2019/05/20
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
みなさんは、「バイオフィルム」という言葉をご存知ですか?
バイオフィルムとは、お口の中の細菌などが集まって、歯の表面に形成された膜です。
食べカスではなく、細菌の塊で虫歯や歯周病の原因となります。
よく排水溝などにヌルヌルした汚れが付きますが、あの感じです。
時間が経つとバイオフィルムは形成されてしまいます。
歯科医院でプロによるクリーニングを受けることで、歯磨きだけで落としきれない汚れもキレイにすることが出来ます。
定期的なクリーニングをお勧めいたします。
(りんご歯科医院 歯科助手 R.I)
上記ブログについての院長の追加コメント
バイオフィルムは、歯周病菌や虫歯菌などの微生物やその代謝物の集合体です。
バイオフィルムの構造が洗濯機の排水溝やシンクの三角コーナーなどで見られるヌルヌルと同じ構造であることが、研究によって分かってきました。
つまり、このヌルヌルを指す言葉として登場してきたのが「バイオフィルム」です。
以降、バイオフィルムという言葉がさまざまな領域で扱われるようになり、ここから一部の歯科関係者がプラークをバイオフィルムと呼び始めたことで広がっていきました。
そういった経緯もあり、ドクターが歯垢をプラークと呼び、若いスタッフはバイオフィルムと呼ぶ傾向があるように思います。
「バイオフィルムとプラークは実は同じものです。」
従って、これを取り除くには、患者さんご自身による正しいブラッシングによる歯磨きが欠かせませんね。
しかし、患者さんご自身ではどうしても取り除けない部位もでてきてしまいます。
そのような部位は、歯科医院で定期健診の際に専用の器具で除去してもらうことをお薦めします。