2018/05/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
普段からきちんと歯磨きをしていても、虫歯になった経験はありませんか?
虫歯になったのは、どうしてでしょうか?
それは同じように歯ブラシを当てているつもりでも、磨きにくいところ、歯ブラシが当たりにくいところがあるからです。
歯の並びの関係や奥歯が磨きにくい、利き手側や裏側などの苦手なところはあると思います。
まずは鏡を見てみましょう。
どこに磨き残しがあるのか意識して磨くと良いと思いますよ。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 C.K)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯磨きの大切さはみなさんは、もう知ってますよね。
歯ブラシの構造上、奥歯はさすり、前歯は上下にスライドしろとよく言われています。
そして裏の歯は、ブラシの柄を縦にしてこするように取るようにとも言われます。
このようなやり方をしっかりしていても、虫歯になることはあります。
例えば甘いものを食べ過ぎて、2~3時間放置しておくことですね。
その後で磨いてもあまり効果はないです。
それよりも放置の前にうがいをして、後で歯磨きに備えるべきです。
なので歯磨きの仕方だけを学んでも、虫歯になる可能性はたくさんあります。
磨き切れていない面は、絶対にあると思いますから。。。
他にも朝だけしか歯磨きをしない人は、夜のうちに虫歯菌が増殖します。
歯周病になる可能性もあります。
なので、なぜ歯磨きのやり方をしっかりと守らなければいけないのか、そしてその効果について、自分自身で考えてみなくてはなりません。
それが大切なことなのです。
効果のある歯磨きの仕方は、まずはゆすぎ、そして歯ブラシにあまり水をつけずに、歯磨きを少なめに塗りブラッシング。
その後もう一度、仕上げブラッシングして終了です。
歯磨き粉には軽い研磨剤が入っていますが、その濃度が重要なのです。
低濃度の研磨剤ならば、それほど歯を痛めることはないでしょうね。
ちょうど水分のない状態で、少なく歯磨き粉を使えば、泡立たず長時間歯磨きができます。
少なすぎても問題ですが、ちょうどよい量を守ってやることです。
他には1回目の歯磨き粉を塗った歯磨きより、2回目のすすぎ磨きの時のほうをより入念にというやり方もあります。
1度汚れを落としてから、その歯の隙間を見つつ入念に磨くというやり方です。
上記ブログのように、鏡を見ると磨き残しが解りやすいですね。
それからブラッシングのやり方を指導してもらうのが良いですね。
歯科衛生士などの専門家の意見も大切にしてもらえたらと思います。
2018/05/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
女子高校生のお口の気になるランキングって知っていますか?
1.歯の色
2.歯並び
3.口臭
4.歯の汚れ
5.虫歯、舌の汚れ
だそうです。
この順位を見ると、「コミュニケーション」、「人にどう思われるか?」といった項目が上位にきています。
逆に歯周病や歯肉に関する項目はランクインしていません。
しかし歯科疾患の実態調査による15~19歳の年代では、虫歯のない人が減少して歯周ポケットが4ミリ以上の割合も増えるという現象が起きます(ちなみに正常値は3ミリ以下です。)。
これは高校生になると、時間の使い方が比較的自由になり、おやつを買って食べたり、外食の機会も増えてヘルスケアが上手くいかなくなる傾向もあるようですね。。。
この年代に対するお口のケアの動機付けも私たちの頑張りどころなのでしょうね。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
上記ブログについての院長の追加コメント
歯周炎(歯肉、歯槽骨、歯根膜、セメント質に及ぶ炎症)という言葉は聞いたことがあると思いますが、お年寄りがなる病気だというイメージはありませんか?
確かに成人になってから起きる事が多いですが、ないわけではないです。
若い世代にも起こりえますね。。。
歯周病は、歯肉炎と歯周炎に分けられます。
歯肉炎とは歯の周囲の歯ぐきが炎症を起こして、赤く腫れたり、出血しやすい状態を指します。
これは10~20代の若者にもみられ、歯周病の初期段階です。
この段階でキチンとした歯磨きやケアを徹底し、プラークコントロールを行えば、歯肉炎は改善します。
歯周炎とは歯みがきやケアをせずに歯肉炎を放置しておくと状態が悪化し、歯を支えている歯槽骨が溶けていきます。す
ると、歯と歯ぐきの間の溝が深くなっていき、そこに細菌が入り込み更に骨を破壊していきます。
最終的には、歯がグラグラになり、血や膿が出たり、強い口臭を発することに・・・。
これは主に30代以上の方に多く見られますが、近年では若者にもこの症状がみられることが増えてきました。
しかも若者の歯周病は進行が早いです!
