2019/06/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
いつも何気なく使っている歯磨き剤も、自分の口腔内に合ったものを使用する、しないでは、日々のケアが変わってきます。
まずは、虫歯予防や歯周病予防、ホワイトニングなどで悩んでいることを知ることも大切です。
当院では、歯磨き剤の種類をいくつか揃えて、ご提示できるかと思います。
お気軽にご相談くださいね。
(りんご歯科医院 歯科助手 R.I)
上記ブログについての院長の追加コメント
フッ素の虫歯予防における効果は一般的によく知られています。
今、多くの歯磨剤でフッ素が含有されていますのでここではフッ素含有の歯磨剤について書かせていただきますね。
歯は、口腔内の細菌などにさらされたりすることで、カルシウムやリンなどが溶け出してしまいます。
放っておけば虫歯菌に侵されて虫歯になったりしてしまうわけですね。
歯からカルシウムやリンが溶け出す機序は、口の中に残った食物残渣を虫歯菌が食べて代謝する事で老廃物として酸を出します。
それが歯に付着することでCaやリンが溶け出し、「脱灰」する事になります。
フッ素は、その溶け出したカルシウムやリンを歯に再び吸収する作用「再石灰化」を促進して、健康な歯へと導いてくれる役割を果たすものです。
つまり、再石灰化とは歯を守るための非常に大切なメカニズムで、この「脱灰」と「再石灰化」の均衡が壊れると、虫歯になりやすくなってしまいます。
「脱灰」の作用が強くなれば歯は溶けてしまうわけですね。。。
そこで、積極的にフッ素を用いて再石灰化を促進する事によって歯の表面が強化され、脱灰しにくくなることがわかっています。
それだけフッ素が促進する再石灰化のパワーは絶大なのですね。
またフッ素は、表面を酸に溶けにくい状態に修復してくれ、虫歯菌から歯を守ってくれます。
歯の表面が酸などで溶けてしまうと、虫歯菌などの細菌が侵食しやすくなります。
しかし、フッ素でガードして強い歯を作ることで、細菌に負けないように守ってくれるのです。
そのため、虫歯予防にはフッ素含有の歯磨剤を使用することをお薦めいたします。
その他に、歯周病に良いと思われる歯磨剤や、知覚過敏に良い歯磨剤は薬効成分が微妙に違います。
興味のある方は、歯科衛生士に聞いていただけたら幸いです。