2024/06/08
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
口の中の健康状態は、全身の健康と密接に関連していて、特に歯周病菌は全身の健康に多くの影響を与えます。
高齢者の3大死亡原因のひとつである肺炎の大半は、口の中の細菌が原因となっています。
それを誤嚥性肺炎といい、歯周病菌などの細菌が唾液とともに肺に流れ込んで生じる肺炎です。
高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関連しています。
また、糖尿病と歯周病は相互関係にあります。
糖尿病で血糖コントロールがよくないと、感染に対する抵抗力が低下し、口腔内細菌が増殖しやすいことから、感染症のひとつである歯周病が悪化しやすくなります。
また、歯肉の炎症反応によって生じたさまざまな物質や歯周病菌による毒素が毛細血管から血液中に入り込み、インスリン分泌機能を低下させていると考えられています。
このほかにも、狭心症・脳梗塞、認知症など多くの疾患と関連しています。
歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることが可能です。
日々の歯磨き・口腔ケアを見直し全身の健康につなげましょう。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 R.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
口腔ケアが歯周病を防ぎ、それが誤嚥性肺炎を効果的に防ぐことはかなり知られていますね。
介護の業界でもそのことが重要視されています。
もし、要介護者でオーラルフレイルの心配のある方がお家にいるようならば、ご相談いただけたらと思いますよ。
当院は訪問診療もやっておりますので、ご相談ください。