神経がない歯の色は、変わっていませんか?

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神経がない歯の色は、変わっていませんか?


新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

歯の神経の処置を終えて、詰め物で修復を終えることも日常の臨床ではよくあります。

でも、一つよく問題になるのが歯の神経を取った後は時間を経て色が変わってくるのですね。。。

その歯が、特に前歯だったりするとかなり気になります。

メンテナンスの際に、その旨を聞くために「この歯は色が余りようないように見えますが、気になりませんか?」と尋ねると「結構気になります。」という返答を聞きます。

先生から、その歯の説明を聞くと大方、歯の神経が死んでいる、もしくは神経を取られている歯だったりします。

当院でその歯のお悩みを解決するとしたら、ブリーチング(漂白)かセラミック冠を被せる処置になりますね。

この二つはどちらも保険診療ではできないものです。

ブリーチングとは、歯の見えないところに穴を少し開けて、薬剤(漂白剤)を置いておきます。

それを週1回交換し、だいたい4,5回すると色が天然歯の色と同じようになっていきます。

満足する色に戻ったら、あけた穴をプラスチック製剤で埋めて終わりです。

この方法は割と安価ですが、時間がかかります。

そして後戻りがあるため、2,3年するとまた同じようになってしまうということも見たことがあります。

 

セラミック冠を使用する場合は、歯を削って形を整え被せるという方法です。

これは、回数もそれほどかからないですね。

保険診療では使用できないセラミックを使用すれば後戻りの心配もほとんどないですからね。

でも、デメリットしては金額が高いです。

 

患者さんの考え方もあり、どの方法が一番いいとかは言えませんがそれぞれのメリット・デメリットを鑑みていただいて、よく話し合ってから決められたらいいなと思います。

 

(りんご歯科医院 歯科助手 K.S)

 

上記ブログについての院長の追加コメント

歯の神経が無くなったもの、いわゆる失活歯は生活史と比べて色が経時的に変わっていくことがよく知られています。

その対処法として、上記の方法がよく使われるかと思いますね。

もし、歯の神経の処置後や、歯をぶつけた後で歯の色が変わっていることがあるのならば、ご相談いただけたらと思います。