歯周病の症状は悲惨なものです。
酷い口臭が発生し、歯茎の変色や歯並びにまで影響を及ぼします。
さらには痛みが出て噛むことができなくなり、ご飯を食べることもままなりません。
歯周病の恐ろしいのは、悪くなってからではほとんど治すことができないところです。
でも、歯周病は初期段階では症状が特にありません。
そのため、虫歯に比べて関心の低い人が多く、歯医者に定期的に通わない人が深刻な歯周病にかかっていた、ということも多々あります。
歯周病の対策方法としては、深刻な歯周病になる前に、歯周病の恐ろしさを理解してキチンと対策することが必要です。
虫歯になったことがなく歯科医院に行くことがない人でも、定期的に歯医者さんに通ってケアすることをお勧めします。
また、日々できる対策としては、「朝、夜の徹底したデンタルフロスと歯磨き」です。
歯と歯の根元は歯周病が最も進行しやすい場所なので、デンタルフロスや歯間ブラシも活用するとなお良いと思います。
上記ブログの女子高校生のランキングに、歯肉や歯周組織にあまり関心がないのはちょっと意外でした。
是非、若いうちから歯肉炎や歯周炎予防を意識して、歯磨きに励んでいただきたいと思います。
2018/05/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
皆様は、歯を磨いた後、デンタルフロスはお使いでしょうか?
残念ながら、どんなに歯ブラシでブラッシングを一生懸命頑張ってもプラークを完全に落としきることが出来ません(やく6割と言われています。)。
キレイに磨くことができたと思っていても、フロスを通してみるとプラークがフロスについてきます。
先日、患者さんにフロスの使い方をお話しさせていただいたところ、「お口の中がサッパリする。」、「汚れがまだ、残っていたのね。」と言っていました。
歯と歯の間は磨き残しが多く、ここから虫歯になってしまう方も多いです。
フロスにもいくつかタイプがございます。
使い方が解らないという方、お気軽にご相談下さい。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 R.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
日常のデンタルケアの基本は歯ブラシを使った歯磨きです。
でも、ブラッシングだけよりも、デンタルフロスを併せて使った方が虫歯が予防できます。
今では定番のデンタルケアとして患者さんに勧めていますよ。
デンタルフロスは歯と歯の間など、歯ブラシの毛先が届かない歯間部にも届き、歯磨きでは歯垢除去率がおよそ6割なのに対し、8割程度にアップするといった試算もあるようです。
また、デンタルフロスを使うと、初期の虫歯や歯周病などの早期発見につながります。
その理由は、歯ブラシでは気づくことができない、以下のような症状に気づくことができるからです。
以下の項目に当てはまるものがあれば、虫歯などの初期段階である可能性が高いです。
もし気になる点があれば、歯医者さんに相談しがてら、歯科健診などを受けるといいでしょう。
・歯の表面が凸凹していて引っかかる。
・歯同士が重なる箇所以外の毎回同じ部分でフロスが引っかかる。
・出し入れの時に糸がひっかかって切れてしまう。
このようなことで、もし当てはまる点があれば、一度歯医者さんに診てもらうようにしてください。
初期の虫歯であれば治療も軽く済み、通院期間も短くて済みます。
虫歯は磨きにくい部位からできてきます。
このデンタルフロスの使用は、歯磨きの際に毎回使ってもらう事が理想ではありますが、せめて一日一回は、デンタルフロスを併用して歯磨きをしましょうね。
この汚れを完全に除去することは、口臭予防にも大切なことです。
当たり前のことですが、いつも同じ部位にモノが引っかかっていて、そのままにしていたら、当然臭いも出ますからね。
より口腔衛生を向上させるためにも、頑張りましょうね。
もし、使用法がよく解らなかったりする場合は、是非ご相談下さい。
2018/05/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
舌を磨くことは、意外と知られていない気がいたします。
舌の表面には汚れが付きやすく舌苔という白い汚れには、たくさんの細菌がいます。
舌苔は口臭の原因にもなるので、気を付けましょう。
お掃除は舌ブラシを使って、舌の奥から手前にかきだすように動かすと良いです。
この際に強く当てすぎないように注意しましょうね。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 C.K)
