2024/07/26
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
高齢化に伴い増加している病気の1つに骨粗鬆症があげられます。
因みに骨粗鬆症とは、骨の代謝バランスが崩れてしまい、新しい骨をつくるよりも壊してしまう状態が上回ることによって、骨全体がスカスカでもろくなってしまう病気のことを言います。
大体の場合は、内服薬や注射薬での治療がされていますが、この薬が歯科治療と非常に関係しています。
骨粗鬆症の治療を受けている方に、とても低い確率ではありますが「顎骨壊死」(顎の骨が失くなってしまう病気)を発症することがあるのです。
これにより歯科では骨から歯を抜く「抜歯治療」を行わないようにとされてきました。
やむを得ず抜歯治療が必要な場合でも、リスクを減らすために内服薬の場合は2~3ヶ月・注射薬の場合は半年の休薬後に抜歯することになります。
簡単に休薬と言っても、休んでいる間に骨粗鬆症の悪化による骨折等のリスクは高まってしまいます。
骨粗鬆症の治療を受けている方や、これから薬を使う予定のある方は、歯科医にも必ずお知らせ下さい。
薬を始める前であれば休薬することなく抜歯することが可能になります。
お口の健康を健やかに保つために、定期健診はとても大切になります。
少しでも気になることがあればお気軽にご相談下さい。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 R.K)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯を抜くような観血的処置の際に、骨粗鬆症のお薬は問題になったりしますので、もし服用されているのならば、その旨を歯科治療中には必ず報告してください。
何卒、よろしくお願いいたします。