2018/06/01
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
よく質問される事のなかに、「治療して2~3年したら、色が変わった。」と言われる方がいます。
1度虫歯になった歯の削ったところは、自分の歯と同じように治ったわけではありません。
削ったところは詰め物をしたり、被せ物をしています。
その詰め物や被せ物は人工物です。
人工物ですので、詰め物は劣化していきます(被せ物もですが。。。)。
何年かすると色は変わりますし、外れるという事はありえます(咬合の問題もありますし。。。)。
ご自分の歯でも、毎日使っているものです。
どこかが劣化していきます。
同じように進行していますが、進行状態は人工物とご自分の歯は違います。
詰め物や被せ物をした方は、特に定期健診を重要視していただき、その詰め物や被せ物の劣化の進行状態をチェックして、何かあれば早めの対応を図ることが必要と思われます。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
上記ブログについての院長の追加コメント
虫歯などの治療として、歯に詰め物をするというのはごく一般的な治療方法です。
変色の原因となるのは、治療に使用する素材です。
一般的で、保険が利く虫歯治療として使用される材料は、銀(正確には銀を含む合金)や、白い色のコンポジットレジン(僕達はCRとよく言います。)という樹脂です。
コンポジットレジンは、ふだんはペースト状だったり、粘土状の柔らかい材料です。
専用の光を当てると硬化するという性質を持っています。
このような性質を利用し、奥歯の虫歯の部分を削ったあとや歯の隙間などに詰めて形を整えることで、治療費も安く、歯の色に似せることが出来るので見た目も良いというメリットがあります。
このため、保険診療ではコンポジットレジンがよく利用されています。
コンポジットレジンはプラスチックのような樹脂ですから、天然歯ほどの強度や耐久力はありません。
このため、噛む力が強く大きな負担がかかる奥歯や、広い面積に対しては基本的には使用できないという限界があります。
そういう場合、保険診療では銀歯が使われることになります。
コンポジットレジンは、数種類の色からその方の天然の歯に一番近い色を選んで詰めていきます。
このため、口のなかで銀歯ほど目立つことはないです。
しかし、特に上の前歯のように目立つ前歯などに使った場合は、天然歯の部分とコンポジットレジンで詰めた部分の色の差が気になる場合があります。
また、コンポジットレジンというのは樹脂が主成分であるため、時間が経つと変色してしまうという問題があります。
早ければ2~3年で黄色っぽく変色し、天然歯との色の違いが目立つようになります。
また、天然の歯と詰め物のさかい目の部分に色の濃いスジのようなものが入ってしまい、違和感が強調されてしまうようなケースもみられます。
また硬い素材ではないので、詰める場所によっては、摩耗してすり減ってくる場合もあります。
詰めたコンポジットレジンが変色したり、劣化した場合は、古いコンポジットレジンを削り取って、再度詰め直しをすることがあります。
ただし、上記でお話したように、コンポジットレジンの性質上、数年後に再び劣化をしてしまうのは避けられないところです。
そのようなメリット・デメリットは知っておいた方が良いでしょう。。。
それを鑑みて詰め物にするか、被せ物にするかを決めることもありますからね。
でも、侵襲の少ない虫歯治療には一般的である材料と言えます。
2018/05/31
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院で人気のPOIC(ポィック)ウオーターを継続使用されている方の中には、「毎日使わないと気持ち悪い。」、「他の洗口液では物足りなくなってしまった。」等のお声もいただいております。
ただ「使い方ってこれであってる?」、「こういう時はどうしたら良いの?」等、不安に思うこともあるかと思います。
決して安いモノではないので、効果を最大限に生かしてもらうためにも不安な点や疑問点は遠慮なくお聞き下さい。
(りんご歯科医院 歯科助手 Y.H)
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皆さんも日常の歯磨きで、磨きにくい部位は皆さんありますよね。
僕も、正直ありますね。
でも、その部位を歯ブラシ一本で、全て磨くことはできないということを知っているので、補助用具を使うようにしていますよ。
それはデンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシといわれるものですね。
1日1回はやってますね。
これを併用することによって、かなり磨けるかと思います。
