2020/11/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
日本の死因上位である肺炎。
その原因菌として取り上げられているのが歯周病菌であり、歯周病と誤嚥性肺炎は密接に関連しています。
そもそも誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
肺や気管は、咳をすることで異物が入らないように守ることができますが、高齢になるとこれらの機能が衰えるため食べ物などと一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際にむせたりすると細菌が気管から肺の中へ入ることがあります。
その結果、免疫力の衰えた高齢者では誤嚥性肺炎を発症してしまうのです。
特に脳血管障害のある高齢者に多くみられ、70歳以上の肺炎の約80%が誤嚥性肺炎といわれています。
誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われており、これらの予防には歯周病のコントロールが必須になります。
お口の中の健康を守ることで全身の健康を守ることにも繋がるのです。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
ある介護施設の調査で、口腔内が清潔になることで誤嚥性肺炎は確実に減ることが示唆されています。
お口の健康を保つことは全身の健康に繋がるわけですね。
そのためにも、お口のケアは欠かさずに行っていきましょうね。