2021/11/19
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
痛いときは、麻酔が効きづらいことを知っていますか?
腫れてるから、痛いからと今日治療をしてほしいという方がいらっしゃいますが、実は炎症しているときは麻酔が効きづらいので、あまり治療をお勧めしません。
そのため急患の方で痛みや腫れがある方にはお薬をお渡しして、次回炎症が落ち着いたところで治療を行うことが多いです。
また、痛みが落ち着いたからと治療にいらっしゃらない方がたまにいますが、痛み、腫れが落ちついた時だからこそ治療を行わなければまた同じことの繰り返しになってしまいます。
なかなか歯医者に来るのは勇気がいることだと思いますが、ここは腰を据えて治療を一緒に頑張っていきましょう!
(りんご歯科医院 歯科衛生士 H.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
親知らずや虫歯が痛いなどの理由で「すぐ抜歯してください」と言われる人を何度も見ることがあります。
しかしながら、それはできないのですね。
というのは、痛みを抱えた患部は熱や腫れが伴うことで、組織のpHの関係上、麻酔薬が効きにくい状況になるのですね。
そのため、強い痛みがある歯を処置するのは、薬などを服用してもらって、ある程度慢性化した状態にしてからやらないとどれだけの麻酔量が必要になるか解りませんし、そこまで大量に麻酔薬を使うことは決して体に良くなく壊すことになりかねないのですね。
いずれにしても急性症状が強い場合の処置は、投薬が中心になると思います。