でも、それでも磨けない部位は存在します。
例えば、深い歯周ポケット内などは、ブラシの毛先が届きようがないですからね。
そのような人には、洗口液でモグモグうがいをすることも勧めています。
その洗口液というのが、当院で導入しているPOICウオーターというものです。
これはタンパク分解型除菌水と言われるもので、その除菌力はすごいです。
高純粋塩と精製水で特別な機械で電気分解され、次亜塩素酸イオン水でph値が9.0に設定されています。
これを口腔内に入れることにより、次亜塩素酸イオンから中和して次亜塩素酸に変わり、殺菌水となるのですね。
次亜塩素酸というと薬品のイメージを持つ人が多いですが、このPOICウオーターは薬品配合はされず副作用もありません。
そもそも次亜塩素酸は血液中の好中球に含まれる成分です。
これが細菌と戦うために必要な成分なのですね。
僕は、このPOICウオーターの除菌力に感動しました。
そのため、僕はPOIC研究会発行のホームケアアドバイザーの資格を取得しました。
このPOICウオーターを使用するようになって、明らかに歯周病に悩む人には効いていますし、歯間部分から虫歯をしょっちゅう作ってくる方にも確実に効果を感じています。
プールの水でうがいしているような味と臭いがするのが、少々難点ですが、これも口の中の細菌に反応することによって、臭いを強く感じるので、継続使用していくうちに口の中がきれいになるためほとんど感じなくなりますよ。
本当に良いものなので、さらに薦めていって患者さんの口の健康を守るために予防に励んでもらえたらと思っています。
※当院では、このPOICウオーターを扱っております。もし、ご希望であれば院長、スタッフから説明を聞いていただき、治療の一環として使用していただくための同意書にサインをいただいて有料でお渡しすることが可能です。
2018/05/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
普段からきちんと歯磨きをしていても、虫歯になった経験はありませんか?
虫歯になったのは、どうしてでしょうか?
それは同じように歯ブラシを当てているつもりでも、磨きにくいところ、歯ブラシが当たりにくいところがあるからです。
歯の並びの関係や奥歯が磨きにくい、利き手側や裏側などの苦手なところはあると思います。
まずは鏡を見てみましょう。
どこに磨き残しがあるのか意識して磨くと良いと思いますよ。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 C.K)
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歯磨きの大切さはみなさんは、もう知ってますよね。
歯ブラシの構造上、奥歯はさすり、前歯は上下にスライドしろとよく言われています。
そして裏の歯は、ブラシの柄を縦にしてこするように取るようにとも言われます。
このようなやり方をしっかりしていても、虫歯になることはあります。
例えば甘いものを食べ過ぎて、2~3時間放置しておくことですね。
その後で磨いてもあまり効果はないです。
それよりも放置の前にうがいをして、後で歯磨きに備えるべきです。
なので歯磨きの仕方だけを学んでも、虫歯になる可能性はたくさんあります。
磨き切れていない面は、絶対にあると思いますから。。。
他にも朝だけしか歯磨きをしない人は、夜のうちに虫歯菌が増殖します。
歯周病になる可能性もあります。
なので、なぜ歯磨きのやり方をしっかりと守らなければいけないのか、そしてその効果について、自分自身で考えてみなくてはなりません。
それが大切なことなのです。
効果のある歯磨きの仕方は、まずはゆすぎ、そして歯ブラシにあまり水をつけずに、歯磨きを少なめに塗りブラッシング。
その後もう一度、仕上げブラッシングして終了です。
歯磨き粉には軽い研磨剤が入っていますが、その濃度が重要なのです。
低濃度の研磨剤ならば、それほど歯を痛めることはないでしょうね。
ちょうど水分のない状態で、少なく歯磨き粉を使えば、泡立たず長時間歯磨きができます。
少なすぎても問題ですが、ちょうどよい量を守ってやることです。
他には1回目の歯磨き粉を塗った歯磨きより、2回目のすすぎ磨きの時のほうをより入念にというやり方もあります。
1度汚れを落としてから、その歯の隙間を見つつ入念に磨くというやり方です。
上記ブログのように、鏡を見ると磨き残しが解りやすいですね。
それからブラッシングのやり方を指導してもらうのが良いですね。
歯科衛生士などの専門家の意見も大切にしてもらえたらと思います。
2018/05/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
皆様は、歯を磨いた後、デンタルフロスはお使いでしょうか?
