2018/12/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
年末になると、なぜか今までメンテナンス(定期健診)の案内を出しても、全く音沙汰のない人が「メンテナンスの葉書が来たのでお願いします。」と、いつメンテナンスの案内を出したかと確認すると、1年ほど前だったりすることが多くあります。
それだとメンテナンスとは言えませんよね。。。
当院では、基本的に3ヶ月に1回のメンテナンスをお勧めしています。
これには理由があって、3ヶ月以上、放置された歯石は硬くなってしまい、1回の歯石取りとクリーニングではなかなか困難なのですね。
特に歯肉縁下(歯周ポケット内)に入り込んだ歯石は、なかなか取ることができません。
そうなる前に、定期健診とクリーニングは受けていただきたく思います。
それを取らないと、病原菌を放置していることとなり、そこからまた歯周病や虫歯の菌が繁殖してしまいますよ。
3ヶ月に1回のクリーニングであれば、ほぼそのようなことはなく1回で終了することは可能かと思いますよ。
できるだけ、この3ヶ月に1回の定期健診とプロフェッショナル・クリーニングを受けていただいて、虫歯予防と歯周病予防に励んでいきましょう。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 K.S)
上記ブログについての院長の追加コメント
今の時代では、歯を失う原因の第一位は歯周病です。
その次は虫歯です。
これは、あくまで細菌の感染症であるわけで、一度、虫歯や歯周病にかかった人はそれを再発しやすいリスクを負っているわけです。
でも、しっかりと定期健診を受けて予防に励めば、再発はかなり防げるものでもあります。
多くの人はセルフで歯を磨いて、磨けている気でいますが、残念ながらそれはありえないと思います。
なぜなら、歯科医師や歯科衛生士でこの道のプロが自分で歯磨きをしても磨けていない部分をゼロにすることはできませんからね。。。
それを、一般の人がやっても無理はあるのです。
そのために定期健診とプロフェッショナル・クリーニングはあるのですね。
医科では定期健診を受ける様になると、人は普段から健康に注意するようになると伝えます。
健康維持を意識していると自分の体調が少しでも悪くなれば、そのことに気づける様になり、早期に病院に行くようになります。
これは、早期発見、早期治療の第1歩となります。
また、定期的に健診を受けることにより、自分では気づかないことでも、血液検査、レントゲン、CTなどの検査により異常が見つかることがあります。
それがもし、重篤な疾患であれば早期に治療が出来るでしょうし、その他の病気でも早く対処することが出来、患者さんにとってあまり負担にならず治療を進めることが出来るのです。
この考えは医科のみならず、歯科においても最も重要です。
歯周病等の慢性疾患にかかっているならば、数か月おきに検査などを行い、病状を診査し、それに合わせて投薬を調整し、症状の安定、改善を行います。
悪くなっていれば、担当歯科医師はなぜ悪くなったのかを考え、患者さんに生活状況の変化、食生活の状況を問診し、そこに原因が有れば直すように指導をするものです。
このように定期的にチェックすることが病状の安定、改善の為に非常に重要なのですね。
歯科の定期健診というと軽く考えて、通わなくなる人も多いですが、それだと歯周病の進行は止められませんし、虫歯のリスクも高くなります。
是非、定期健診にはしっかり通い、プロフェッショナルケアを受けるようにしましょう。