2018/11/22
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯を磨いて出血があったことはありますか?
成人の約8割が、歯周病と言われています。
出血は歯周病の始まりかもしれません。
歯茎が腫れたや、歯が動くからと、歯科医院へ受診される方が多いですが、この時には悪化しないようにするには・・・。といった説明になります。
まずは、悪くならないように話をしますが、ここから治すのは大変です。
出血での受診でしたら症状にもよりますが、これ以上悪くしないためには・・・。といった説明になります。
症状にもよりますが、これ以上悪くならないように、日々のホームケアと歯科医院での定期健診は欠かさないことをお勧めいたします。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯周病のために、歯茎から出血をする人は本当に多いです。
恐らく、その場合は歯周病が疑われます。
歯周病にかかりやすくなるのには、4つの因子が知られています。
微生物因子(歯周病菌)
プラークの中の歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)の存在
環境因子
・喫煙、プラークの付着量、ストレス、口腔清掃教育の達成率、嗜好品、食生活など
またプラークの溜まりやすい、歯に合っていない被せ物があることなども含まれます。
さらに口呼吸、すなわち口で呼吸をする習慣のある人も、口の中の粘膜や歯ぐきが乾燥しやすくなり、炎症を起こしやすいのでこれに含まれますね。
宿主因子
・年齢、人種、歯数、糖尿病、歯肉滲出液中の物質、白血球機能、遺伝など
よく歯を磨かなくてもむし歯や歯周病にかかりにくい人がいます。
その理由には、生まれつきの私達が持つ体の抵抗力があります。
例えば、体を守る防衛軍である白血球などの力、すなわち体の免疫機能の違いもあります。
咬合因子(環境因子に含む場合もあり)
悪いかみ合わせ(外傷性咬合)、例えば歯ぎしり(ブラキシズム)や歯の食いしばりなど、歯に強い負担がかかる状態が挙げられます。
このように、歯周病を引き起こしやすい状態の要因が重複することで、歯周病発症の危険性が高まります。
特に、歯みがきを怠る口の中の清掃不良に加え喫煙などの生活習慣、過度のストレス、体調不良による宿主(体)の抵抗力の低下などが加わるととても危険です。
規則正しい生活習慣は、歯周病を寄せ付けないためにも大切な事です。
体調の変化によっても、免疫力を下げてしまうことがありますからね。
そうなると、歯周病に罹りやすくもなります。
また、遺伝的にも歯周病にかかりやすい方もいますので、自分の体についての情報を知る事も大切です。
今、自分は、どのような状態なのか歯科医院で検査していただき、歯科医師や歯科衛生士から必要な処置や指導をしていただくことが大切です。
歯周病は、一度、罹患してしまうとなかなか完治は難しいものです。
もし、なってしまったらそれ以上悪くならないように、ケアをしていくことが非常に大切です。
一緒に頑張りましょう。