります。
歯石は完全に除去しても、また付着してしまいます。
日々のブラッシングはもちろんですが、なるべく半年に一度、歯科医院で歯石除去することも歯の健康のために必要です。