残念ながら、どんなに歯ブラシでブラッシングを一生懸命頑張ってもプラークを完全に落としきることが出来ません(やく6割と言われています。)。
キレイに磨くことができたと思っていても、フロスを通してみるとプラークがフロスについてきます。
先日、患者さんにフロスの使い方をお話しさせていただいたところ、「お口の中がサッパリする。」、「汚れがまだ、残っていたのね。」と言っていました。
歯と歯の間は磨き残しが多く、ここから虫歯になってしまう方も多いです。
フロスにもいくつかタイプがございます。
使い方が解らないという方、お気軽にご相談下さい。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 R.M)
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日常のデンタルケアの基本は歯ブラシを使った歯磨きです。
でも、ブラッシングだけよりも、デンタルフロスを併せて使った方が虫歯が予防できます。
今では定番のデンタルケアとして患者さんに勧めていますよ。
デンタルフロスは歯と歯の間など、歯ブラシの毛先が届かない歯間部にも届き、歯磨きでは歯垢除去率がおよそ6割なのに対し、8割程度にアップするといった試算もあるようです。
また、デンタルフロスを使うと、初期の虫歯や歯周病などの早期発見につながります。
その理由は、歯ブラシでは気づくことができない、以下のような症状に気づくことができるからです。
以下の項目に当てはまるものがあれば、虫歯などの初期段階である可能性が高いです。
もし気になる点があれば、歯医者さんに相談しがてら、歯科健診などを受けるといいでしょう。
・歯の表面が凸凹していて引っかかる。
・歯同士が重なる箇所以外の毎回同じ部分でフロスが引っかかる。
・出し入れの時に糸がひっかかって切れてしまう。
このようなことで、もし当てはまる点があれば、一度歯医者さんに診てもらうようにしてください。
初期の虫歯であれば治療も軽く済み、通院期間も短くて済みます。
虫歯は磨きにくい部位からできてきます。
このデンタルフロスの使用は、歯磨きの際に毎回使ってもらう事が理想ではありますが、せめて一日一回は、デンタルフロスを併用して歯磨きをしましょうね。
この汚れを完全に除去することは、口臭予防にも大切なことです。
当たり前のことですが、いつも同じ部位にモノが引っかかっていて、そのままにしていたら、当然臭いも出ますからね。
より口腔衛生を向上させるためにも、頑張りましょうね。
もし、使用法がよく解らなかったりする場合は、是非ご相談下さい。
2018/05/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
初期虫歯(ホワイトスポット)をご存じですか?
歯のミネラル分が溶け出し、光沢を失い、歯が濁り始めたような状態を言います。
ホワイトスポットには2種類あり、1つはエナメル質形成不全により元々白濁しているもの、もう1つは先ほどお話しした初期虫歯です。
この初期虫歯は歯にミネラル分を戻してあげることによって、透明感のある健康な状態の歯に戻すことが可能になってきます。
そのため虫歯予防効果のある歯磨き剤を使用して歯磨きをしてくださいね。
そして口をゆすぐのは1回ほどにしてもらうと、歯磨き剤に含まれているフッ素などの歯に良い成分がお口の中に長くとどまり、より虫歯になりにくくなるので是非、試してみて下さい。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.H)
上記ブログについての院長の追加コメント
初期虫歯であれば、再石灰化によって修復することができるとされています。
実際に、当院でも初期虫歯によるホワイトスポットの状態では、治療をせずにブラッシング指導と定期健診で確認していくことがほとんどであります。
まずは丁寧に歯垢を落とすことに加えて、その再石灰化を促進する「フッ素ケア」がとても大切だと思います。
大切なのはフッ素のチカラだといえます。
フッ素は、虫歯予防に関する様々な働きをしてくれます。
フッ素配合ハミガキ剤を継続的に使用して、虫歯を予防することが大切です。
フッ素は酸の産生を抑制し、歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。
フッ素は再石灰化の促進し、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。
フッ素は歯質を強化し、歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。
特に乳歯や生えたての歯はエナメル質が軟らかいので、フッ素配合のハミガキ剤を使い、歯質強化に努めましょう。
また、当院では近年発売された歯磨き剤でフッ素が1450ppm(欧米では以前から、この濃度が一般的でした。)含有のものも取り扱っております。
このような歯磨き剤を使って適切なブラッシング方法を身につけていただいて、虫歯の予防と初期虫歯の治療に励みましょうね。