2024/06/09
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
みなさんは「バイオフィルム」という言葉を聞いたことはありますか?
実は私たちにとって身近な存在です。
バイオフィルムとは、細菌が集まり膜状になったものです。
お風呂の排水溝やキッチンの三角コーナーにつくあのヌルヌルも、そのひとつです。
そしてあの不快なヌルヌルは、お口の中にも発生してしまいます。
お口のバイオフィルムは、もともとはみなさんもご存じの歯垢です。
歯垢は単なる食べかすではなく細菌の塊で、1mgあたり1億個もの細菌が存在しています。
この歯垢を放っておくと、細菌が強固な膜を作り出し、ヌルヌルのバイオフィルムになってしまうのです。
バイオフィルム放置は、バイオフィルムを歯みがきで取り除くことは難しく取り切れないまま放置してしまうと、その内側で細菌がどんどん増殖します。
そうするとむし歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
バイオフィルムを取り除く方法は、歯科医院でクリーニングを受けることです。
歯科医院でのクリーニングでは、歯石の除去だけでなくこうしたバイオフィルムもしっかり取り除くことができます。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.T)
上記ブログについての院長の追加コメント
口の中にあるプラークとはいわばこのバイオフィルムです。
最近ではプラークの同義語として使われるようになりました。
それは上記の特徴があるからですね。
このバイオフィルムは薬品とかでは落とすことはできないとされています。
除去するには器械的にこするしかないですね。
そのためにブラッシングはもちろんですが、歯科医院でしっかりクリーニングしてもらいましょうね。