2019/05/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯を失った患者さんから、よく「歳だからしょうがない。」という言葉を耳にします。
8020運動という言葉をご存知でしょうか?
8020運動とはその名の通り、80歳で20本の歯を残しましょう、というものです。
歯を失う要因の多くを占める「虫歯」「歯周病」は、ご自身のケア、すなわちブラッシングと定期的なクリーニングによって予防できるものです。
歯科医院は歯が悪くなってから行くものだと考える方はまだ多いです。
是非、歯科医院にて歯科衛生士と一緒に予防について考えてみませんか?
(りんご歯科医院 歯科衛生士 R.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
近年は、歯を抜かなければならない状況としては虫歯よりも歯周病で抜歯をすることが多い時代となっています。
歯周病の方は、1本の歯だけ歯周病というのはちょっと考えにくく、他の部位にも恐らく蔓延しているのが現実です。
放置していると、ドミノ倒し的に他の歯も抜歯をしなければならない状況というのが出る可能性があります。
それを根本的に食い止める特効薬はなく、あくまで進行を抑えるような処置が一般的です。
それを予防するためには日常の歯磨きが第一です。
それこそ、徹底的に歯垢を取るための心構えが必要だと思います。
でも、そのためのやり方を間違えると、意味のないものにもなってしまいます。
できるだけ、定期的に歯科医院で歯磨きの仕方の確認をしていただき、歯ブラシでは取れないような所の汚れ、つまりは歯周ポケット内の洗浄や歯石取り、クリーニングを行ってもらうのが本当に大切です。
当院では、患者さんに3ヶ月に1回の定期健診をお薦めしています(歯周病の状況が良くない人は1月に1回の方もいます。)。
きちんとこれを行うことによって、ほとんどの歯周病は進行を防ぐことが可能です。
失った歯は取り戻すことは出来ませんが、それ以上、歯をなくさないようにすることは可能なことが多いです。
できるだけ、歯を残すように一緒に努力していきましょう。