2022/02/26
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
「下の前歯の裏側に歯石がついています」歯科医院で言われたことがある方は多いのではないでしょうか?
そもそも歯石とは、プラーク(歯垢)が唾液中のカルシウムによって石灰化したもので、プラーク沈着後約2日間で石灰化が始まり、2週間後には石灰化が完了し歯石になります。
なぜ下の前歯の裏側には、歯石が付きやすいのでしょうか。
それは、歯ブラシが当てにくい場所であるためプラークが残りやすく歯石になりやすいこと、舌の下に唾液腺があり最も石灰化しやすく歯石になりやすい場所だからという理由が挙げられます。
そのほか、上の奥歯の頬側も唾液腺がある関係で歯石が付きやすいです。
歯磨きをする際の参考にしてみてくださいね。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
唾液腺の開口部付近は歯石が着きやすいです。
唾液にはカルシウムやリンが含まれており、プラークを石灰化する作用があります。
そのため、下顎前歯部の裏側は汚れが残りやすいのと共に、歯石になりやすいのですね。
注意して磨いてもなかなか完全除去は難しいので、定期的に歯科医院で取ってもらうことをお勧めします。