上記ブログについての院長の追加コメント
口腔内には多数の細菌が存在しています。
細菌も生物である以上、排泄物やガスを発生します。
そのガスは硫黄ガスであるため、それが口臭となっている可能性があります。
その原因となる細菌は歯のみならず、頬粘膜や歯肉、舌にもいるのですね。
確かに、その細菌を叩くために口の中を清潔に保つことが口臭対策の基本ですが、間違ったケアを続けると逆に口臭を悪化させることもあります。
当院に来られたある中年女性の患者さんは、舌がヒリヒリしても舌を歯ブラシで毎日磨き続けていました。
その方は、舌の表面についている白いコケのようなものが口臭の原因と、ある歯科医療関係者から教わったそうです。
「全部取らなきゃいけない。」という強迫観念にかられて、一生懸命磨いていたようです。
そのように頑張りすぎてしまったのが原因で、この女性の舌は赤く腫れあがり、表面にヒビが入っていました。
明らかに炎症を起こしている状態です。
恐らくブラッシングの際の強い圧力と頻回にやりすぎたため舌を傷つけてしまい、そこに炎症をおこしたために硫化水素ガスが発生し口臭の原因になっていると思われました。
私は、「確かに、舌をある程度お掃除することは口臭予防に必要なのですが、健康な舌とはピンク色の基板に全体がうっすらと白色になっている状態で、磨きすぎたことで舌が痛んでしまったら本末転倒です。傷が膿んでしまい、そこからガスが発生するため口臭の原因となりますよ。」とその患者さんに説明しました。
舌を磨く際には、なでるように優しく、奥から手前、内から外にかき出すようにブラシを動かすことを勧めました。そして毛先の柔らかい舌用ブラシとうがい薬の併用を勧めました。
この女性は今までの癖でブラッシングの圧力がなかなか取れず、理解してもらうのに大変でしたが1月後には良い状態となりましたよ。
皆さんも、舌の清掃をするのは非常に良いことでありますが、やり過ぎには注意をして下さいね。
2018/05/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯ブラシでも汚れを落とすことはできますが、形が複雑な入れ歯には義歯(入れ歯)ブラシがお勧めです。
義歯ブラシのメリットは
1.柄が太くて持ちやすいため、どんな人でも磨ける。
2.ブラシ部分が大きいため、短時間で汚れを落とせます。
その他にも義歯ブラシは植毛部分が2カ所あり、大きいブラシの部分は毛の硬さが普通なので、入れ歯のピンク色の部分や歯の部分など全体を傷つけることなく磨くことに適しており、小さい植毛部分はブラシが硬く、金属部分などの硬い部分を磨くことに適しています。
気になる方は、ご相談下さい。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
入れ歯は人工の歯なので、虫歯や歯周病にはなりません。
それでも、きれいに見えても細菌は付着しています。
いわゆるプラークや歯石は付いてきます。
汚れたままにしておけば、口臭の元となったり、黒ずんできたりしますから、長持ちさせるためには、正しいお手入れは必要です。
汚れを付着したまま、入れ歯を使用しているとカンジダ菌などの細菌により、粘膜が荒れ義歯性口内炎などを発症することがあります。
義歯性口内炎になると、粘膜が真っ赤になって腫れあがります。
痛みはそれほどないようですが、ぴりぴりした違和感が続きます。
入れ歯を清潔に保てば、そうなることはありませんから。
通常の歯磨きのように毎食後に洗うことが理想的ですが、せめて寝る前に1日一度は丁寧に洗いましょうね。
毎日のお手入れは、できるだけ入れ歯専用ブラシを使って水で洗い流します。
就寝するときは、洗った後に水の中に入れて保管します。
清潔に保つために、水は毎日取り替えてください。
そして、せめて3日に一度は入れ歯専用の洗浄剤の溶液につけてお手入れしましょう。
洗浄剤で汚れを浮かし、その後、ブラシでこすって、流水で洗浄剤と汚れを洗い流します。
熱湯や漂白剤につけるのは変色や変形のもとになりますので止めましょう。
また、乾燥も変形のもとになるので、必ず水の中に入れて保管しましょうね。
そしてよく聞かれることですが、歯磨き粉を使って入れ歯を磨くのも止めましょうね。
その理由は、ほとんどの歯磨き粉には研磨剤が入っています。
その研磨剤により、天然歯よりも硬度が弱い人工歯は削れてしまいますから。
以上の点に注意して、入れ歯を清潔に保って快適な生活を送りましょう。
もし、残存歯があるならば、残存歯の歯磨きもお忘れなくお願いいたします。